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【新潟市中央区新潟駅の歯医者】乳酸菌の歯周病予防効果とは?

歯周病は子どもからお年寄りまで、誰しもが発症するリスクのあるものです。

そのためブラッシングなどのセルフケアについては、なるべく早いうちから行うべきですが、セルフケアの一つに乳酸菌の摂取が挙げられます。

今回は、乳酸菌の主な歯周病予防効果について解説します。

 

〇乳酸菌はプラークを減らし、唾液を増やす

 

ヨーグルトやチーズなどに多く含まれる乳酸菌には、歯周病の原因となるプラークを減らし、唾液を増やす役割があります。

歯周病はさまざまなリスクファクターが重なって発症するものですが、直接的な原因はやはり口内に付着したプラークです。

乳酸菌はこちらの形成を抑制し、歯周病になりにくい口内環境をつくります。

また唾液には自浄作用や抗菌作用、口内のpHを一定に保つ作用などがあり、口内の健康を維持するには欠かせません。

乳酸菌を摂取すれば唾液の分泌量が増加し、歯周病菌に対抗しやすくなります。

 

〇炎症性物質の生成を抑える効果も

 

乳酸菌を摂取することで、炎症性物質の生成もある程度抑えられます。

免疫細胞は、身体の中で異物を認識したとき、炎症性物質を生成して免疫反応を活性化させます。

しかし炎症性物質の分泌が過剰になると、次々と炎症反応が起こり、歯周病の症状は悪化してしまいます。

乳酸菌には免疫細胞のバランスを整える働きがあるため、歯周病による歯茎の炎症や腫れについても重症化させないことが期待できます。

 

〇乳酸菌が豊富な食材

 

乳酸菌が多く含まれるのは、ヨーグルトやチーズ、キムチや漬物などの食材です。

ヨーグルトの発酵には乳酸菌が用いられていて、こちらは手軽に摂取できるため、毎日歯周病予防として食べる食材としてはピッタリです。

チーズについては、生きた乳酸菌が多く含まれるナチュラルチーズを選びましょう。

ナチュラルチーズは、乳酸菌などの微生物の働きで乳を固め、発酵熟成させたチーズです。

有名なものとしては、モッツァレラやカマンベール、ゴーダやチェダーなどの種類があります。

またキムチや漬物などの発酵食品にも乳酸菌が含まれていますが、摂取する際には加熱してはいけません。

加熱すると、乳酸菌が死滅します。

 

〇この記事のおさらい

 

今回の記事のポイントは以下になります。

・乳酸菌には歯周病の原因であるプラークを減らし、唾液を増やす効果がある

・乳酸菌は免疫細胞のバランスを整え、炎症性物質の生成を抑えてくれる

・乳酸菌はヨーグルトやチーズ、キムチや漬物などに多く含まれる

・毎日継続して食べる食材としては手軽なヨーグルトがおすすめ

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

【新潟市中央区新潟駅の歯医者】歯周病予防にガムが効果的な理由

歯周病の予防法としてよく知られているのは、やはり毎日のブラッシングや、定期的な歯科クリニックでの検診です。

また自宅でもできる予防法としては、ガムを噛むという方法も挙げられます。

今回は、歯周病予防にガムが効果的な理由や、ガムを噛むときのポイントなどについて解説します。

 

〇歯周病予防にガムが効果的な理由

 

ガムを噛むことが歯周病予防になる理由は、唾液の分泌量が増えるからです。

唾液には口内を潤して食べ物から粘膜を守ったり、抗菌作用によって細菌やウイルスから身体を守ったりする効果があります。

ここでいう細菌には、当然歯周病菌も含まれます。

またガムは他の食べ物に比べて、咀嚼している時間が長いです。

そのため、適度に摂取することで効率的に唾液の分泌量を増加させられます。

 

〇キシリトールやラクトフェリンが入ったガムがおすすめ

 

