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【新潟市中央区新潟駅の歯医者でインプラント】インプラント治療後、時間が経ってから生じる痛みについて

インプラント治療を受けた後には、ズキズキとした痛みが出ることがあります。

外科治療を伴うため、こちらはある程度致し方ないと言えます。

しかし、治療後数年経ってから生じる痛みについては、トラブルが発生している可能性が高いため注意が必要です。

今回は、時間が経過してから生じる痛みの主な原因を解説します。

 

〇インプラント周囲炎

 

治療から何年も経っているにもかかわらず、治療箇所周辺で痛みが出だしたという場合、インプラント周囲炎を患っている可能性があります。

インプラントの周囲で発生する、歯周病と同じような症状がインプラント周囲炎です。

具体的には歯茎から出血したり、膿が排出されたりします。

また原因についても歯周病とほぼ同じであり、歯の表面や歯茎付近にプラークが蓄積することで起こります。

インプラント周囲炎を起こさないためには、しっかり歯科クリニックで治療後のメンテナンスを受けなければいけません。

 

〇噛み合わせの変化

 

インプラント治療から数年経過すると、人工歯根を埋め込んだときと比べて噛み合わせが変わってしまうことがあります。

こちらはインプラントを埋入した部分と、その反対側の歯のバランスが変わってしまい、インプラントにかかる負荷が大きくなっている状態を指します。

このような変化は疾患という扱いにはなりませんが、少しずつ噛み心地が変わってしまい、違和感や痛みにつながるケースもあります。

また噛み合わせのバランスが乱れた状態が続くと、インプラントの破損や動揺などにつながることも考えられます。

 

〇隣り合う歯の問題

 

インプラントそのものではなく、その隣り合う歯の周辺で虫歯などが見られると、痛みが強くなることがあります。

インプラントは人工物であるため、それ自体が虫歯になることはありません。

しかしインプラントのブラッシングを怠ると、隣り合う歯にもプラークが溜まってしまい、虫歯を引き起こすことがあります。

インプラントに隣接する歯が痛むと、口内の感覚としてはインプラントを埋入した箇所が痛むように感じるため、勘違いしやすいです。

 

〇この記事のおさらい

 

今回の記事のポイントは以下になります。

・インプラント治療から数年経って痛みが出た場合、インプラント周囲炎を患っている可能性がある

・人工歯根を埋め込んだときと噛み合わせが変化すると、インプラントに負荷がかかって痛みにつながる

・インプラントと隣り合う歯が虫歯になると、インプラントそのものが痛むように感じることがある

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

【新潟市中央区新潟駅の歯医者・小児歯科】シーラントをしたのに虫歯になってしまう原因とは?

小児歯科で行われる代表的な虫歯予防措置の一つに、シーラントが挙げられます。

こちらは奥歯の溝をプラスチックの樹脂で埋め、汚れが入るのを防ぎ、虫歯を予防するという方法です。

しかし、シーラントをしているにもかかわらず、虫歯を発症してしまうというケースがあります。

今回はこちらの原因を中心に解説します。

 

〇シーラントが外れた

 

奥歯の噛み合わせの溝に対し、プラスチックの材料を流し込んで固めるのがシーラントですが、こちらは永久に固定されるわけではありません。

唾液の成分によって材料が溶け出したり、食事の際の刺激によって欠けたり外れたりすることがあります。

またシーラントが外れると、当然虫歯菌が入り込み、虫歯を発症するリスクは高まります。

ちなみに、外れたり欠けたりしたシーラントはもう一度詰め直すことができますが、場合によっては問題が起きていることに気付かないこともあります。

 

〇施術前に十分ブラッシングをしていない

 

歯の溝にフタをするような形で、虫歯菌の侵入を防ぐのがシーラントです。

しかし、施術前の歯に汚れが付着していると、それがシーラントによって閉じ込められてしまいます。

つまり内部にプラークや虫歯菌が残ったままの状態になり、虫歯を引き起こしやすくなるということです。

そのため、シーラントの施術前には、しっかりと自宅でブラッシングをしなければいけません。

ただし歯科クリニックでの施術前には、歯科医師による歯のクリーニングが行われることが多いため、汚れた状態でシーラントが充填されることは考えにくいです。

 

〇シーラントを行った後は定期検診に訪れよう

 

