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【新潟市中央区新潟駅の歯医者で歯周病治療】歯石取りで痛みが出やすい人の特徴

歯石取りは、歯周病治療としてもっとも一般的なものです。
どれだけブラッシングを行っても、歯石を取り除かなければ歯周病の症状は改善しません。
また歯石取りは多少の痛みを伴いますが、中には特に痛みを感じやすいという方もいます。
今回は、歯石取りで痛みが出やすい方の特徴について解説します。

重度の歯周病を患っている

すでに重度の歯周病を患っている方は、歯石取りのときに痛みが出やすいです。
なぜなら、歯茎の強い腫れや炎症が見られるからです。

健康な歯茎と比べ、腫れたり炎症を起こしていたりする歯の方が、当然外部からの刺激には敏感になります。
歯石取りを行う際は、スケーラーという先端の尖った器具を使用するため、重度の歯周病だと触れたときに痛みやすくなります。

ブラッシングの習慣がほとんどない

普段ブラッシングの習慣がほとんどない方も、歯石取りのときに痛みが出やすくなります。
こちらは外部からの刺激に対し、極端に弱いことが理由です。

歯石が蓄積してしまうケースは2つあります。
1つはブラッシングをしているにもかかわらず、歯の裏側などの清掃がおろそかで、いつの間にか溜まってしまうケースです。
もう1つは、そもそもブラッシングをほとんどしておらず、歯列全体に歯石がついいているという場合です。

後者の場合、普段歯ブラシによる刺激が歯茎に加わっていないため、少し器具触れただけで痛みが出ます。

またブラッシングをしていない場合、歯石の量は大量になるケースも多いです。
つまり、単純に歯石除去にかかる時間が長くなることから、痛みを感じる可能性も高くなるということです。

知覚過敏の症状がある

歯周病を発症していなくても、知覚過敏の症状が出ている方は歯石取りのときに痛みが出やすいです。

知覚過敏は、冷たいものや歯ブラシなどが歯に触れると、しみるような痛みが出るという症状です。
こちらは歯周病と併発することもありますが、単に加齢によって歯茎が下がり、象牙質が露出することで発症するケースもあります。

また普段歯ぎしりや食いしばりが強い方、酸性の食品を頻繁に摂取する方も発症することが考えられます。

この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・重度の歯周病を患っている場合、歯茎の強い腫れや炎症が起こり、歯石取りのときに痛みが出やすくなる
・普段ブラッシングをしていない方も、外部からの刺激に弱く、歯石取りの痛みを感じやすい
・加齢や歯ぎしり、食いしばりなどによって知覚過敏の症状が出ている場合も、歯石取りの痛みは強くなる

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

【新潟市中央区新潟駅の歯医者で虫歯治療】虫歯治療費が高くなる意外な理由

虫歯治療を受けるにあたって、多くの患者さんが気になっている点は治療費でしょう。
治療費がわからないことにより、なかなか通院できない方も少なくないかと思います。
また通常の虫歯治療はそこまで高額ではありませんが、場合によっては相場より高くなります。
今回は、虫歯治療費が高くなる意外な理由について解説します。

虫歯を放置する

虫歯治療費が高くなる意外な理由としては、まず虫歯を放置することが挙げられます。

「虫歯を放置したとしても、治療内容は同じ」と考えている方もいるかもしれませんが、実際はそうではありません。

初期虫歯の場合、簡単な清掃とブラッシング指導だけで症状が改善することがあり、この場合は歯を削ることもありません。
一方、重度の虫歯になればなるほど治療が複雑になり、費用も高くなる傾向にあります。

虫歯治療を何度もキャンセルする

虫歯治療を受ける際は、原則歯科クリニックで予約を取らなければいけません。
また予約を取った場合でも、前もって連絡を入れれば延期などの対応はしてもらえますが、何度もキャンセルしていると治療費が高くなります。
こちらは初診料のルールが関係しています。

例えば1回目の虫歯治療を受けた後、何度もキャンセルをしてしまい、2回目の治療を受けたのが1回目の3ヶ月後だったとします。
初診料は、その歯科クリニックで初めて治療を受ける際に発生する費用ですが、前回の治療から3ヶ月以上間隔が空いている場合にも発生します。