歯周病予防の一環としてガムを噛む場合、キシリトールやラクトフェリンといった成分が含まれているものがおすすめです。

キシリトールは、虫歯を予防する糖アルコールとして有名ですが、実は歯周病予防にも効果を発揮します。

具体的には、歯周病の原因となるプラークを除去しやすくしたり、プラークがつくられるのを防いだりしてくれます。

またラクトフェリンは、唾液の抗菌作用に関する物質です。

歯周病菌から生み出される毒素の働きを抑え、免疫力を高める効果があります。

これらの成分が含まれているかどうかは商品の裏面に記載されているため、ガムを購入する際は必ずチェックしましょう。

糖類についても、限りなく0gに近いものが望ましいです。

 

〇効果的なガムの噛み方

 

歯周病を予防するための効果的なガムの噛み方としては、まず食後のタイミングで噛むのがポイントです。

食後に15分以上噛み続けることにより、キシリトールやラクトフェリンが口内で十分な効果を発揮し、歯周病の予防効果を高めてくれます。

またガムを噛むことで分泌された唾液は、なるべく口内にとどまらせるようにしましょう。

こうすることで、有効成分をより長く口内に停滞させられます。

ただし、ガムの噛みすぎには注意しましょう。

歯周病予防としてガムを噛む場合は、1日1~3粒が目安です。

それ以上噛むとエナメル質が擦り減ったり、噛み合わせが深まったりする可能性があります。

 

〇この記事のおさらい

 

今回の記事のポイントは以下になります。

・ガムを噛むと唾液の分泌量が増え、歯周病菌などの細菌への抵抗力が上がる

・歯周病予防としてガムを噛む場合は、キシリトールやラクトフェリンが入ったものがおすすめ

・食後のタイミングで15分以上噛み続けると、歯周病予防の効果がアップする

・噛みすぎるとエナメル質が擦り減ったり、噛み合わせが深くなったりするため注意が必要

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

【新潟市中央区新潟駅の歯医者】歯周病が市販薬では治らない理由

風邪の症状が出ているときなどは、病院やクリニックに通わず、ドラッグストアなどで市販薬を購入して治そうと考える方もいるでしょう。

また歯周病についても、同じような治療ができれば便利ですが、残念ながら市販薬で歯周病を治すことはできません。

今回はこちらの理由について解説します。

 

〇歯石を除去できないから

 

歯周病が市販薬では治らない理由としては、まず歯石を除去できないことが挙げられます。

歯石はプラークが蓄積して石化したものであり、その多くは歯周病菌で構成されています。

こちらはブラッシングでは落とすことができず、除去するには歯科クリニックで歯周基本治療を受ける必要があります。

またブラッシングで落とせない歯石は、当然市販薬の服用でも落とせません。

歯石が口内に残存する限り、歯周病は発症・進行するため、完治させるのは難しくなります。

ドラッグストアなどでは、歯周病による炎症などをやわらげる市販薬が販売されていますが、こちらはあくまで対症療法です。

歯周病を根本的に治療するものではありません。

 

〇体質が関係しているから

 

歯周病が市販薬では治らない理由としては、その方の体質が発症に関係していることも挙げられます。

具体的には、歯周病菌に対する免疫力が低い方ほど、歯周病のリスクが上昇します。

近年の研究では、歯周病菌そのものよりも、身体が菌に対してどう反応するかの方が大きな原因になると報告されているほどです。

そのためもし歯周病を治療する市販薬があったとしても、体質の問題までカバーできないのであれば、すぐに歯周病は再発します。

 

〇生活習慣が関係しているから

 

生活習慣が発症や悪化に関係していることも、歯周病を市販薬では治せない理由です。

歯周病は感染症の一種ですが、見方を変えれば生活習慣病でもあります。

例えばブラッシングや食生活などが乱れていると、必然的に歯周病のリスクも高くなります。

そのため、生活そのものを改善しなければ、完治させるのは困難です。

また代表的な生活習慣病の一つに糖尿病がありますが、こちらは口内の乾燥や細菌への抵抗力低下を招き、歯周病を発症させることがあります。

 

〇この記事のおさらい

 

今回の記事のポイントは以下になります。

・市販薬を服用しても、歯周病の原因である歯石を除去することはできない

・市販薬ではその方の体質までカバーできないため、歯周病を治すのは難しい

・ブラッシングや食生活などの習慣を改善しなければ、市販薬を服用しても歯周病は治らない

・糖尿病が歯周病の発症や悪化につながることもある

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

【新潟市中央区新潟駅の歯医者】中高年の方は歯周病のリスクが高いって本当?

