虫歯治療を受けた後は、当然患部の病変部を除去しているため、ズキズキとした痛みはなくなります。
しかし、場合によっては虫歯治療を受けた翌日、少しずつ治療箇所が痛くなってくることがあります。
今回は、虫歯治療の翌日に歯が痛む理由、対処法を中心に解説します。
虫歯治療の翌日に歯が痛くなる理由
虫歯治療を受けたにもかかわらず、翌日歯が痛くなってしまう理由は、治療によってある程度歯にダメージが加わっているからです。
虫歯が中程度にまで進行している場合、ドリルを使って歯を削らなければいけません。
治療中は麻酔を施しているため、それほど痛みは感じませんが、治療を終えると歯の神経に加わった刺激が痛みとなって現れるようになります。
また重度の虫歯の場合、抜歯をしなければいけないこともありますが、このような場合は治療後の痛みがさらに顕著になります。
虫歯治療後の翌日の痛みが強くなる原因
虫歯治療の翌日は、歯の神経のダメージが表面化することによって痛みが出ますが、患部を刺激するとその痛みはより強くなります。
そのため、治療箇所が気になるからといって、何度も指や舌で触ってはいけません。
またアルコールや炭酸飲料、辛いものや硬いものなど、刺激が強いものを摂取するのも避けるべきです。
これらは治療した歯を刺激し、痛みや不快感を増幅させる原因になります。
その他、激しい運動や長時間の入浴、喫煙などもNGです。
運動や入浴は血行を良くするため、治療した歯に負荷がかかりますし、喫煙は歯の健康に悪影響を及ぼします。
虫歯治療の翌日に歯が痛む場合の対処法
虫歯治療の翌日に歯が痛むものの、すぐに歯科クリニックを受診できないという場合は、市販の痛み止めを服用してください。
ドラッグストアなどで販売されているロキソニンSは、歯科クリニックで処方される痛み止めとほぼ同じ成分のため、特におすすめです。
またロキソニンSの効果は、服用から30分程で表れ、その後4時間程度は効果が持続します。
ただし、胃腸に負担がかかりやすいことから、服用する前は何か食べなければいけません。
この記事のおさらい
今回の記事のポイントは以下になります。
・虫歯治療の翌日に歯が痛くなるのは、治療によってある程度歯にダメージが加わっているから
・重度の虫歯を抜歯する場合、翌日の痛みはさらに強くなる傾向にある
・治療箇所を触ったり、刺激の強いものを食べたりすると、翌日の痛みはさらに悪化する
・虫歯治療の翌日、すぐに歯科クリニックに通えない場合はロキソニンSの服用がおすすめ
以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!