つまり、キャンセルによって間隔が空きすぎると、初めての治療ではないにもかかわらずもう一度初診料を支払わなければいけないということです。

遠方の歯科クリニックに通う

遠方の歯科クリニックに通うことでも、虫歯治療費は高額になりがちです。
こちらは交通費が発生するからです。

電車で通わなければいけない場合は電車賃がかかりますし、駐車場が付帯していない歯科クリニックの場合は駐車場代が発生します。
また車の場合はガソリン代も発生します。

これらの費用は、正確には虫歯治療費ではありませんが、徒歩や自転車で通える歯科クリニックを選ぶ場合は発生しません。

この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・虫歯を放置すればするほど治療の内容は複雑化し、費用も高額になりやすい
・虫歯治療の期間が前回から3ヶ月以上空くと、初診料が再び発生する
・遠方の歯科クリニックに通う場合は、電車賃などの交通費が虫歯治療費に上乗せされる
・車で通う場合はガソリン代も発生する

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

【新潟市中央区新潟駅の歯医者・予防歯科】レモンの虫歯予防効果と注意点について

レモンは数ある果物の中でも、栄養が豊富なことで知られています。
リンゴやバナナなどとは違い、直接レモンを食べるという機会はあまりないかもしれません。
しかし、虫歯予防を目指すのであれば適切な方法で摂取すべきです。
今回は、レモンの虫歯予防効果や注意点について解説します。

レモンが持つ虫歯予防効果

レモンを摂取することにより、強い酸味が口内に広がります。
こちらは唾液の分泌量を増加させることにつながります。

唾液は口内の汚れを洗い流してくれたり、細菌に対して殺菌作用を発揮したりするため、虫歯予防には欠かせません。

またレモンに多く含まれるビタミンCは、歯のエナメル質や象牙質の生成を助けたり、抗酸化作用で虫歯菌の繁殖を抑えてくれたりします。

ちなみにレモンに含まれるクエン酸は、歯の表面の着色汚れを落とす効果があるとされています。

虫歯予防としてレモンを摂取する際の注意点

レモンは虫歯予防効果のあるものですが、その一方で酸蝕歯のリスクが高いです。
酸蝕歯は、歯に酸性のものが繰り返し触れることで、歯の硬組織であるエナメル質が侵蝕される疾患です。

レモンをはじめとする柑橘類は、健康には有用であるものの、いかんせん酸が強いです。
こちらの酸は、虫歯菌が生み出す酸と同じく歯を溶かしてしまうため、虫歯の発症を助長することが考えられます。

ちなみに、同じような理由でオレンジやミカンなどの柑橘類も、虫歯の発症につながることがあります。

レモンを摂取するときのポイント

虫歯予防の一環としてレモンを摂取するのであれば、食べる量は少なく、食べる時間も短くすることを意識しましょう。
カットしたレモンを少量口に入れるだけでも、十分に唾液は分泌されます。

長時間、歯に押し付けるようにて食べ続けると、前述した酸蝕歯のリスクが極めて高くなります。

またレモンを食べた後は、すぐに口を水ですすぎ、酸を洗い流すことも大切です。
唾液の分泌量は確かに増えますが、その自浄作用では追い付かないくらいの酸が作用するため、注意が必要です。

レモンをジュースで摂取する際は、ストローを使用すると直接歯に触れるのを防げます。

この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・レモンを食べると強い酸味が口内に広がり、唾液の分泌量を増加させてくれる
・レモンに含まれるビタミンCには、エナメル質や象牙質の生成を助けたり、虫歯菌の繁殖を抑えたりする作用がある
・レモンは酸が強いため、食べすぎると歯を溶かす可能性がある
・レモンを摂取する際は食べる量や時間を少なくし、食後はすぐ口内を洗い流すべき

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

【新潟市中央区新潟駅の歯医者で入れ歯治療】入れ歯の着色汚れにおける意外な原因について

入れ歯は人工歯であり、天然歯とは違ってそのものが虫歯になることはありません。
しかし、天然歯と同じように色がつき、審美性が低下することはあります。
また入れ歯の着色汚れの原因は、カレーやコーヒーなど色が濃いものを摂取すること以外にもあります。
今回は、入れ歯の着色汚れにおける意外な原因について解説します。

緑黄色野菜

入れ歯の着色汚れは、冒頭でも触れたカレーやコーヒーなど色の濃い食べ物・飲み物、ケチャップやソースなどの調味料が原因のことが多いです。
その他、着色のイメージがない食べ物でも色が付くことがあります。
その一つが緑黄色野菜です。