歯周病は世界一感染者数が多い疾患として、ギネスにも認定されています。

つまり、世代を問わず発症のリスクがあるということです。

また中でも中高年の年代にあたる方は、特に発症する可能性が高いとされています。

今回は、中高年の方が歯周病を発症しやすい理由を解説します。

 

〇老化

 

主に55~64歳を指す中高年の方は、身体のさまざまな部分に老化が見られます。

具体的には、歯茎や血管が老化し、こちらが歯周病のリスクを高めます。

中高年に差し掛かると、これまで引き締まっていた歯茎が痩せ、プラークが蓄積しやすくなります。

同時に歯茎の免疫力も下がるため、歯周病を発症しやすくなります。

また年齢を重ねると、歯茎に栄養などを運搬する血管も老化します。

そのため、免疫細胞に十分な栄養が行き届かず、歯周病菌に抵抗できなくなってしまいます。

 

〇全身疾患

 

中高年の方は、すでに患っている全身疾患が歯周病のリスクを高めることもあります。

特に注意すべきなのが、糖尿病と高血圧症です。

糖尿病になると、口内の乾燥や細菌に対する抵抗力低下、組織の修復力低下などの症状が出ます。

これらの症状が歯周病を引き起こしたり、悪化させたりする可能性があります。

また高血圧症の方は、降圧剤を服用しているケースが多いですが、降圧剤は歯周病の症状を助長させるリスクを持っています。

具体的には歯茎がひどく腫れてしまう症状であり、発現率は低いものの、降圧剤を服用している方すべてに発症するリスクがあります。

 

〇ストレス

 

中高年の方は更年期障害などの影響もあり、ストレスが溜まりやすい傾向にあります。

ストレスは、歯周病のリスクを高める一因となります。

人はストレスにさらされると交感神経が優位になり、唾液の分泌量が減少します。

唾液の中には、ラクトフェリンやリゾチウムなど、歯周病菌に対抗できる物質がいくつも含まれているため、減少すると歯周病を発症しやすくなります。

また強いストレスを抱える方は、眠りが浅くなり、歯ぎしりや食いしばりが助長されることも考えられます。

歯ぎしりや食いしばりは、歯や歯を支える組織に異常な力を加えるため、歯周病予防の観点から良くない習慣だと言えます。

 

〇この記事のおさらい

 

今回の記事のポイントは以下になります。

・中高年の方は歯茎や血管などに老化が見られるため、歯周病にかかりやすくなる

・糖尿病や高血圧症を患っている中高年の方は、歯周病を併発するリスクが高い

・中高年の方はストレスを抱えやすく、ストレスが歯周病のリスクを高めることもある

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

【新潟市中央区新潟駅の歯医者】代表的な歯周病治療であるスケーリングとは?

歯周病は症状が出にくい疾患であり、発症していることになかなか気付かないケースも多いです。

また気付いたときには重症化していることもあり、こちらは歯の脱落や全身疾患などにつながる可能性があります。

今回は、そんなおそろしい歯周病の代表的な治療法であるスケーリングについて解説します。

 

〇スケーリングとは?

