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【新潟市中央区新潟駅の歯医者で虫歯治療】保険証がない場合、虫歯治療の費用はどうなる?

歯科クリニックで虫歯治療を受ける場合、一般的には保険が適用されます。
そのため、患者さんは発生した費用の3割を負担するだけで済みます。
では、治療を受けたときに保険証を持っていない場合、治療費はどうなるのでしょうか?
今回はこちらの点を中心に解説します。

保険証を忘れてしまった場合

保険証を所有していない、つまり健康保険に加入していない場合、虫歯治療に保険は適用されません。
そのため、治療費の10割を患者さんが負担します。

また、加入はしているものの虫歯治療の当日に保険証を忘れてしまった場合も、一時的に治療費の全額を支払う形になります。

ただし、この場合は後々保険証を持ってくることで、保険が適用されます。
具体的には、治療を受けた同月中に保険証を提示することで、支払った虫歯治療費のうちの7割を返金してもらえます。

保険証の紛失や加入手続き中の場合

保険証を持っているにもかかわらず紛失してしまった場合も、忘れたときと同じく一旦は虫歯治療費を全額支払わなければいけません。
保険証の再発行の手続きを行い、同月中に提示できれば、全額支払ったうちの7割は返金を受けられます。

また保険証は、加入手続きをしている最中で、まだ手元に保険証が届いていないというケースもよくあります。
こちらは、新たな勤務先に就職したときなどにありがちな事例です。

手元に保険証がない場合も、忘れたときや紛失したときと同じく、一旦は虫歯治療費を全額負担します。

虫歯治療で保険が適用されない場合

一般的な虫歯治療では、保険証さえあれば問題なく保険が適用されます。
ただし、虫歯治療に伴って自由診療を受けた場合、保険証があっても保険は適用されません。

例えば虫歯を削った部分にセラミックの詰め物や被せ物を入れたり、虫歯を抜いた部分にインプラントを埋入したりしたケースです。

また歯科クリニックによって取り扱いの有無はありますが、レーザー治療やオゾン治療など、最新技術を用いた歯科治療を受けた場合も保険の対象外です。

虫歯治療で保険が適用されるのは、あくまで基本的な治療と虫歯予防の処置などが行われるケースだけです。

この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・保険証を忘れた場合、一旦虫歯治療費をすべて支払い、同月中に提示すれば7割を返金してもらえる
・保険証を紛失したり、まだ手元に届いていなかったりした場合も一旦は全額負担になる
・セラミックの詰め物や被せ物をした場合、虫歯治療後にインプラント治療を受けた場合などは自由診療になる

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

【新潟市中央区新潟駅の歯医者・予防歯科】日本人の虫歯が多い理由

虫歯になりやすいかそうでないかについては、個人差があります。
ここでいう個人差とは、歯並びや生活環境などの違いが挙げられますが、国籍によっても虫歯のリスクは変わってきます。
また日本人は、他国よりも虫歯が多い国として知られています。
今回はこちらの理由を中心に解説します。

他国と比較した日本人の虫歯におけるデータ

日本人は、他国と比べてそこまで多くの砂糖を摂取しているわけではありません。
例えばオーストラリアが1人につき年間53.1kg、スウェーデンが52.0kg摂取しているのに対し、日本人は19.2kgにとどまっています。

また日本人は真面目であり、他国よりブラッシングも熱心に行っていることがデータで明らかになっています。
それにもかかわらず、虫歯の発症率は高いです。

例えば12歳の子どものデータでは、虫歯の本数がオーストラリアで平均1.1本、スウェーデンで1.0本なのに対し、日本は2.4本と倍以上になっています。

なぜ日本人は虫歯が多いのか?

日本人が他国よりも虫歯を発症しやすいのには、定期検診に対する意識の低さ、歯科衛生士の育成不足などが挙げられます。

予防歯科の先進国として有名なスウェーデンでは、およそ90%以上の方が歯科クリニックで定期検診を受けています。
一方、日本人は歯科クリニックで歯をキレイにするという文化がそこまで定着していません。

また日本では、技術の力の高い歯科衛生士があまり育たないと言われています。
こちらは、保険診療の歯科クリニックでは多くの患者さんをさばくために業務が過密になりがちで、仕事内容が明確でないことが主な理由です。

