働き方改革が進んでからというもの、多くの企業でリモートワークが導入される事例が増加しました。
リモートワークは、自宅などオフィスから離れた場所で業務を行うもので、中には完全在宅勤務制を採用している企業もあります。
しかし、リモートワークは虫歯のリスクが高い働き方です。
今回はこちらの理由を解説します。
ダラダラ食べの増加
リモートワークはオフィス環境とは異なり、自宅では常に食べ物や飲み物が身近にあるため、作業をしながらの間食が定着しやすくなります。
通常食事をすると口内は酸性に傾き、歯の表面のミネラルが溶け出しますが、その後時間をかけて唾液が酸を中和し、歯は修復されていきます。
しかし頻繁に物を口にしていると、唾液による中和が追いつかず、口内が常に酸性の状態に保たれてしまいます。
この状態が続くと、再石灰化のサイクルが崩れ、歯の表面が脆くなり虫歯が急速に進行します。
生活リズムの変化
リモートワークによる運動不足や、オン・オフの切り替えが曖昧になることで自律神経が乱れやすくなります。
唾液の分泌は自律神経によってコントロールされていますが、仕事のストレスや緊張状態が長く続くと交感神経が優位になり、口の中が乾きやすくなります。
唾液には食べカスを洗い流す作用、細菌の増殖を抑える作用、そして酸を中和する緩衝作用という歯を守るための重要な役割が備わっています。
ストレスや水分不足で唾液が減ると、これらの防御機能が働かなくなり、虫歯菌が活動しやすい環境が整ってしまいます。
またビデオ会議以外で人と会話する機会が減ることも、口の周りの筋肉を使わなくなるため、唾液腺への刺激を減らす要因となります。
口腔ケアの優先順位低下
出社が必要な環境では、対面でのエチケットとして食後の歯磨きや口臭ケアを習慣化している人が多いですが、誰にも会わないリモートワークではつい後回しになりがちです。
このような「後で磨けばいい」という油断が、結果として磨き残しやケアの回数減少を招きます。
また朝の身支度の一部として行っていたブラッシングが、始業直前まで寝ているなどの生活の乱れによって疎かになるケースも散見されます。
さらに、歯科クリニックへの足が遠のくこともリスクを上げます。
外出機会が減ることで、定期検診やクリーニングの優先順位が下がり、自覚症状のない初期虫歯を放置してしまう結果につながります。
この記事のおさらい
今回の記事のポイントは以下になります。
・リモートワークではダラダラ食べやダラダラ飲みが増え、常に口内が酸性の状態になりやすい
・リモートワークによって生活リズムが乱れることで、唾液の分泌量が減って虫歯を発症しやすくなる
・リモートワークの場合、外出や人に会う機会が減るため、ついセルフケアがおろそかになりがち
以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!