緑黄色野菜は確かに色が濃いですが、摂取することで着色が見られるイメージは少ないかと思います。
しかし、実際はポリフェノールが含まれているため、頻繫に摂取すると入れ歯が変色してしまいます。

特にホウレンソウやニンジン、カボチャなどは摂取しすぎにように注意しましょう。

健康食品

特定の健康食品を口にすることでも、入れ歯は着色してしまう可能性があります。
ここでいう健康食品には、二日酔いの予防や肝臓の解毒作用の強化などが期待できるものが該当します。

このような健康食品には、ウコンが含まれていることがあります。
またウコンの根茎に含まれるクルクミンという黄色色素は、着色の原因になります。

ちなみにウコンは、カレーに含まれる黄色い色素であるターメリックと同じものです。
つまりウコンが含まれる健康食品を口にすることは、カレーを食べるのと同じような着色の原因になるということです。

入れ歯を装着したまま寝る

入れ歯の着色汚れにおける意外な原因としては、入れ歯を装着したまま寝ることも挙げられます。

入れ歯は基本的に、睡眠時は外して浸け置き洗いをしておくものです。
装着したまま眠ると、入れ歯と歯茎の間に細菌が繁殖しやすくなり、口内環境が悪化します。

また入れ歯そのものも細菌の影響を受けて劣化し、特にレジンのものだと表面がザラザラになることも考えられます。
このようなザラザラになった入れ歯は、色素が入り込みやすくすぐに着色します。

この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・入れ歯の着色汚れの主な原因はカレーやコーヒー、ケチャップやソースなどを摂取すること
・緑黄色野菜にはポリフェノールが含まれていて、入れ歯を変色させることがある
・ウコンが含まれる健康食品を口にすることも、入れ歯が変色してしまう原因
・入れ歯を装着したまま寝ると入れ歯が劣化し、着色汚れがつきやすくなる

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

【新潟市中央区新潟駅の歯医者で虫歯治療】保険証がない場合、虫歯治療の費用はどうなる?

歯科クリニックで虫歯治療を受ける場合、一般的には保険が適用されます。
そのため、患者さんは発生した費用の3割を負担するだけで済みます。
では、治療を受けたときに保険証を持っていない場合、治療費はどうなるのでしょうか?
今回はこちらの点を中心に解説します。

保険証を忘れてしまった場合

保険証を所有していない、つまり健康保険に加入していない場合、虫歯治療に保険は適用されません。
そのため、治療費の10割を患者さんが負担します。

また、加入はしているものの虫歯治療の当日に保険証を忘れてしまった場合も、一時的に治療費の全額を支払う形になります。

ただし、この場合は後々保険証を持ってくることで、保険が適用されます。
具体的には、治療を受けた同月中に保険証を提示することで、支払った虫歯治療費のうちの7割を返金してもらえます。

保険証の紛失や加入手続き中の場合

保険証を持っているにもかかわらず紛失してしまった場合も、忘れたときと同じく一旦は虫歯治療費を全額支払わなければいけません。
保険証の再発行の手続きを行い、同月中に提示できれば、全額支払ったうちの7割は返金を受けられます。

また保険証は、加入手続きをしている最中で、まだ手元に保険証が届いていないというケースもよくあります。
こちらは、新たな勤務先に就職したときなどにありがちな事例です。

手元に保険証がない場合も、忘れたときや紛失したときと同じく、一旦は虫歯治療費を全額負担します。

虫歯治療で保険が適用されない場合

一般的な虫歯治療では、保険証さえあれば問題なく保険が適用されます。
ただし、虫歯治療に伴って自由診療を受けた場合、保険証があっても保険は適用されません。

例えば虫歯を削った部分にセラミックの詰め物や被せ物を入れたり、虫歯を抜いた部分にインプラントを埋入したりしたケースです。

また歯科クリニックによって取り扱いの有無はありますが、レーザー治療やオゾン治療など、最新技術を用いた歯科治療を受けた場合も保険の対象外です。

虫歯治療で保険が適用されるのは、あくまで基本的な治療と虫歯予防の処置などが行われるケースだけです。

この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・保険証を忘れた場合、一旦虫歯治療費をすべて支払い、同月中に提示すれば7割を返金してもらえる
・保険証を紛失したり、まだ手元に届いていなかったりした場合も一旦は全額負担になる
・セラミックの詰め物や被せ物をした場合、虫歯治療後にインプラント治療を受けた場合などは自由診療になる

