ブラッシングは、毎日必ず行わなければいけないセルフケアの一つです。
食べカスを除去しなければやがてプラークや歯石に変わり、虫歯や歯周病のリスクは著しく高まります。
食べカスは、ブラッシング以外では除去できません。
今回は、そんなブラッシングを独学で行うメリット・デメリットについて解説します。
ブラッシングを独学で行うメリット
ブラッシングを独学で行うメリットとしては、手軽に始められることや費用が抑えられること、自身のペースで学習できることなどが挙げられます。
独学であれば、自身の好きな時間や場所で、インターネットや書籍などを参考にすぐ学習を始められます。
もちろん、誰に対しても気兼ねなく、納得がいくまで情報を調べたり、練習したりすることも可能です。
また独学の場合、歯科クリニックには通わないため、ブラッシング指導を受けるための費用を節約できます。
ブラッシング指導は予防歯科のメニューの一つであり、歯科クリニックで受けるには数千円程度の費用が必要です。
ブラッシングを独学で行うデメリット
ブラッシングを独学で行うことにはメリットもありますが、実際は圧倒的にデメリットの方が多いです。
まずインターネットには情報が多すぎるため、何が正しい情報か判断が難しく、間違ったブラッシング法を身に付けてしまう可能性があります。
特に力を入れすぎるゴシゴシ磨きは、歯のエナメル質を削ったり、歯茎を傷つけたりして、知覚過敏や歯肉退縮につながることがあります。
また自身の口内の特徴(歯並び、歯の形など)に合わせたブラッシングは、独学で行うのが難しいです。
そのため、歯科クリニックでアドバイスを受けない限り、プラークを効率的に除去できないことが考えられます。
さらに、虫歯や歯周病は初期段階では自覚症状が少ないことが多く、独学のセルフチェックでは発見が遅れるリスクも高いです。
ちなみに、歯ブラシだけでは歯間の汚れまで落とすことができず、こちらはデンタルフロスや歯間ブラシの併用が必要不可欠です。
しかし、独学でデンタルフロスや歯間ブラシといった補助清掃用具の適切な使用方法まで身に付けるのは難しいです。
この記事のおさらい
今回の記事のポイントは以下になります。
・ブラッシングを独学で行うメリットには、手軽に始められることや費用が抑えられること、自身のペースで学べることなどがある
・インターネットには情報が多すぎるため、独学の場合は間違った方法を身に付けてしまう可能性がある
・自身の口内の特徴に合ったブラッシング、補助清掃用具の使用法まで独学で身に付けるのは難しい
以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!