フッ素の利用が遅れていることも理由の一つ

日本人の虫歯が多い理由としては、他国よりもフッ素の利用が遅れていることも挙げられます。

フッ素は自然界に存在するミネラルの一種で、歯のエナメル質を強化し、虫歯を予防する効果があります。
日本の歯科クリニックでも、フッ素塗布を行っているところは多いですが、現在も患者さんの十分な理解のもと普及しているかというと、少し疑問が残ります。

一方、アメリカでは学童期から歯科保健教育学が組み込まれていて、教科書にはフッ素の虫歯予防効果を説明するイラストが掲載されています。

この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・日本人は砂糖の摂取量が少なく、しっかりブラッシングをしているにもかかわらず、他国より虫歯になりやすい
・定期検診への意識が低いことが、日本人の虫歯リスクを高める理由の一つ
・日本では技術力の高い歯科衛生士が育ちにくいとされている
・フッ素の利用が遅れていることも、日本人が虫歯になりやすい理由

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

【新潟市中央区新潟駅の歯医者・矯正歯科】受け口としゃくれは何が違う?

受け口は不正咬合の一つに数えられるもので、反対咬合とも呼ばれています。
通常の噛み合わせでは、上の歯が前に出ていますが、受け口の場合は下の歯が前に突出する形になっています。
また受け口と似たような顔貌に、しゃくれというものがあります。
今回は、受け口としゃくれの主な違いを解説します。

原因

受け口としゃくれとでは、まず原因が異なります。

受け口は下の歯が上の歯よりも前に出ている状態のため、骨格ではなく歯並びが原因で生じます。
言い換えるなら、歯の配置がずれているというイメージです。

一方、しゃくれは顎の骨格自体が前に突出している状態です。
つまり、骨格が原因で発症しているということです。

またしゃくれは骨格が原因であるため、両親の骨格が遺伝するとその子どももしゃくれになりやすいです。
これに対し受け口は、しゃくれが遺伝したときに、歯並びもあわせて遺伝することで発症するケースが多いです。

該当する症状

受け口としゃくれとでは、該当する症状も微妙に異なります。

何度も言うように、受け口は下の歯が上の歯よりも前に出ている状態です。
歯並びが原因で起こるものであるため、これ以外は受け口に該当しません。

一方、しゃくれは顎が前に出ていることだけでなく、顎が長いことも症状に含まれるケースがあります。
つまり、正確には顎が前に突出していなくても、顎が長いだけでしゃくれという扱いになることもあるということです。

ちなみに顔の輪郭が細長い方は、必然的に顎も細くシャープになりますが、このような状態もしゃくれと判断されることがあります。

治療方法

受け口としゃくれは、治療方法も異なります。

受け口を治療する際は、歯科クリニックで矯正治療を受けるのが一般的です。
矯正装置によって少しずつ歯を動かすことで、下の歯が徐々に後退していき、正しい噛み合わせに戻る可能性があります。

一方、しゃくれは矯正治療では治せないことが多いです。
どちらかというと、顎の骨を削る美容整形手術で改善を目指すケースが一般的です。

特に重度のしゃくれの場合、下顎の骨を切り、正しい位置に移動させなければ治すのは難しいです。

この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・受け口は歯並び、しゃくれは骨格が原因で生じるもの
・しゃくれは顎が前に出ていることだけでなく、顎が長いことも含まれるケースがある
・受け口を治療する際は、歯科クリニックで矯正治療を受けるのが一般的
・しゃくれは顎の骨を削る美容整形手術でなければ改善されないことがある

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

【新潟市中央区新潟駅の歯医者・小児歯科】子どもの定期検診における虫歯予防以外のメリット

歯科クリニックで行われる子どもの定期検診は、主に虫歯を予防するために行われるものです。
早めに虫歯を発見できれば、歯を削ることなく、正常な歯に戻せる可能性があります。
また子どもの定期検診には、虫歯を予防すること以外にもいくつかのメリットがあります。
今回はこちらのメリットの内容について解説します。

歯科クリニックに慣れる

定期検診を受けることにより、子どもが歯科クリニックに慣れるようになります。

虫歯治療などで歯科クリニックを訪れる回数は、そこまで多くありません。
また虫歯治療のときだけ歯科クリニックを訪れる場合、以前の来院から間隔が空いてしまうため、来院のたびに子どもが恐怖心を抱くようになります。