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

【新潟市中央区新潟駅の歯医者・予防歯科】日本人の虫歯が多い理由

虫歯になりやすいかそうでないかについては、個人差があります。
ここでいう個人差とは、歯並びや生活環境などの違いが挙げられますが、国籍によっても虫歯のリスクは変わってきます。
また日本人は、他国よりも虫歯が多い国として知られています。
今回はこちらの理由を中心に解説します。

他国と比較した日本人の虫歯におけるデータ

日本人は、他国と比べてそこまで多くの砂糖を摂取しているわけではありません。
例えばオーストラリアが1人につき年間53.1kg、スウェーデンが52.0kg摂取しているのに対し、日本人は19.2kgにとどまっています。

また日本人は真面目であり、他国よりブラッシングも熱心に行っていることがデータで明らかになっています。
それにもかかわらず、虫歯の発症率は高いです。

例えば12歳の子どものデータでは、虫歯の本数がオーストラリアで平均1.1本、スウェーデンで1.0本なのに対し、日本は2.4本と倍以上になっています。

なぜ日本人は虫歯が多いのか?

日本人が他国よりも虫歯を発症しやすいのには、定期検診に対する意識の低さ、歯科衛生士の育成不足などが挙げられます。

予防歯科の先進国として有名なスウェーデンでは、およそ90%以上の方が歯科クリニックで定期検診を受けています。
一方、日本人は歯科クリニックで歯をキレイにするという文化がそこまで定着していません。

また日本では、技術の力の高い歯科衛生士があまり育たないと言われています。
こちらは、保険診療の歯科クリニックでは多くの患者さんをさばくために業務が過密になりがちで、仕事内容が明確でないことが主な理由です。

フッ素の利用が遅れていることも理由の一つ

日本人の虫歯が多い理由としては、他国よりもフッ素の利用が遅れていることも挙げられます。

フッ素は自然界に存在するミネラルの一種で、歯のエナメル質を強化し、虫歯を予防する効果があります。
日本の歯科クリニックでも、フッ素塗布を行っているところは多いですが、現在も患者さんの十分な理解のもと普及しているかというと、少し疑問が残ります。

一方、アメリカでは学童期から歯科保健教育学が組み込まれていて、教科書にはフッ素の虫歯予防効果を説明するイラストが掲載されています。

この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・日本人は砂糖の摂取量が少なく、しっかりブラッシングをしているにもかかわらず、他国より虫歯になりやすい
・定期検診への意識が低いことが、日本人の虫歯リスクを高める理由の一つ
・日本では技術力の高い歯科衛生士が育ちにくいとされている
・フッ素の利用が遅れていることも、日本人が虫歯になりやすい理由

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

【新潟市中央区新潟駅の歯医者・矯正歯科】受け口としゃくれは何が違う?

受け口は不正咬合の一つに数えられるもので、反対咬合とも呼ばれています。
通常の噛み合わせでは、上の歯が前に出ていますが、受け口の場合は下の歯が前に突出する形になっています。
また受け口と似たような顔貌に、しゃくれというものがあります。
今回は、受け口としゃくれの主な違いを解説します。

原因

受け口としゃくれとでは、まず原因が異なります。

受け口は下の歯が上の歯よりも前に出ている状態のため、骨格ではなく歯並びが原因で生じます。
言い換えるなら、歯の配置がずれているというイメージです。

一方、しゃくれは顎の骨格自体が前に突出している状態です。
つまり、骨格が原因で発症しているということです。

またしゃくれは骨格が原因であるため、両親の骨格が遺伝するとその子どももしゃくれになりやすいです。
これに対し受け口は、しゃくれが遺伝したときに、歯並びもあわせて遺伝することで発症するケースが多いです。

該当する症状

受け口としゃくれとでは、該当する症状も微妙に異なります。

何度も言うように、受け口は下の歯が上の歯よりも前に出ている状態です。
歯並びが原因で起こるものであるため、これ以外は受け口に該当しません。

一方、しゃくれは顎が前に出ていることだけでなく、顎が長いことも症状に含まれるケースがあります。
つまり、正確には顎が前に突出していなくても、顎が長いだけでしゃくれという扱いになることもあるということです。