 

スケーリングは、皆さんも聞いたことがある言葉でいうと、歯石取りのことを指します。

歯面に沈着したプラークや歯石、その他の沈着物を機械的に除去する治療です。

一般的に、歯石の除去はスケーラーや超音波スケーラーで行われます。

これらの器具で歯石に衝撃や振動を与え、歯から剥がすように除去していきます。

プラークはブラッシングでも落とすことができますが、石化した歯石は自宅で落とすことができません。

またプラークや歯石は歯周病菌の温床であるため、蓄積する前にスケーリングで除去することが望ましいです。

 

〇スケーリングのメリット

 

スケーリングのメリットは、やはり物理的に歯石を取り除くことができるという点です。

歯石を除去すれば、口臭が改善されますし、その後のセルフケアも行いやすくなります。

もちろんスケーリングを行うことで、歯周病予防にもつながります。

歯周病菌は、プラークや歯石が口内に存在する限り、歯に定着します。

言い換えると、プラークや歯石がなければ口内にとどまることができません。

そのため、スケーリングによって極力口内から排除することが大切です。

またスケーリングによって歯石を取り除くことで、噛み合わせが改善されることもあります。

 

〇スケーリングの注意点

 

スケーリングを実施すれば、確かに歯石は除去されますが、一方で知覚過敏のリスクが高まります。

こちらは、今まで歯石で覆われていた部分が露出するようになるからです。

またスケーリングを実施する際は、ある程度の痛みや出血が予想されます。

歯茎が腫れている場合、出血するのは決して異常なことではありませんが、治療時の痛みについては注意してください。

ちなみに歯石を除去した後は、一時的に歯と歯茎の隙間が増え、見た目が悪くなります。

しかし、時間が経つと歯茎が引き締まり、少しずつ改善されます。

 

〇この記事のおさらい

 

今回の記事のポイントは以下になります。

・スケーリングは歯面に沈着したプラークや歯石、その他の沈着物を機械的に除去する治療

・スケーリングには歯周病予防、口臭の改善などの効果がある

・スケーリングを行った後は、知覚過敏の症状が出る可能性がある

・治療中はある程度の痛みと出血が予想される

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

【新潟市中央区新潟駅の歯医者】歯周病と噛み合わせの関係とは?

歯周病を発症する主な原因は、プラークや歯石に含まれる歯周病菌に感染することです。

また歯周病を進行させる原因には、他にも数々のリスクファクター(危険因子)が関わっていて、そのうちの一つが噛み合わせの問題です。

今回は、歯周病と噛み合わせの関係について解説します。

 

〇一部の歯に力が集中すると歯周病が悪化する

 

噛み合わせが良くない方は、上下の歯がしっかりと噛み合っていないため、力がかかる歯とかからない歯が出てきます。

そのため、力が集中している歯はどうしても負担が大きくなり、歯周病を悪化させる原因になります。

また歯は垂直方向の力には強いですが、水平方向の力には弱いです。

噛み合わせが悪い場合、奥歯に水平方向、つまり横揺れの力が加わる機会が多くなり、その歯周辺の骨のみがなくなることがあります。

こちらも、歯周病を悪化させる原因の一つです。

 

〇噛み合わせが悪いとブラッシングにも影響が出る

 

噛み合わせが悪い方はブラッシングがしにくく、こちらも歯周病の発症や悪化につながります。

歯並びがキレイな方は、しっかりと歯全体に歯ブラシの毛先が届くため、磨き残しや歯石が形成される可能性が低いです。

しかし噛み合わせが悪く、特に隣り合う歯が重なっているような方は、磨き残しが多くなります。

そのため、歯周病だけでなく虫歯のリスクも高くなります。

ブラッシングはどれだけ頻繁に行うか、長時間行うかではなく、どれだけ多くのプラークを除去できるかが重要です。

 

〇口呼吸が歯周病を悪化させることもある

 

噛み合わせが悪い方は、上下の歯がうまく噛み合わないことから、口が常に開いたままになってしまうケースも多いです。

また口が開いたままだと、慢性的な口呼吸につながり、こちらが歯周病を悪化させることもあります。

なぜなら口呼吸を行うと、唾液の分泌量が減少し、口内で歯周病菌をはじめとする細菌が繁殖しやすくなるからです。

ちなみに、中には口呼吸が噛み合わせの悪化を招くという逆のパターンもあります。

口呼吸の方は必然的に口を開けている時間が長くなるため、口周りの筋肉が衰え、前歯が舌側に引き寄せられる力が弱まります。

これにより、徐々に前歯が前方に突出することがあります。

 

