歯周病治療と言えば、歯科クリニックで実施されるスケーリングやルートプレーニングが代表的です。
まあ歯科クリニックでは、他にも投薬による歯周病治療を実施することがあり、そのとき使用されるものの一つにジスロマックが挙げられます。
今回は、ジスロマックの概要や効果などについて解説します。
ジスロマックの概要
ジスロマックは一般名をアジスロマイシンというもので、歯周病治療に使用されることがある抗生物質です。
組織内によく移行し、服用後も体内に長期間留まる性質があるため、比較的短い服用期間で効果が持続するという特徴を持っています。
またジスロマックは歯周病治療に使用されますが、本来の適用症は皮膚感染症や呼吸器感染症、尿道炎や子宮頸管炎といった疾患です。
歯周病治療におけるジスロマックの役割
ジスロマックは、特に歯周ポケットの奥深くにいる嫌気性菌や、歯肉アメーバなどの原虫に効果的とされています。
具体的には、歯周病菌をはじめとする細菌の除去や活動抑制を行います。
また歯周病による急性の腫れや痛み、膿などの症状について、一時的に抑える効果が期待できます。
そのため、ある程度歯周病が進行している状態であっても、症状を食い止められる可能性があります。
さらに薬の効果が持続している間に、歯科クリニックでスケーリングなどの基本治療を行うことで、再感染の防止と治療効果の向上が図られます。
このことから、基本的にはスケーリングやルートプレーニングとジスロマックの服用はセットになります。
ジスロマックの注意点
ジスロマックは、あくまで補助的な治療薬です。
歯周病の原因であるプラークや歯石を機械的に除去する基本治療がなければ、菌はすぐ元通りになり、歯周病は治りません。
またジスロマックは、すべての歯周病患者の方に処方されるわけではありません。
特定の細菌が検出された場合や、通常の治療で改善が見られない難治性の症例など、適応症に限って使用されます。
ちなみに、歯周病は専門的な治療計画と処置が必要な疾患であるため、自己判断でジスロマックを服用することは避けるべきです。
まとめ
歯科クリニックで歯周病治療を受ける場合、まずは基本的なスケーリングから始めるケースがほとんどです。
いきなりジスロマックを処方されるようなことはありません。
また歯周病の程度がそこまで重症でない場合は、簡単なクリーニングやスケーリングだけで十分なケースもあります。
そのため、少しでも歯茎等に違和感があるのであれば、早急に歯科クリニックを受診してください。







