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【新潟市中央区新潟駅の歯医者で歯周病治療】歯周病と喘息の意外な関係について

歯周病は、万病のもとと言われるほど他の疾患を併発するリスクが高いです。
場合によっては、脳疾患や心疾患など、命の危険につながる全身疾患につながることもあります。
また歯周病は、慢性的な疾患である喘息との関係も持っています。
今回はこれらの疾患の意外な関係を解説します。

吸入ステロイド薬による口内の乾燥

喘息治療の主軸である吸入ステロイド薬は、気道の炎症を強力に抑えるために極めて重要ですが、副作用として唾液の分泌を低下させることがあります。

唾液には口腔内の細菌や汚れを自然に洗い流す自浄作用に加え、強力な抗菌作用が備わっています。
そのため、薬の影響で分泌量が減って口の中が乾くと、歯周病菌が爆発的に繁殖しやすい絶好の環境が整ってしまいます。

これが、喘息患者さんが健康な人と比べて歯周病を発症・悪化させやすい意外かつ重大な要因の一つです。

吸入治療を行った後は、必ず毎回丁寧にブクブクうがいを実践し、薬剤を口の中に残さないことが、歯茎の健康を守るための鉄則で。

口呼吸によるバリア機能の低下

喘息患者さんは気道が慢性的に狭くなっていて、常に息苦しさを感じやすいため、無意識のうちに鼻呼吸ではなく口呼吸を選択しがちです。

本来の鼻呼吸であれば、鼻毛や粘膜が微細なフィルターの役割を果たして細菌の侵入を防ぎますが、口呼吸を続けると乾燥した外気がダイレクトに口腔内へと入り込みます。
これにより口の中が急激に乾燥し、歯周病菌に対する本来の防御機能が著しく低下してしまいます。

乾燥して傷つきやすくなった歯茎は炎症を起こしやすく、プラークも付着しやすくなるため、歯周炎への進展が一気に加速します。

喘息のコントロールを良好に保ち、鼻呼吸ができる状態を維持することが、巡り巡って口内環境を健やかに保つ秘訣です。

歯周病菌の気道への誤嚥

口の中で増殖した歯周病菌やその毒素は、唾液や睡眠中の無意識な微少誤嚥によって、気管から肺へと直接吸い込まれるリスクが常に潜んでいます。

健康な方であれば、気道の繊毛運動などによって自然に排出されますが、喘息患者さんの気道は慢性的な炎症によって過敏になっていて、防御機能が著しく低下しています。
そのため、肺や気道に侵入した歯周病菌は気管支の粘膜を刺激し、局所的な炎症をさらに悪化させ、喘息の発作を引き起こしたり症状を重症化させたりする引き金になり得ます。

毎日の徹底的な口内のクリーニングによって、肺に流れ込む細菌の絶対数を減らすことが、大切な呼吸器を守るための重要な予防策になります。

つまり日頃からの丁寧なオーラルケアの地道な積み重ねが、結果として肺や気管支の健康を高いレベルで救い出すということです。

この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・喘息治療のために吸入ステロイド薬を使用すると口内が乾き、歯周病のリスクが高まる
・喘息患者さんは気道が狭く口呼吸をしがちになり、これも歯周病のリスク増大につながる
・歯周病の方が細菌を誤嚥することで、喘息の発作や重症化につながることがある

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!