〇この記事のおさらい

 

今回の記事のポイントは以下になります。

・噛み合わせが悪く一部の歯にのみ力がかかると、歯周病が悪化しやすくなる

・噛み合わせが悪いと磨き残しが多くなり、歯周病や虫歯のリスクが高まる

・噛み合わせが悪い方は口がうまく閉じられず口呼吸が多くなり、口内で歯周病菌が繁殖しやすくなる

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

【新潟市中央区新潟駅の歯医者】歯周病による歯茎からの出血を抑える方法

歯周病における症状の一つに、歯茎からの出血があります。

こちらはプラークが歯の表面や周辺に蓄積され、炎症を起こすことで引き起こされる症状です。

しかし、こちらは生活習慣の改善によってある程度抑えることができます。

今回は、歯周病による歯茎からの出血を抑える方法を解説します。

 

〇ブラッシングを見直す

 

歯茎からの出血が頻繁に見られる方は、ブラッシングに使用するアイテムから磨き方まで、一から見直してみましょう。

まず歯ブラシですが、出血を抑えるためには毛先がやわらかく丸いもの、もしくは電動歯ブラシを選ぶことをおすすめします。

これらは歯茎に与える刺激が少ないからです。

またブラッシングの方法については、歯ブラシの先を歯と歯茎の境目に当て、45度の角度で小刻みに振動させるのが望ましいです。

炎症があるにもかかわらず強く磨いてしまうと、簡単に出血してしまいます。

ちなみに、使用する歯磨き粉はジェルタイプのものがおすすめです。

ジェルタイプであれば、ブラッシング時の摩擦が少なくなりますし、適度な歯茎のマッサージ効果も得られます。

 

〇冷たい水で口をゆすぐ

 

歯周病が原因で、ブラッシングをする際などに出血が見られる場合は、冷たい水で口をゆすぐのも一つの手です。

こうすることで、血流が抑えられ、出血が止まりやくなります。

このとき使用するのは、そこまで極端に冷たい水である必要はありません。

お湯さえ使わなければ、一般的な温度の水で大丈夫です。

逆に、冬場などは温かいお湯で口をゆすぐ方もいるかと思いますが、お湯でゆすぐことはおすすめできません。

なぜならお湯だと歯茎の血行が良くなり、出血量が増えたり、血が止まらなくなったりするおそれがあるからです。

 

〇なかなか血が止まらない場合は?

 

こちらは稀なケースですが、歯周病が原因の出血がなかなか止まらないということがあります。

例えば強いブラッシングを行い、歯ブラシの毛先が歯茎に激しく触れた場合などには、このような状況になり得ます。

血が止まらない場合は、清潔なガーゼで患部を優しく押さえましょう。

こうすることで、血液が固まることを促し、止血につながります。

もし自宅にガーゼがなければ、ティッシュで代用しても構いません。

 

〇この記事のおさらい

 

今回の記事のポイントは以下になります。

・歯茎からの出血は、歯周病の原因であるプラークが歯の表面など蓄積され、炎症を起こすことで引き起こされる

・ブラッシングに使用するアイテムや磨き方を意識すると、ある程度出血が抑えられる

・冷たい水で口をゆすぐと、血流が抑えられ歯茎の止血につながる

・一向に血が止まらない場合は、清潔なガーゼで患部を優しく押さえる

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

【新潟市中央区新潟駅の歯医者】間違った歯周病予防の方法とは?

