歯ブラシは、毎日行うブラッシングにおいて欠かせないアイテムです。
そのため、時間をかけて商品を選ばなければいけません。
またドラッグストアなどでは、あらゆる種類の歯ブラシが販売されていますが、その中にはあまり使わない方が良いタイプもあります。
今回は具体的にどのようなタイプに注意すべきなのかを解説します。
天然毛の歯ブラシ
高級感があり、歯のエナメル質を傷つけないとされる豚毛や馬毛などの天然毛歯ブラシは、衛生面のリスクが非常に高いです。
市販の一般的な歯ブラシは、吸水性が低く乾燥の早いナイロンやポリブチレンテレフタレートという飽和ポリエステル樹脂で作られています。
一方で天然毛は、毛の内部に微細な空洞が存在するため、水分やタンパク質汚れを内部に吸収し溜め込んでしまいます。
日本の高温多湿な環境では驚くほど乾きにくく、使用後に雑菌やカビが内部で増殖し、次回使用時に菌を口内に塗り拡げることになりかねません。
また水分を含むと急激にコシが失われるため、プラークを弾き飛ばす力が弱く、清掃効率の面でもナイロン製に劣ります。
かためのナイロン歯ブラシ
短時間ですっきり磨けるからと、かための歯ブラシを愛用し続けるのは非常に危険です。
かための毛はプラークの除去力自体は高いものの、弾力性が強すぎるため、歯ブラシを動かす際の摩擦力が強大になります。
特に日本人は欧米人に比べて歯茎の粘膜が薄い傾向があり、かためのブラシで毎日ゴシゴシと磨き続けると、歯茎が傷ついて徐々に下がっていく歯肉退縮を引き起こします。
歯茎が下がると歯の根元が露出してしまい、冷たいものが激しくしみる知覚過敏の原因になります。
さらに露出した根元は酸に弱いため、根面虫歯のリスクも跳ね上がります。
歯科医師が一般的に推奨するのは、トラブルの起きにくいふつうかやわらかめです。
消耗した歯ブラシ
どのような高性能な歯ブラシであっても、後ろから見て毛先がヘッドの枠からはみ出して広がっているものは、即座に使用をやめるべきです。
歯ブラシの寿命は約1ヶ月であり、毛先が開いた状態になると、プラークをかき出す力が新品時の約6割まで低下します。
開いた毛先は歯面に直角に当たらないため、いくら時間をかけて磨いても汚れが素通りしてしまいます。
そればかりか、広がってバラバラになった毛の側面が歯茎に強くこすれるため、効率良く磨けないにもかかわらず、歯茎だけを傷つけるという最悪の悪循環に陥ります。
また長期間使用した毛先は目に見えない微細な傷が無数に入っていて、そこに細菌が定着して不衛生です。
この記事のおさらい
今回の記事のポイントは以下になります。
・天然毛の歯ブラシは乾燥しにくく、細菌が繁殖しやすい傾向にある
・かためのナイロン歯ブラシは、弾力性が強すぎるあまり歯茎を退縮させるおそれがある
・使用から1ヶ月以上経過している歯ブラシは機能が低下しているため、新しいものに交換すべき
以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!








