お盆休みは、帰省や旅行などで出掛けたり、自宅でゆっくりした時間を過ごしたりと、多くの方がお休みの期間として利用します。
しかし、このような時期だからこそ注意したいのが、虫歯予防です。
今回は、お盆休みにおける虫歯予防の注意点について解説します。
就寝前の念入りなブラッシングとフロス
お盆休みは夜更かしをしたり、お酒を飲んでそのまま寝てしまったりと、夜のルーティンが崩れがちです。
しかし睡眠中は唾液の分泌量が日中の約10分の1まで激減するため、口の中が最も乾燥し、虫歯菌が爆発的に繁殖する魔の時間になります。
どれだけ眠くても、就寝前の歯磨きだけは絶対にサボってはいけません。
夜のブラッシングでは時間をかけて1本ずつ丁寧に磨き、歯と歯の間のプラークをデンタルフロスや歯間ブラシを使って完全に除去してください。
最後に高濃度フッ素配合の歯磨き粉や、フッ素洗口液で口をゆすぐことで、寝ている間の歯のエナメル質を強力に保護することができます。
アルコール摂取後の脱水と口内乾燥への対策
お盆の集まりでビールやサワーなどのお酒を飲む機会が増えますが、アルコールには強い利尿作用があるため、体内の水分が奪われて脱水状態になりやすいという特徴があります。
体が脱水すると、当然口の中の唾液の分泌量も極端に減少します。
唾液には、口内の汚れを洗い流す自浄作用、細菌の増殖を抑える抗菌作用、酸を中和する緩衝作用という3つの重要な虫歯予防機能があります。
アルコールによって口がカラカラになると、これらの防御壁がすべて崩壊します。
お酒を飲むときは、必ず同量以上の水を一緒に飲むようにし、常に口内と体に水分を補給して、唾液の分泌量を低下させないよう意識してください。
スプーンや箸の共有による虫歯菌の伝播
お盆に親戚が集まると、小さな子どもや赤ちゃんと触れ合う機会が多くなります。
ここで特に注意したいのが、大人の口から子どもへの虫歯菌の感染です。
生まれたばかりの赤ちゃんの口には虫歯菌はいませんが、周囲の大人と同じスプーンや箸を使って離乳食を与えるなどすることで、大人の唾液を介して虫歯菌が移ってしまいます。
特に生後1歳半~3歳頃までは感染の窓と呼ばれ、もっとも菌が定着しやすい時期です。
お盆の楽しい席であっても、子ども専用の食器やカトラリーを明確に区別し、周囲の親戚にも優しく協力を求めて、子どもの未来の歯を守りましょう。
この記事のおさらい
今回の記事のポイントは以下になります。
・お盆休みは夜のルーティンが崩れがちになるが、就寝前のブラッシングは絶対に忘れてはいけない
・お酒を飲むときは水を適宜摂取し、体の水分が奪われないように注意すべき
・小さな子どもや赤ちゃんと触れ合う際は、大人の虫歯菌が移らないように注意が必要
以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!