歯周病を予防するためには、とにかくブラッシングを徹底し、口内からプラークを除去することが大切です。

また食生活の改善など、生活習慣についても見直すことで、さまざまな角度から歯周病を予防できます。

今回は、間違った歯周病予防の方法をいくつか紹介したいと思います。

 

〇歯ブラシのみでブラッシングをする

 

冒頭で触れた通り、歯周病を予防するにあたって、ブラッシングの徹底はとても重要です。

しかし、歯ブラシと歯磨き粉だけでブラッシングを行っても、十分にプラークは除去できません。

徹底的にプラークを取り除くのであれば、デンタルフロスや歯間ブラシも併用するべきです。

これらのデンタルケアグッズがあれば、歯と歯の間など歯ブラシでは除去しにくい部分のプラークも除去できます。

ちなみに、デンタルフロスと歯間ブラシは、その両方を歯ブラシと併用することが望ましいです。

 

〇研磨剤入りの歯磨き粉で磨く

 

間違った歯周病予防の方法としては、研磨剤入りの歯磨き粉で磨くことも挙げられます。

こちらが間違いである理由は、研磨剤が歯周病の症状を悪化させる可能性があるからです。

研磨剤は、歯についた汚れを落としやすくするためのごく小さな粒子です。

リン酸水素ナトリウムや炭酸カルシウム、炭酸水素ナトリウムや無水ケイ酸などの成分が該当します。

研磨剤は、通常の歯磨き粉では落としきれない汚れを落としてくれるというメリットがありますが、すでに歯周病の症状が出始めている方には不向きです。

歯周病になりかけている方は、象牙質という歯の内部のやわらかい部分が露出するため、研磨剤入りの歯磨き粉で磨くと象牙質を削ってしまう可能性があります。

 

〇野菜ばかりを摂取する

 

歯周病予防の一環として食生活の改善は必要ですが、野菜ばかりを摂取するのはおすすめできません。

野菜の中には、免疫力向上機能を持つピーマンやホウレンソウ、歯の清掃効果を持つゴボウやレタスなどがあります。

これらは歯周病予防に効果的ですが、大事なのは他の食材とあわせてバランス良く摂取することです。

例えば歯槽骨を強化するために、カルシウムが豊富な乳製品を摂取することなども意識しましょう。

 

〇この記事のおさらい

 

今回の記事のポイントは以下になります。

・歯周病を予防するのであれば、歯ブラシだけでなくデンタルフロスや歯間ブラシも併用すべき

・歯周病の症状が出始めている方は、研磨剤入りの歯磨き粉でのブラッシングがおすすめできない

・歯周病を予防するには、野菜だけでなく他の食材もバランス良く摂取する必要がある

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

【新潟市中央区新潟駅の歯医者】歯周病の原因や種類について

歯周病という病名ついて、一切聞いたことがないという方はほぼいないでしょう。

しかし、歯周病に関する詳しいことがあまり知られていないというのも事実です。

歯周病は誰もが感染する可能性のあるおそろしい病気であるため、原因や種類などについては最低限知っておきましょう。

今回はこちらの内容について解説します。

 

〇歯周病の原因

 

歯周病の原因は、プラーク・歯石が歯や歯茎に付着することです。

プラークが溜まると石化して歯石になり、そこから歯周病菌が増殖して、歯を支えている骨が徐々になくなっていきます。

他にも歯並びの悪さ、噛み合わせの負担などにより、局所的に負担がかかることも影響しています。

また一度発症した歯周病は、自然に治ることがありません。

放置していると、糖尿病などの病気を併発し、さらに症状が悪化することが考えられます。

 

〇歯周病の種類

 

歯周病は進行具合によって、歯肉炎、歯周炎と名称が変わります。

これらの症状を総称して歯周病と呼んでいます。

歯肉炎は、プラークが蓄積した状態を放置することで発症し、歯茎の軽い炎症や2~3mm程度の歯周ポケットが見られるのが特徴です。

さらに進行すると歯周炎となり、軽度の場合は歯茎の炎症程度で収まりますが、中度にまで進行すると炎症がさらに広がり、歯槽骨の破壊が進んで歯が動揺します。

それでも治療せずにいると、歯槽骨が半分以上破壊され、歯は今にも抜け落ちそうなくらいグラグラになります。

ここまで進行すると重度という扱いになり、基本的な歯周病治療で対処するのは難しいため、抜歯で対応しなければいけません。

 

〇歯周病を予防するには?

