虫歯治療を受けることで、正常な歯を取り戻すことができ、生活の質は間違いなく治療前よりも向上します。
しかし虫歯治療の翌日は、口内でさまざまな異変が生じることがあるため、あらかじめ対処法を知っておくことが大切です。
今回は、特に意外な異変とその対処法について解説します。
歯の隙間にものが詰まりやすくなる
虫歯を削った部分に詰め物を入れた翌日、以前よりも食事の際に繊維質の野菜や肉類が挟まりやすくなったと感じることがあります。
これは、詰め物の隣の歯との接触面のきつさが、わずかに緩いことが原因です。
逆に、きつすぎてフロスがまったく通らないという異変が起きることもあります。
歯の隙間に食べカスが詰まったまま放置されると、翌日以降に歯茎が炎症を起こして腫れる食片圧入という状態になり、新たな虫歯や歯周病の原因になります。
歯科クリニックで隙間のきつさをチェックしてもらい、必要に応じて詰め物を作り直すか、隣の歯とのバランスを微調整してもらう必要があります。
舌や頬の裏側を噛んでしまう
麻酔が効いている間や、治療の翌日に、自分の舌や頬の内側の粘膜を誤って強く噛んでしまうことがあります。
こちらは新しい詰め物や被せ物が入り、口の中の形状や噛み合わせのバランスが昨日までとガラリと変わったため、脳と口腔内の感覚にズレが生じていることが主な原因です。
噛んでしまった部分は翌日に口内炎となり、白く腫れて食べ物や醤油などが触れるとピリピリと痛みます。
口の感覚は数日~1週間ほどで適応していきますが、口内炎の痛みがつらい場合は、抗炎症作用のある軟膏を処方してもらうか、市販の口内炎薬を塗布して患部を保護してください。
治療した歯が黒く見える、変色している
治療を終えて翌日に鏡をよく見ると、治療したはずの歯やその周辺が、心なしか黒ずんでいたり茶色く変色したりしているように見えることがあります。
これにはいくつか理由があり、一つはプラスチックを光で固めた際のわずかな隙間に、着色汚れが早くも付着したケースです。
もう一つは、金属の詰め物の成分が歯の組織に透過して影を作っているケース、あるいは深い虫歯を保護するための裏打ちの薬剤の色が透けて見えているケースです。
翌日の段階でこれに気づいた場合、虫歯の取り残しではないことがほとんどですが、審美的に気になる場合は、再確認の意味も含めて担当医に相談してみましょう。
この記事のおさらい
今回の記事のポイントは以下になります。
・虫歯治療後の詰め物の大きさが不適切だと、歯の隙間にものが詰まりやすくなる
・新しい詰め物によって口内の感覚が変わると、舌や頬の裏側を噛みやすくなることがある
・虫歯治療後の歯が黒く見えたり、変色したりすると、審美的な問題が生じる
以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!