シーラントを行えば絶対虫歯にならないというわけではないため、施術後も定期的に歯科クリニックを受診し、虫歯の有無や磨き残しのチェックをしてもらいましょう。

シーラントをした部分の虫歯は、他の箇所と比べてなかなか気付かないことが多いです。

親御さんも子ども本人も、「シーラントをしたから大丈夫」という気持ちがどこかにあるからです。

虫歯を放置すると大きく穴が開き、侵食部分が広がるため、重症化する前に発見するのが大切です。

 

〇この記事のおさらい

 

今回の記事のポイントは以下になります。

・シーラントが外れると、虫歯菌が入り込んで虫歯を発症しやすくなる

・施術前のブラッシングが不十分だと、シーラントの内部に汚れが閉じ込められてしまう

・シーラントをした後は定期検診に通わなければいけない

・シーラントをした箇所の虫歯は、他の箇所に比べて気付きにくい

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

【新潟市中央区新潟駅の歯医者・予防歯科】タフトブラシのメリットや使い方について

自宅でのセルフケアで用いられる主なアイテムと言えば、やはり歯ブラシと歯磨き粉です。

またこれら以外にも、ブラッシングを補助するアイテムを使用することにより、予防歯科の効果はさらに高まります。

今回は、タフトブラシの概要やメリット、使い方のポイントについて解説します。

 

〇タフトブラシの概要

 

通常の歯ブラシでは、どうしても磨きにくい部分が出てきますが、そのような部分のブラッシングに特化したのがタフトブラシです。

こちらは棒の先に小さな毛束がついていて、毛の形状には山型と平型があります。

山型は歯と歯茎の間を磨くのに適したタイプで、奥歯の溝や裏側にまで十分に毛先が届きます。

また平型は歯周ポケットを磨くのに最適で、多少深くなった歯周ポケットでも、奥までしっかりと磨くことができます。

 

〇タフトブラシを使用するメリット

 

タフトブラシでセルフケアを行うメリットは、なんといっても虫歯や歯周病のリスクを軽減させられることです。

こちらはヘッドが小さいことから、磨き残しが出やすい部分まで徹底的に汚れを除去できるのが理由です。

通常の歯ブラシで磨きにくさを感じる部分は、食べカスやプラークが溜まりやすいです。

溜まった汚れは、うがいをするだけでは落とせません。

またプラークをそのまま放置していると歯石が形成され、こうなるとブラッシングでも除去するのは困難になります。

さらに歯石は虫歯や歯周病を引き起こしたり、悪化させたりするため、前もってタフトブラシで汚れを隅々まで除去することが大切です。

 

〇タフトブラシを使用する際のポイント

 

タフトブラシはペンを持つときのように軽く握り、小さく動かすことを意識しましょう。

大きく動かしてしまうと、ブラシの先端が隙間や裏側にまで届かず、磨き残しが出てしまいます。

またタフトブラシを使用する場合、場所にあわせてブラッシングの方法を変えることも重要です。

例えば歯と歯茎の間は境目を沿うようにして、毛先を左右に動かします。

一方歯と歯の間を磨く際は、隙間に毛先を差し込み、振動させるようなイメージで磨くと汚れが取れやすいです。

 

〇この記事のおさらい

 

今回の記事のポイントは以下になります。

・タフトブラシは、磨きにくい部分のブラッシングに特化したブラシ

・タフトブラシでセルフケアを行えば、虫歯や歯周病のリスクを減らすことができる

・タフトブラシはペンを持つときのように軽く握り、小さく動かすことを意識

・磨く場所にあわせてブラッシングの方法を変えるのもポイント

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

【新潟市中央区新潟駅の歯医者でホワイトニング】ホワイトニング後に食べてはいけない白いものとは?

ホワイトニングを行った後は、色の濃い食べ物や調味料などを口にすることにより、着色のリスクが高まります。

一方、白い食べ物であれば着色の心配はないと考えている方もいるかと思いますが、こちらの認識は正しくありません。

今回は、ホワイトニング後に食べてはいけない白いものについて解説します。

 

〇豆腐

 

豆腐はヘルシーかつ栄養も豊富であるため、普段からよく食べるという方もいるでしょう。

また色も白いため、ホワイトニング後でも問題なく食べられると思われがちですが、実際はそうではありません。

豆腐には、ポリフェノールの一種であるイソフラボンが含まれています。

ポリフェノールは、赤ワインなどにも含まれていて、こちらは着色を引き起こしやすい成分です。

そのため、ホワイトニング直後は豆腐を避けなければいけません。

ちなみに豆腐だけでなく豆乳やおから、納豆など、大豆製品は基本的にすべてNGです。

 

〇バナナ

 