一方、普段から定期検診に通っていれば、歯科クリニックの雰囲気や歯科医師とのコミュニケーションもある程度慣れてきます。
そのため、通院の際に極端に嫌がる可能性が低くなります。

治療箇所の経過観察ができる

過去に虫歯治療を受けた場合、定期検診は治療箇所の経過観察を行う機会でもあります。

子どもの虫歯は、一度治療したからといって二度と発症しないわけではありません。
特に乳歯は虫歯になりやすく、少しセルフケアをおろそかにしただけでも、二次虫歯を発症することが考えられます。

一方、定期検診に通っている場合、歯列全体をチェックする際に治療を受けた箇所もあわせてチェックされます。
このとき、もし変色や穴などの異変が見つかれば、すぐに対処してもらえます。

全身症状を予防できる

子どもの定期検診には、全身症状を予防できるというメリットもあります。

虫歯を発症すると、高熱が出てしまったり食欲不振に陥ったりすることが考えられます。
さらに倦怠感や疲労感などが出ることもあり、子どもの場合は全身の発達遅れや顎・顔の歪み、歯並びの悪化も危惧されます。

ひどい場合は感染性心内膜炎や蜂窩織炎、顎骨骨髄炎など重度の疾患を患う可能性もゼロではありません。

これらの全身症状については、歯科クリニックで定期検診を受け、虫歯を予防することで未然に対処できます。

この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・歯科クリニックで定期検診を受けることにより、子どもは歯科クリニックに慣れ、通院の抵抗が少なくなる
・過去に虫歯治療を受けた場合、その箇所の経過観察ができるのも定期検診のメリット
・発熱や食欲不振、身体の発達遅れといった全身症状も、歯科クリニックの定期検診に通っていれば防ぎやすい

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

【新潟市中央区新潟駅の歯医者で歯周病治療】歯周病を引き起こす3種類の因子について

歯周病に対し、ブラッシングを怠った方が発症するというイメージを持っている方は少なくないでしょう。
実際こちらは間違いではないのですが、実際にはさまざまな因子が複合した結果、歯周病のリスクは高まるようになっています。
今回は、歯周病を引き起こす3種類の因子について解説します。

微生物因子

微生物因子は、文字通り口内の微生物のことを指しています。
具体的には、歯周病の原因となる歯周病菌のことです。

歯周病は感染症の一種であり、歯周病菌に感染することで発症し、歯茎が炎症を起こしたり出血しやすくなったりします。
そのため、口内の歯周病菌を減らさない限り、症状が良くなることはありません。

また口内に付着したプラークや歯石は、歯周病菌の温床です。
これらをブラッシングや歯石取りで除去することにより、歯周病菌の少ない口内環境がつくられます。

環境因子

環境因子は、歯周病を発症しやすい環境をつくりだしてしまう環境です。

例えば喫煙は口内の唾液量を減少させ、自浄作用を低下させるため、環境因子に該当します。
また単純に口内のブラッシング不足、歯周ポケットの深さ、プラークの付着量などもこちらの因子に該当します。

さらに日頃抱えているストレスや、定期検診に通わないことなども、歯周病のリスクを高めてしまう環境因子です。

ちなみに悪い噛み合わせや歯ぎしり・食いしばりについては、環境因子に含まれる場合と、咬合因子という別のカテゴリに分けられる場合があります。

宿主因子

宿主因子は、歯周病の発症に影響を与える個人の体質や状態を指す言葉です。
例えば年齢や歯の本数、糖尿病や遺伝などが宿主因子に該当します。

年齢を重ねると、歯茎の免疫力が低下してプラークが溜まりやすくなり、歯周病のリスクが高まります。
また歯の本数が少ない場合、歯と歯の感覚が広くプラークが溜まりやすくなったり、歯を支える骨が薄くなったりして、歯周病を発症しやすくなります。

ちなみに、生まれつき身体を守る防衛軍である白血球などの力が弱いと、歯周病をはじめとする感染症にかかりやすくなる場合もあります。

この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・口内の歯周病菌を減らさない限り、歯周病の症状が改善することはない
・プラークや歯石は歯周病菌の温床であり、ブラッシングや歯石取りで除去する必要がある
・喫煙やブラッシング不足などは、歯周病における環境因子に該当する
・年齢や歯の本数、糖尿病や遺伝などは、歯周病の発症に影響を与える宿主因子