 

歯周病を予防するには、自宅で行うセルフケアを徹底しなければいけません。

具体的には、食後のブラッシングの際、しっかりプラークを除去することを意識する必要があります。

ブラッシングの際は、力を入れすぎず歯ブラシの毛先を歯面に直角に当て、全体を磨くようにします。

このとき表面だけでなく、歯と歯茎の間をケアすることも大切です。

またセルフケアでは、歯ブラシ以外のデンタルケアグッズも使用しましょう。

例えば歯間ブラシやデンタルフロスを併用すれば、歯ブラシだけでは除去しにくいプラークもしっかりと落とすことができます。

 

〇この記事のおさらい

 

今回の記事のポイントは以下になります。

・歯周病の原因は、プラーク・歯石が歯や歯茎に付着すること

・歯周病は症状の進行具合により、歯肉炎と歯周炎に分けられる

・重度の歯周炎は基本歯周治療で改善させるのが難しい

・歯周病を予防するには、自宅でのセルフケアを徹底する必要がある

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

【新潟市中央区新潟駅の歯医者】歯周病の主な感染経路について

歯周病は、歯周病菌というウイルスに感染することによって起こる病気です。

またこちらのウイルスは、人から人にうつるというケースも多いです。

そのため、ブラッシングなどのセルフケアだけでは、歯周病を防ぎきれません。

今回は、歯周病の主な感染経路について解説します。

 

〇子どもへの食べ与えや食器の共有

 

歯周病の垂直感染における主な原因は、子どもへの食べ与えや食器の共有です。

垂直感染とは、親から子どもへの感染のことを指しています。

赤ちゃんに食事を食べ与えるとき、親御さんは一度自身で咀嚼をし、やわらかい状態にして食べさせることがあります。

しかし親御さんが歯周病を発症している場合、歯周病菌が含まれた唾液が子どもの口内に入り、感染してしまう可能性があります。

また家族ではコップやお皿、赤ちゃんと親御さんではお箸やスプーンも共有することが多いかと思います。

こちらも歯周病の感染経路となるため、なるべく控えるようにしましょう。

 

〇キス

 

歯周病の垂直感染における原因としては、親御さんから子どもへのキスも挙げられます。

スキンシップの一つとして子どもにキスをする親御さんもいるかと思いますが、こちらも食べ与えや食器の共有と同様、少なからず歯周病菌がうつる原因になります。

もちろん、キスによる歯周病感染のリスクは、夫婦やカップルなどのパートナー同士にも存在します。

そのため、歯周病予防の観点から見ると決して良い行為ではありません。

このような夫婦間、カップル間などのウイルス感染は水平感染と呼ばれます。

ちなみに妊娠中の女性はホルモンバランスの変化により、歯周病感染のリスクが高まるため、この時期のキスは控えることをおすすめします。

 

〇歯ブラシの接触

 

家族やカップル同士の歯ブラシの接触することも、歯周病の感染経路の一つです。

歯ブラシについては、食器のように共有するケースはほとんどありませんが、同じ場所に保管している場合は毛先が接触する可能性があります。

またこのとき、いずれかの歯ブラシに歯周病菌が付着していると、接触した別の歯ブラシに歯周病菌がうつることが考えられます。

そのため、保管時はなるべく離れた場所に置いたり、毛先にカバーをつけたりすることが望ましいです。

 

〇この記事のおさらい

 

今回の記事のポイントは以下になります。

・親御さんが一度咀嚼したものを子どもに食べさせると、歯周病感染のリスクが高まる

・お箸やお皿、コップなどの共有も歯周病の感染経路の一つ

・親子間、カップル間のキスでも歯周病感染が起こる可能性がある

・歯ブラシの毛先が接触すると歯周病菌が移動することがある

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!