毎朝バナナを食べているという方は多いかと思います。

またバナナも身の部分は白いため、ホワイトニングに悪影響を及ぼすことはなさそうですが、実際は着色リスクを高めます。

こちらは豆腐と同じように、ポリフェノールの一種であるタンニンが含まれているからです。

ちなみに、バナナ以外にもタンニンが含まれているものはあります。

具体的には緑茶や紅茶、コーヒーなどが挙げられ、バナナと同じ果物であるリンゴにも含まれています。

果物については、カットした後に時間が経つと変色する場合、その果物にはタンニンが含まれていると覚えておきましょう。

 

〇ヨーグルト

 

バナナとあわせて朝にヨーグルトを食べる方は多いかと思いますが、こちらもホワイトニング後に食べるものとしては適していません。

なぜなら、ヨーグルトは酸性の食品だからです。

ホワイトニング後は、歯の表面を保護するペリクルという膜が一時的に除去されています。

そのため食べ物の刺激を受けやすく、酸性のものを摂取するとより着色のリスクが高まってしまいます。

ちなみにバナナとヨーグルトを組み合わせて食べると、さらに着色のリスクは高くなるため、注意してください。

 

〇この記事のおさらい

 

今回の記事のポイントは以下になります。

・色が白いからといって、ホワイトニング後に食べても良いとは限らない

・豆腐などの大豆製品は、着色の原因となるイソフラボンが含まれている

・バナナはポリフェノールの一種であるタンニンが含まれている

・ヨーグルトは酸性であり、ホワイトニング後に食べると着色の原因になりやすい

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

【新潟市中央区新潟駅の歯医者で歯周病治療】歯周ポケット搔爬術のメリットや注意点

歯周病の症状が見られる場合、歯科クリニックで歯周基本治療を受けることになります。

軽度~中程度の場合、これらの治療で症状が改善する可能性が高いですが、それでも改善しない場合は歯周外科治療に移行します。

今回は、代表的な歯周外科治療の一つである歯周ポケット搔爬術のメリットや注意点を解説します。

 

〇歯周ポケット搔爬術の概要

 

歯周ポケット搔爬術(そうはじゅつ)は、歯周ポケット内壁に付着しているプラークや歯石を除去する治療です。

対象となるのは、歯周ポケットが4~5mm程度の場合です。

歯周外科治療に該当するものの、基本的にはスケーリングやルートプレーニングなどの歯周基本治療と同様の器具で施術が行われます。

ちなみに歯周ポケット搔爬術でも症状が良くならない場合は、また別の外科治療が適用されることもあります。

 

〇歯周ポケット搔爬術のメリット

 

中程度の歯周病に適用される歯周ポケット搔爬術を受けることで、汚れや感染した組織は除去されます。

つまり、再び歯周病の症状が出るのを防止しやすいということです。

また歯根面と歯茎の再付着を促し、歯周ポケットを減少させる効果も期待できます。

歯周ポケットが小さくなれば、歯周病の進行を食い止め、将来歯を失うリスクを軽減できます。

ちなみに歯周ポケットの深さは2mm以下であれば健康な状態とされていて、3mm以上になると歯周病の初期症状があると考えられます。

さらに歯周ポケットが1~2mm程度の浅い段階にまで改善すれば、自宅でのセルフケアを徹底することにより、歯茎の腫れも引く可能性が高いです。

 

〇歯周ポケット搔爬術の注意点

 

歯周ポケット搔爬術は外科治療であるため、麻酔や切開、縫合などが必要になり、これらは術後の日常生活にも影響を及ぼすことがあります。

例えば術後には一時的な痛みや腫れが生じる可能性がありますし、歯根が食べ物や飲み物に触れやすくなり、知覚過敏を起こすことも考えられます。

完全な回復には、一般的に数週間程度かかります。

また治療後の適切なセルフケアやメンテナンスが行われなかった場合、症状が再発して追加の手術を受けなければいけない可能性もあります。

 

〇この記事のおさらい

 

今回の記事のポイントは以下になります。

・歯周ポケット搔爬術は、歯周ポケット内壁に付着するプラークや歯石を除去する治療

・歯周ポケット搔爬術を受けることで汚れや感染した組織は除去され、歯周病の再発を防止しやすくなる

・歯根面と歯茎の再付着を促し、歯周ポケットを減少させる効果もある

・歯周ポケット搔爬術は外科治療であり、治療後は痛みや食事の制限が出ることがある

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

【新潟市中央区新潟駅の歯医者でセラミック治療】セラミック治療を受けるときに注意すべき歯科クリニックの特徴

セラミック治療は歯の見た目を良くするだけでなく、プラークなどの汚れが付着しにくいため、虫歯の再発も予防できます。

しかし、セラミック治療を受ける際、歯科クリニック選びは慎重に行わなければいけません。

今回は、セラミック治療を受ける際に注意すべき歯科クリニックの特徴を解説します。

 