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

【新潟市中央区新潟駅の歯医者でホワイトニング】ホワイトニングサロンのデメリットについて

ホワイトニングの施術を受けられる場所としては、歯科クリニックの他にホワイトニングサロンが挙げられます。
こちらは歯科医師がいない美容施設で、歯を白くするサービスを提供しています。
しかし、ホワイトニングを受けるなら歯科クリニックを選ぶべきです。
今回は、ホワイトニングサロンのデメリットを解説します。

効果が薄くムラができやすい

ホワイトニングサロンで行う施術は、効果が薄くムラができやすいという特徴があります。
こちらは使用する薬剤が関係しています。

歯科クリニックの場合、過酸化水素など高濃度の薬剤の使用が許可されています。
そのため、1回の施術だけでもかなりのホワイトニング効果が得られます。

一方、ホワイトニングサロンはクリニックではないため、重曹やポリリン酸といった薬剤しか使用できません。
これらは過酸化水素より効果が薄い上に、色ムラができてしまう可能性も高いです。

安全性が低い

安全性が低いという点も、ホワイトニングサロンにおけるデメリットの一つです。
こちらは、在籍するのが歯科医師や歯科衛生士ではないことが理由です。

ホワイトニングサロンに在籍するのはあくまでサロンのスタッフであり、医療従事者ではありません。
そのため、もしホワイトニングの途中でトラブルが発生したとしても、対応が難しい場合があります。

またホワイトニングサロンでは、事前に患者さんの歯の健康状態を確認することもできません。
このことから、虫歯などホワイトニングの妨げとなる疾患を見逃してしまうことも考えられます。

失敗しやすい

ホワイトニングサロンでのホワイトニングは、歯科クリニックで行うオフィスホワイトニングと比べて失敗しやすいです。
なぜなら、患者さん自身が施術を行うからです。

ホワイトニングサロンの多くは、説明を受けた後、患者さん自身で薬剤を塗布して行うセルフ形式を採用しています。
そのため、薬剤が均一に塗布できず、まばらになってしまうことがあります。

こちらは歯科クリニックで取り扱うホームホワイトニングにも言えることですが、オフィスホワイトニングという選択肢がないサロンはよりデメリットが大きいと言えます。

この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・ホワイトニングサロンで扱う薬剤は濃度が低いため、効果が薄くムラができやすい
・ホワイトニングサロンには歯科医師や歯科衛生士がいないため、施術の安全性に不安がある
・ホワイトニングサロンの多くはセルフ形式であるため、薬剤が均等に塗れないなどの失敗が起こりやすい

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

【新潟市中央区新潟駅の歯医者で虫歯治療】虫歯治療の翌日に歯が痛む理由と対処法

虫歯治療を受けた後は、当然患部の病変部を除去しているため、ズキズキとした痛みはなくなります。
しかし、場合によっては虫歯治療を受けた翌日、少しずつ治療箇所が痛くなってくることがあります。
今回は、虫歯治療の翌日に歯が痛む理由、対処法を中心に解説します。

虫歯治療の翌日に歯が痛くなる理由

虫歯治療を受けたにもかかわらず、翌日歯が痛くなってしまう理由は、治療によってある程度歯にダメージが加わっているからです。

虫歯が中程度にまで進行している場合、ドリルを使って歯を削らなければいけません。
治療中は麻酔を施しているため、それほど痛みは感じませんが、治療を終えると歯の神経に加わった刺激が痛みとなって現れるようになります。

また重度の虫歯の場合、抜歯をしなければいけないこともありますが、このような場合は治療後の痛みがさらに顕著になります。

虫歯治療後の翌日の痛みが強くなる原因

虫歯治療の翌日は、歯の神経のダメージが表面化することによって痛みが出ますが、患部を刺激するとその痛みはより強くなります。
そのため、治療箇所が気になるからといって、何度も指や舌で触ってはいけません。

またアルコールや炭酸飲料、辛いものや硬いものなど、刺激が強いものを摂取するのも避けるべきです。
これらは治療した歯を刺激し、痛みや不快感を増幅させる原因になります。