ちなみに顔の輪郭が細長い方は、必然的に顎も細くシャープになりますが、このような状態もしゃくれと判断されることがあります。

治療方法

受け口としゃくれは、治療方法も異なります。

受け口を治療する際は、歯科クリニックで矯正治療を受けるのが一般的です。
矯正装置によって少しずつ歯を動かすことで、下の歯が徐々に後退していき、正しい噛み合わせに戻る可能性があります。

一方、しゃくれは矯正治療では治せないことが多いです。
どちらかというと、顎の骨を削る美容整形手術で改善を目指すケースが一般的です。

特に重度のしゃくれの場合、下顎の骨を切り、正しい位置に移動させなければ治すのは難しいです。

この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・受け口は歯並び、しゃくれは骨格が原因で生じるもの
・しゃくれは顎が前に出ていることだけでなく、顎が長いことも含まれるケースがある
・受け口を治療する際は、歯科クリニックで矯正治療を受けるのが一般的
・しゃくれは顎の骨を削る美容整形手術でなければ改善されないことがある

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

【新潟市中央区新潟駅の歯医者・小児歯科】子どもの定期検診における虫歯予防以外のメリット

歯科クリニックで行われる子どもの定期検診は、主に虫歯を予防するために行われるものです。
早めに虫歯を発見できれば、歯を削ることなく、正常な歯に戻せる可能性があります。
また子どもの定期検診には、虫歯を予防すること以外にもいくつかのメリットがあります。
今回はこちらのメリットの内容について解説します。

歯科クリニックに慣れる

定期検診を受けることにより、子どもが歯科クリニックに慣れるようになります。

虫歯治療などで歯科クリニックを訪れる回数は、そこまで多くありません。
また虫歯治療のときだけ歯科クリニックを訪れる場合、以前の来院から間隔が空いてしまうため、来院のたびに子どもが恐怖心を抱くようになります。

一方、普段から定期検診に通っていれば、歯科クリニックの雰囲気や歯科医師とのコミュニケーションもある程度慣れてきます。
そのため、通院の際に極端に嫌がる可能性が低くなります。

治療箇所の経過観察ができる

過去に虫歯治療を受けた場合、定期検診は治療箇所の経過観察を行う機会でもあります。

子どもの虫歯は、一度治療したからといって二度と発症しないわけではありません。
特に乳歯は虫歯になりやすく、少しセルフケアをおろそかにしただけでも、二次虫歯を発症することが考えられます。

一方、定期検診に通っている場合、歯列全体をチェックする際に治療を受けた箇所もあわせてチェックされます。
このとき、もし変色や穴などの異変が見つかれば、すぐに対処してもらえます。

全身症状を予防できる

子どもの定期検診には、全身症状を予防できるというメリットもあります。

虫歯を発症すると、高熱が出てしまったり食欲不振に陥ったりすることが考えられます。
さらに倦怠感や疲労感などが出ることもあり、子どもの場合は全身の発達遅れや顎・顔の歪み、歯並びの悪化も危惧されます。

ひどい場合は感染性心内膜炎や蜂窩織炎、顎骨骨髄炎など重度の疾患を患う可能性もゼロではありません。

これらの全身症状については、歯科クリニックで定期検診を受け、虫歯を予防することで未然に対処できます。

この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・歯科クリニックで定期検診を受けることにより、子どもは歯科クリニックに慣れ、通院の抵抗が少なくなる
・過去に虫歯治療を受けた場合、その箇所の経過観察ができるのも定期検診のメリット
・発熱や食欲不振、身体の発達遅れといった全身症状も、歯科クリニックの定期検診に通っていれば防ぎやすい

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

【新潟市中央区新潟駅の歯医者で歯周病治療】歯周病を引き起こす3種類の因子について

歯周病に対し、ブラッシングを怠った方が発症するというイメージを持っている方は少なくないでしょう。
実際こちらは間違いではないのですが、実際にはさまざまな因子が複合した結果、歯周病のリスクは高まるようになっています。
今回は、歯周病を引き起こす3種類の因子について解説します。

微生物因子

微生物因子は、文字通り口内の微生物のことを指しています。
具体的には、歯周病の原因となる歯周病菌のことです。

歯周病は感染症の一種であり、歯周病菌に感染することで発症し、歯茎が炎症を起こしたり出血しやすくなったりします。
そのため、口内の歯周病菌を減らさない限り、症状が良くなることはありません。