〇極端に価格が安い

 

自由診療として提供されるセラミック治療は、ある程度費用が高額になります。

そのため、なるべくコストを抑えられる歯科クリニックを探している方も多いかと思いますが、極端に安い場合は注意が必要です。

このような歯科クリニックでは、材料費を削っていたり、セラミックの作製を安い技工所に一任していたりすることがあります。

つまり、セラミックの補綴物の精度が低い可能性があるということです。

また歯科医師の技術が不十分であるかわりに、安い価格で提供されているということも考えられます。

 

〇デメリットやリスクについて説明してくれない

 

見た目の美しさや長持ちのしやすさなど、セラミック治療にはさまざまなメリットがあります。

しかし、メリットばかりでデメリットやリスクの説明がない歯科クリニックは選ぶべきではありません。

このような歯科クリニックは、患者さんに寄り添った説明を行っていないと判断できます。

セラミックは衝撃に弱い陶器素材であり、欠けたり割れたりすることがあります。

また銀歯に比べると歯の切削量が多く、歯がしみたり痛んだりするリスクがあります。

これらの内容を説明しなかったり、曖昧にしか答えなかったりする場合、その歯科クリニックは信用すべきではありません。

 

〇しつこくセラミック治療を勧めてくる

 

歯科クリニックがセラミック治療を勧めてくるケースは、決して少なくありません。

しかし、勧める理由は最終手段である抜歯を可能な限り避けるため、健康な歯を長持ちさせる補綴物をおすすめしたいからです。

当然、患者さんが断ればそれ以上勧められることは通常ありません。

何度断ってもしつこくセラミック治療を勧めてくる場合、目先の利益しか考えていない歯科クリニックだと判断できます。

 

〇この記事のおさらい

 

今回の記事のポイントは以下になります。

・セラミック治療の費用が極端に安い歯科クリニックでは、補綴物の精度が低いことがある

・セラミック治療のデメリットやリスクを十分説明してくれない歯科クリニックは信用できない

・しつこくセラミック治療を勧めてくる歯科クリニックは、目先の利益しか考えていない可能性がある

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

【新潟市中央区新潟駅の歯医者・小児歯科】フッ素は安全な成分なのか?

代表的な小児歯科メニューの一つに、フッ素塗布があります。

こちらは歯にフッ素を塗布することで歯質を強化し、虫歯に強い歯をつくり上げるというものです。

では、このとき使用するフッ素は果たして安全な成分なのでしょうか?

今回はフッ素の安全性に関することを解説します。

 

〇フッ素は安全なのか?

 

小児歯科で用いられるフッ素の安全性は極めて高いです。

そのため、親御さんは安心してフッ素塗布の処置を受けさせることができます。

なぜならフッ素塗布で用いられるのは、正確にはフッ素ではなくフッ化物だからです。

フッ素は、単体の場合極めて酸化作用が高いです。

どれくらいかというと、ガラスやプラスチックといった素材を溶かしてしまうほどです。

このような成分を子どもの歯に塗布すれば、当然害を及ぼすことになります。

しかし、歯科クリニックではフッ化物を用いていて、こちらは単体のフッ素とは全くの別物です。

単体で身体に吸収されることはなく、危険性は一切ありません。

 

〇フッ化物が危険なのは大量に摂取した場合のみ

 

小児歯科のフッ化物は安全性が高い上に、なおかつ大量に摂取しません。

危険性が高まるのは、単体もしくは大量に摂取した場合のみですので、このことからも歯科クリニックでは安全性が保障されています。

またフッ化物は、小児歯科での施術だけでなく、歯磨き粉などのデンタルケアグッズでも用いられています。

こちらも同じように、危険なのは大量に摂取したときだけです。

ちなみに歯磨き粉の場合、子どもが1本丸々飲み切るなどしない限り、フッ素中毒になることはありません。

つまり中毒のリスクは限りなく低いということです。

 

〇フッ素とガンの関係性は?

