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【新潟市中央区新潟駅の歯医者・予防歯科】ブラッシング後のうがいにおけるポイント

ブラッシングの方法については、普段からきちんと意識している方も多いかと思います。
一方、うがいについてはそこまで意識していない方がほとんどでしょう。
うがいもセルフケアの一つであるため、きちんと効果的な方法を実践しなければいけません。
今回は、ブラッシング後のうがいにおけるポイントを解説します。

正しいうがいの方法

ブラッシング後にうがいをする際は、まず少量の水を口に含み、左右の頬を膨らませて、3回ずつブクブクとゆすぎます。

その後上唇と上の歯の間を膨らませるように3回ブクブクうがいをして、同様に下唇と下の歯の間を膨らませるようにして3回ゆすぎます。

最後に、口全体で3~4回ブクブクうがいをし、水を吐き出して完了です。

このとき、上体が後ろに倒れていると誤嚥のリスクが高まるため、身体をまっすぐにするか少し前かがみの状態でうがいをしましょう。

ブラッシング後のうがいの回数について

ブラッシング後のうがいの回数は1回です。
何度も行うと、虫歯予防効果が薄れてしまいます。

初期虫歯では、脱灰した歯が元に戻る再石灰化という現象が起こります。
フッ素はこちらの再石灰化をサポートし、歯の表面も強くしてくれます。
こちらがフッ素入りの歯磨き粉が虫歯予防に効くと言われるゆえんです。

しかしフッ素入りの歯磨き粉を使用しても、ブラッシング後に何度もうがいをしてしまうと、フッ素が流れて薄くなってしまいます。
そのため、ブラッシング後に汚れを吐き出した後のうがいは、1回だけにとどめるべきです。

ちなみにフッ素の効果を持続させるには、ブラッシング後にしばらく飲食をしないことも大切です。

うがいだけで口内ケアはできる?

うがいはブラッシングと必ずセットで行うものであり、うがいだけでは十分な口内ケアができません。

虫歯の原因となるプラークは、歯の表面に強く付着しているため、水ですすぐだけでは除去するのが難しいです。
またうがいだけでは、歯と歯の間や奥歯のくぼみに残った汚れを洗い流せませんし、口内細菌の周りにあるバイオフィルムという膜を破壊することもできません。

この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・ブラッシング後は正しい方法で口内の上下左右、全体のうがいを行うべき
・ブラッシングのうがいは身体をまっすぐにするかもしくは前かがみで行うべき
・歯磨き粉に含まれるフッ素の効果を減少させないよう、ブラッシング後のうがいは1回だけ行う
・うがいだけでプラークや細菌を口内から除去するのは難しい

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!