また口内に付着したプラークや歯石は、歯周病菌の温床です。
これらをブラッシングや歯石取りで除去することにより、歯周病菌の少ない口内環境がつくられます。

環境因子

環境因子は、歯周病を発症しやすい環境をつくりだしてしまう環境です。

例えば喫煙は口内の唾液量を減少させ、自浄作用を低下させるため、環境因子に該当します。
また単純に口内のブラッシング不足、歯周ポケットの深さ、プラークの付着量などもこちらの因子に該当します。

さらに日頃抱えているストレスや、定期検診に通わないことなども、歯周病のリスクを高めてしまう環境因子です。

ちなみに悪い噛み合わせや歯ぎしり・食いしばりについては、環境因子に含まれる場合と、咬合因子という別のカテゴリに分けられる場合があります。

宿主因子

宿主因子は、歯周病の発症に影響を与える個人の体質や状態を指す言葉です。
例えば年齢や歯の本数、糖尿病や遺伝などが宿主因子に該当します。

年齢を重ねると、歯茎の免疫力が低下してプラークが溜まりやすくなり、歯周病のリスクが高まります。
また歯の本数が少ない場合、歯と歯の感覚が広くプラークが溜まりやすくなったり、歯を支える骨が薄くなったりして、歯周病を発症しやすくなります。

ちなみに、生まれつき身体を守る防衛軍である白血球などの力が弱いと、歯周病をはじめとする感染症にかかりやすくなる場合もあります。

この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・口内の歯周病菌を減らさない限り、歯周病の症状が改善することはない
・プラークや歯石は歯周病菌の温床であり、ブラッシングや歯石取りで除去する必要がある
・喫煙やブラッシング不足などは、歯周病における環境因子に該当する
・年齢や歯の本数、糖尿病や遺伝などは、歯周病の発症に影響を与える宿主因子

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

【新潟市中央区新潟駅の歯医者でホワイトニング】ホワイトニングサロンのデメリットについて

ホワイトニングの施術を受けられる場所としては、歯科クリニックの他にホワイトニングサロンが挙げられます。
こちらは歯科医師がいない美容施設で、歯を白くするサービスを提供しています。
しかし、ホワイトニングを受けるなら歯科クリニックを選ぶべきです。
今回は、ホワイトニングサロンのデメリットを解説します。

効果が薄くムラができやすい

ホワイトニングサロンで行う施術は、効果が薄くムラができやすいという特徴があります。
こちらは使用する薬剤が関係しています。

歯科クリニックの場合、過酸化水素など高濃度の薬剤の使用が許可されています。
そのため、1回の施術だけでもかなりのホワイトニング効果が得られます。

一方、ホワイトニングサロンはクリニックではないため、重曹やポリリン酸といった薬剤しか使用できません。
これらは過酸化水素より効果が薄い上に、色ムラができてしまう可能性も高いです。

安全性が低い

安全性が低いという点も、ホワイトニングサロンにおけるデメリットの一つです。
こちらは、在籍するのが歯科医師や歯科衛生士ではないことが理由です。

ホワイトニングサロンに在籍するのはあくまでサロンのスタッフであり、医療従事者ではありません。
そのため、もしホワイトニングの途中でトラブルが発生したとしても、対応が難しい場合があります。

またホワイトニングサロンでは、事前に患者さんの歯の健康状態を確認することもできません。
このことから、虫歯などホワイトニングの妨げとなる疾患を見逃してしまうことも考えられます。

失敗しやすい

ホワイトニングサロンでのホワイトニングは、歯科クリニックで行うオフィスホワイトニングと比べて失敗しやすいです。
なぜなら、患者さん自身が施術を行うからです。

ホワイトニングサロンの多くは、説明を受けた後、患者さん自身で薬剤を塗布して行うセルフ形式を採用しています。
そのため、薬剤が均一に塗布できず、まばらになってしまうことがあります。

こちらは歯科クリニックで取り扱うホームホワイトニングにも言えることですが、オフィスホワイトニングという選択肢がないサロンはよりデメリットが大きいと言えます。

この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・ホワイトニングサロンで扱う薬剤は濃度が低いため、効果が薄くムラができやすい
・ホワイトニングサロンには歯科医師や歯科衛生士がいないため、施術の安全性に不安がある
・ホワイトニングサロンの多くはセルフ形式であるため、薬剤が均等に塗れないなどの失敗が起こりやすい

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!