 

その昔、“水道水フロリデーションをされていた地域では、ガンによって亡くなった方が多い”という報告がされました。

水道水フロリデーションとは、飲料水中に存在するフッ化物の量を適正な濃度に調整し、その飲料水を摂取することで虫歯を予防する方法をいいます。

しかしこちらは海外のデータの解釈が間違っていたものであり、実際フッ素とガンはまったくの無関係であるため、子供の将来を心配する必要はありません。

 

〇この記事のおさらい

 

今回の記事のポイントは以下になります。

・歯科クリニックのフッ素塗布で用いられるはフッ化物であり、危険性は一切ない

・フッ化物が危険なのは大量に摂取した場合のみ

・歯磨き粉の場合、丸々1本飲み込むなどしない限り、フッ素中毒が起こる心配はない

・フッ素でガンのリスクが高まるというのは完全に間違った情報

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

【新潟市中央区新潟駅の歯医者・矯正歯科】正中の不一致とはどのようなものか?

不正咬合は簡単に言うと歯並び、噛み合わせの異常です。

よく知られているものとしては出っ歯や受け口、すきっ歯などが挙げられます。

またその他に正中の不一致というものがあり、こちらは歯列を正面から見たとき、違和感のある状態になっています。

今回は、正中の不一致における概要やリスク、治療法などを解説します。

 

〇正中の不一致とは?

 

上下の歯の真ん中の線が真っ直ぐになっておらず、ずれている状態を正中の不一致といいます。

本来、正中は歯の上下の中心が一致しているものです。

これにより、正しい噛み合わせを実現できます。

しかし正中の不一致が見られる場合、見た目だけでなく噛み合わせや口内の健康にも良くない影響を及ぼします。

 

〇正中の不一致におけるリスク

 

正中が左右非対称になっている場合、顎のずれが起こる可能性があります。

こちらは噛み合わせが左右にずれていることから、下顎が上顎の真下に来ず、顎がずれてしまうという仕組みです。

また正中の不一致が見られる方は、消化不良を引き起こすことも考えられます。

正中がずれていると、食べ物をうまく噛み砕くことができず、細かくならないまま胃に送られてしまいます。

その結果、胃の負担が大きくなって消化不良につながります。

さらに、正中の不一致は頭痛や肩こりなどの原因にもなります。

咀嚼時に使用される筋肉の一つに側頭筋がありますが、正中が真っ直ぐではない場合、側頭筋が無駄に使用されて頭痛を引き起こします。

肩こりに関しては、顎がずれて頭が斜めになり、首の両側にある広頸筋が均等に使用されなくなることで生じます。

 

〇正中の不一致は矯正治療で治せる?

 

歯科クリニックで矯正治療を受ければ、正中の不一致は改善できる可能性があります。

歯の生え方もしくは歯並びの悪さが原因でズレが生じている場合、ワイヤー矯正やマウスピース矯正で歯を移動させれば、自然とずれは解消されます。

ただし、顎の骨が歪んでいたり曲がっていたりする場合、矯正治療だけでは治らないことも考えられます。

このようなケースでは、矯正治療を行う前に外科治療を受けなければいけないこともあります。

 

〇この記事のおさらい

 

今回の記事のポイントは以下になります。

・上下の歯の真ん中の線がずれている状態を正中の不一致という

・正中の不一致は顎のずれや消化不良、頭痛や肩こりなどを引き起こす原因になる

・歯の生え方や歯並びが原因で正中がずれている場合、矯正治療で治せる可能性が高い

・顎の骨に問題がある場合、矯正治療とあわせて外科治療を受けなければいけないことがある

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

【新潟市中央区新潟駅の歯医者でインプラント】インプラント治療で用いられる骨誘導再生法(GBR法)とは?

インプラント治療は、失った歯をカバーする治療として非常に人気ですが、現状のままでは治療が受けられないケースが存在します。

具体的には、顎の骨の量が足りない場合、骨造成手術で骨の量を増やす必要があります。

今回は、骨造成手術の一つであり骨誘導再生法(GBR法)について解説します。

 

〇骨誘導再生法(GBR法)の概要

 

インプラントの人工歯根を支える骨の量が不足している場合、骨誘導再生法(GBR法)が用いられることがあります。

こちらは骨が不足している箇所を骨補填剤、細かく粉砕した自身の歯骨(自家骨)で補うというものです。

歯茎などのやわらかい組織細胞は骨よりも再生が早いため、メンブレンと呼ばれる人工の膜で侵入を防ぎ、骨の再生を促進します。

これにより顎の骨が再生するためのスペースを確保でき、少しずつ骨が増加して、インプラント治療ができるようになるまで骨を増やせるという仕組みです。

 