その他、激しい運動や長時間の入浴、喫煙などもNGです。
運動や入浴は血行を良くするため、治療した歯に負荷がかかりますし、喫煙は歯の健康に悪影響を及ぼします。

虫歯治療の翌日に歯が痛む場合の対処法

虫歯治療の翌日に歯が痛むものの、すぐに歯科クリニックを受診できないという場合は、市販の痛み止めを服用してください。

ドラッグストアなどで販売されているロキソニンSは、歯科クリニックで処方される痛み止めとほぼ同じ成分のため、特におすすめです。

またロキソニンSの効果は、服用から30分程で表れ、その後4時間程度は効果が持続します。
ただし、胃腸に負担がかかりやすいことから、服用する前は何か食べなければいけません。

この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・虫歯治療の翌日に歯が痛くなるのは、治療によってある程度歯にダメージが加わっているから
・重度の虫歯を抜歯する場合、翌日の痛みはさらに強くなる傾向にある
・治療箇所を触ったり、刺激の強いものを食べたりすると、翌日の痛みはさらに悪化する
・虫歯治療の翌日、すぐに歯科クリニックに通えない場合はロキソニンSの服用がおすすめ

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

【新潟市中央区新潟駅の歯医者・予防歯科】キシリトールガムを噛む際のポイント

キシリトールガムは、虫歯菌の活動を抑制したり、プラークが付着するのを防いだりしてくれる効果があります。
そのため、虫歯予防の一環として噛むことをおすすめします。
ただし、キシリトールガムを噛む際は、いくつかポイントを押さえておかなければいけません。
今回は、こちらの点について解説します。

5分程度唾液を溜めておく

キシリトールガムを噛んだときは、口内に多くの唾液が分泌されます。
このとき分泌された唾液は、5分程度口内に溜めておくことをおすすめします。
なぜなら、唾液の中にキシリトールの虫歯予防成分が溶け出しているからです。

唾液をしっかり口内にとどまらせ、全体に行き渡らせることで、虫歯予防効果はアップします。
特に、すぐブラッシングができない状況の場合は、キシリトールによる殺菌や再石灰化の促進効果がとても重要になります。

キシリトールの含有量が多い商品を選ぶ

キシリトール配合のガムは世の中に数多くありますが、虫歯予防を目指すならキシリトールの含有量が多い商品を選びましょう。
具体的には、限りなくキシリトール含有量が100%に近い商品がおすすめです。

市販されているキシリトールガムの中には、キシリトールが50%未満しか含まれていないものもあります。
こちらは虫歯予防効果が半減するだけでなく、他の甘味料も含まれている可能性があるため、むしろ積極的に摂取すると危険です。

ちなみに、キシリトールガムにおいてキシリトール以外に注目したい成分には、リン酸カルシウムが挙げられます。
リン酸カルシウムは、エナメル質の再石灰化を促す成分であり、キシリトールの効果を一層強化できます。

酸が含まれていないものを選ぶ

キシリトールガムを選ぶ際は、クエン酸などの酸が含まれていないものを選ぶのも大切です。
例えば柑橘類などの香料としてクエン酸が含まれている場合、ガムを摂取することで歯を溶かしてしまう可能性があります。

ちなみにドラッグストアやスーパーなどで販売されているキシリトールガムは、酸が含まれていたり、キシリトールの含有量が低かったりしがちです。
そのため、なるべく歯科クリニックで販売されているキシリトールガムを選びましょう。

この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・キシリトールガムを噛んだときに分泌される唾液は、5分程度口内に溜めておくことで虫歯予防効果がアップする
・キシリトールガムを購入する際は、なるべくキシリトール含有量が多い商品を選ぶべき
・クエン酸などの酸が含まれていないキシリトールガムもおすすめ
・歯科クリニックで販売されているキシリトールガムがもっとも安全

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

【新潟市中央区新潟駅の歯医者・矯正歯科】開咬を自力で治すことはできるのか?

開咬はオープンバイトとも呼ばれるもので、奥歯が噛み合った状態でも、上下の前歯に隙間ができてしまう状態です。
不正咬合がある方の20人に1人は、開咬の症状が出ているとされています。
では、このような不自然な噛み合わせである開咬について、患者さん自身で治すことはできるのでしょうか?

自力で開咬を治すことはできる?

結論からいうと、開咬を患者さん自身で治すことはできません、
なぜなら、歯を移動させるには長時間強い圧力をかけなければいけないからです。

ネット上には、輪ゴムや割り箸を使って開咬を治す方法が紹介されています。
しかし、このような方法では、一時的に歯を動かせてもすぐに戻ってしまう可能性が高いです。

そのため、開咬を改善させるには、矯正治療を受けるしかありません。
矯正治療の場合、装置を1日20時間以上装着するなどして、持続的に歯を移動させるための力をかけ続けることができます。

開咬を自力で治したらどうなる?

