予防歯科を行うにあたっては、虫歯や歯周病の予防だけでなく、口臭を軽減することも意識しなければいけません。
口臭は本人だけでなく、その周囲の方にも影響を与える大きな問題です。
また口臭測定器では、ニオイが数値によって表されます。
今回は、こちらの数値が示すニオイの目安について解説します。
家庭用口臭チェッカーの数値の目安
家庭用口臭チェッカーは、ドラッグストアなどでも販売されています。
こちらはニオイの強さについて、独自のレベルや数値で表示されることが多いです。
製品によって微妙に異なりますが、一般的な目安としては、レベル0~1の場合口臭はほとんどなく、気にならない正常レベルという扱いになります。
またレベル2~3はかすかに口臭があり、起床時などの生理的口臭レベルに該当します。
さらにレベル4~6の場合、明らかな口臭があり、周りの方が不快に感じる可能性があるレベルです。
こちらの数値が表示された場合、歯周病などを患っている可能性もあります。
業務用口臭測定器の数値の目安
歯科クリニックなどで使用される専門的な測定器では、揮発性硫黄化合物などの特定のガスの濃度を測定し、より詳細な数値で示されます。
こちらの測定器において、口臭の単位をppb(parts per billion)とする場合、0~250はNORMALに該当します。
つまり口臭はほとんどないということです。
また251~600はかすかに口臭がある、601~1,500は口臭がある、1,501~3,000は明らかな口臭があるという目安になります。
さらに3,001以上の場合は、非常に強い口臭があることを意味しています。
口臭測定器が示す口臭のポイント
使用する測定器によって、数値のスケールや基準値は大きくことなります。
そのため、家庭用口臭チェッカーを使用する場合は、必ず取扱説明書を確認しましょう。
また口臭は起床時や空腹時、摂取した飲食物や体調、ストレスなどによって常に変動します。
このことから、自宅で測定する場合は毎日同じ時間帯に行わなければいけません。
こうすることで、自身の平均的な口臭のレベルを把握しやすくなり、問題が生じた場合などにすぐ対応することができます。
この記事のおさらい
今回の記事のポイントは以下になります。
・家庭用口臭チェッカーでは、口臭の数値がレベル0~6などで表示されるケースが多い
・レベル4~6の場合は明らかな口臭があり、周りの方が不快に感じる可能性がある
・業務用口臭測定器で3,001以上の数値が出た場合、非常に強い口臭があることを意味している
・自宅で口臭を測る際は、毎日同じ時間帯に測るのが大切
以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!