〇骨誘導再生法(GBR法)のメリット

 

GBR法におけるもっとも大きなメリットは、やはり顎の骨が少なくてもインプラント治療を受けられるようになるという点です。

インプラントと比較すると、入れ歯やブリッジなどの治療は咀嚼機能、審美性などが劣ります。

GBR法を行い、インプラントを装着すれば、天然歯と同じような感覚で快適に過ごせるようになるでしょう。

またインプラントの安定性や安全性を高め、長持ちしやすくなるのもメリットです。

こちらはGBR法により、人工歯根を適切な部分に埋入できることが理由です。

人工歯根は正しい位置に埋め込む必要がありますが、顎の骨の量が少ないと埋め込む場所が限定されてしまいます。

 

〇骨誘導再生法(GBR法)のデメリット

 

患者さんの負担が大きいという点は、GBR法のデメリットだと言えます。

こちらは患者さんの骨を骨補填剤で再生させる場合、骨を採取するための手術や歯茎の切開などが必要になるからです。

また骨組織が再生するまで待たなければいけないため、治療期間が長くなりやすいというのもデメリットです。

ちなみにGBR法によって再生した骨も、いずれは少しずつ吸収されていきますし、治療後には合併症を発症するリスクがあります。

そのため、治療後のメンテナンスは欠かせません。

 

〇この記事のおさらい

 

今回の記事のポイントは以下になります。

・骨誘導再生法(GBR法)は、骨が不足している箇所を骨補填剤、細かく粉砕した自身の歯骨(自家骨)で補う治療

・GBR法により、顎の骨が少なくてもインプラント治療を受けることができ、インプラントの安定性や安全性も高まる

・GBR法は患者さんの負担が大きく、治療期間が長くなりやすいのがデメリット

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

【新潟市中央区新潟駅の歯医者で虫歯治療】虫歯治療が遅れると歯科医師に怒られる?

歯科クリニックでの虫歯治療はなるべく早く行わなければいけません。

もっと言えば、定期検診を受けた上で虫歯を早期発見し、初期段階で治療することが望ましいです。

では、歯科クリニックに通うのが億劫で虫歯治療が遅れると、歯科医師に怒られてしまうのでしょうか?

今回はこのようなことが不安な方に向けて解説します。

 

〇虫歯治療が遅れると歯科医師に怒られるのか?

 

虫歯が悪化しているものの、「歯科医師に怒られるのが怖くて歯科クリニックに行けない」という方は少なくないでしょう。

結論からいうと、虫歯を放置してある程度進行していたからといって、歯科医師に怒られることはありません。

むしろ、不安な気持ちを抱えながらも勇気を出して来院したことに対し、感謝する気持ちでカウンセリングを行ってくれます。

歯科医師は、これまで虫歯の痛みに悩んできた患者さんに対し、「一日でも早く良くなってもらいたい」と思うものです。

そのため、症状がひどいという自覚がある方も、思い切って歯科クリニックを訪れてみましょう。

 

〇「怒られた」と感じる可能性はゼロではない

 

虫歯治療が遅れたことにより、歯科医師が患者さんに対して怒ることはありませんが、「怒られた」と感じる可能性はあります。

なぜなら、これまで虫歯を放置していた患者さんについて、歯科医師は「少し厳しく言わなければ今後のためにならない」と考えるからです。

つまり、歯科医師の口調が厳しく、怒られたような気分になることはあるということです。

しかし、前述の通り歯科医師が患者さんに対し、心の底から本気で怒ることはありません。

あくまで指導として、厳しい言葉を使うケースがあるということです。

 

〇勇気を出して虫歯を治療しよう!

 

虫歯があるという自覚がある方は、勇気を出して歯科クリニックを訪れましょう。

虫歯が進行したまま放置していると、次第に歯が動揺し、最終的には歯が脱落してしまう危険性があります。

また普段の生活にも悪影響を及ぼし、全身疾患のリスクも高まります。

さらに虫歯が重症化するほど治療期間は長くなり、治療費も高額になるため、放置していて良いことはありません。

 

〇この記事のおさらい

 

今回の記事のポイントは以下になります。

・虫歯治療が遅れても歯科医師に怒られることはない

・歯科医師は勇気を出して来院した患者さんに対し、感謝の気持ちを持ってカウンセリングを行ってくれる

・指導としての言葉が厳しく、「怒られた」と感じることはある

・虫歯治療を早めに受ければ、歯を失うことや全身疾患、治療費の高額化などを防止できる

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!