自力で無理やり開咬を治そうとすると、顎の筋肉に大きな負担がかかります。
このような状況が続くと、顎から異音がしたり、口を開けられなくなったりする顎関節症につながります。

また自力で治そうとすることにより、さらに歯並びが悪くなる可能性もあります。
歯並びが悪くなると、当然歯の機能性も審美性も低下します。

開咬を治したい方の多くは、見た目が気になっているかと思いますので、審美性を損なうことは大きなデメリットです。

ちなみに、無理やり治そうとしたときに歯だけでなく歯茎が傷つくと、その部分に細菌が入り込んで炎症を起こすことも考えられます。

全身疾患のリスクにつながることも

開咬を自力で治そうとすると、歯並びや噛み合わせが悪くなり、咀嚼機能が低下します。
これにより、消化器系のトラブルや全身疾患のリスクが高まる可能性があります。

例えば、食べ物が細かく噛み砕かれないまま胃に送られると、消化不良を起こして体調が悪化するおそれがあります。

また噛む力が低下すると、硬いものを避けてやわらかいものばかり摂るようになります。
こちらは糖質の摂取量増加、糖尿病の原因です。

この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・開咬を自力で治すことはできない
・歯を移動させるには、矯正治療で長時間歯に強い圧力をかける必要がある
・開咬を無理やり治そうとすると、顎関節症になったり歯並びが悪化したりするおそれがある
・自力で治そうして歯並びや噛み合わせが悪化すると、消化器系のトラブルや全身疾患につながる

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

【新潟市中央区新潟駅の歯医者・小児歯科】子どもの歯科治療で採用されるTSD法とは?

多くの子どもは、歯科クリニックで行われる治療に苦手意識を持っています。
最初から一切ぐずらず、スムーズに治療を受けてくれるケースは極めて稀です。
しかし、小児歯科では子どもの負担を最大限に軽減するために、TSD法というものが採用されます。
今回は、TSD法の概要やメリット、注意点について解説します。

TSD法の概要

TSD法は、子どもの歯科治療に対する不安や恐怖を軽減するために、段階を踏んで治療を進める方法です。
TはTell(説明する)、SはShow(見せる)、DはDo(体験する)の頭文字を取っています。

流れとしては、まず治療を行う前に、子どもに対しこれから行うことを言葉で説明します。
その後、治療に使用する器具や道具を見せ、どのように使用するのかを説明していきます。

最後に、実際器具や道具を使用し、治療を体験させます。

TSD法のメリット

TSD法を採用することにより、子どもの不安は軽減されますし、治療への積極性も向上します。

事前に治療内容や器具について説明することで、子どもは思ってもみない状況に遭遇する心配がなくなります。
さらに道具を見せれば、治療に対する興味や好奇心を刺激し、積極的な姿勢を促すことができます。

またこれらの効果により、当然歯科治療はスムーズに進みやすくなりますし、なんといっても子どもと歯科医師の信頼関係を構築できます。

子どもは知らない大人に治療されることに強い抵抗を覚えるため、前もって歯科医師との信頼関係を築いておくことはとても大切です。
もちろん、TSD法は歯科医師と親御さんの人間関係構築にもつながります。

TSD法の注意点

特に子どもにとってメリットの大きいTSD法ですが、こちらの方法を採り入れる場合、治療には少し時間がかかります。
説明と実演を行うため、どうしても通常の治療より拘束時間は長くなってしまいます。

またTSD法が効果を発揮するかどうかは、歯科医師の腕によるところが大きいです。

TSD法は、患者さんである子どもの状況や特性により、説明の仕方や器具の使い方などを変えなければいけません。
そのため、状況に合わせた工夫ができる歯科医師でなければ、子どもの不安や恐怖心を十分に除去できないことがあります。

この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・TSD法は説明する、見せる、体験するという段階を踏んで行われる歯科治療の方法
・TSD法を採用することにより、子どもの不安は軽減され、治療への積極性も向上する
・歯科医師と子どもの信頼関係を築くためにも、TSD法は必要なもの
・丁寧な説明と実演を行うため、治療に時間がかかるのがTSD法のデメリット

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!