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【新潟市中央区新潟駅の歯医者で歯周病治療】歯周病と体力低下の関係について

歯周病は、万病のもととなることで有名な疾患です。
最初は歯茎の炎症や出血などの口内トラブルだけで済んだとしても、放置していると全身の臓器にまでその影響は及びます。
また歯周病は、体力の低下とも関連性を持っています。
今回はこちらの点について解説します。

歯周病と体力低下のメカニズム

歯周病は、歯周病菌が引き起こす口腔内の慢性的な炎症です。
体力が低下し免疫力が落ちると、通常は抑え込まれている細菌が活発化し、歯周病が急速に悪化しやすくなります。

逆に重度の歯周病がある場合、歯茎の炎症部位から細菌や毒素、炎症性物質が絶えず血管内に流れ込みます。
これが全身を巡ることで慢的な微小炎症状態を作り出し、身体のエネルギー代謝や筋力を維持する機能を阻害します。

さらに歯周病で歯を失うと噛む力が衰え、肉類などのタンパク質や栄養豊富な硬い食べ物を避け、やわらかい炭水化物中心の食事に偏りがちになります。
この栄養バランスの崩れが低栄養を招き、筋肉量の減少や身体機能の低下を加速させるという負の連鎖が起こります。

全身疾患への波及と身体への負担

冒頭でも触れたように、歯周病は単なる口の病気ではなく、全身の健康状態を左右する疾患として認識されています。

血管内に侵入した歯周病菌は、動脈硬化を促進させ、心筋梗塞や脳梗塞の発症リスクを高めることが8020推進財団などの報告で明らかになっています。
またインスリンの働きを妨げる物質を放出するため、糖尿病を悪化させる要因にもなります。

高齢者の場合、口腔内の細菌が誤って肺に入ることで起こる誤嚥性肺炎は命に関わる重大なリスクです。
加えて、近年の研究では国立長寿医療研究センターの調査により、慢性的な歯周炎が認知機能の低下に関連していることも示唆されています。

これらの全身疾患は、結果として活動量の低下や体力の著しい消耗を招き、健康寿命を縮める大きな要因となります。

予防と対策

体力の低下を防ぎ、健康な身体を維持するためには、日々の徹底した口腔ケアと歯科クリニックでの定期検診が不可欠です。
歯周病は初期段階では痛みなどの自覚症状が少ないため、日本歯科医師会などは、生涯にわたる切れ目ない歯科健診の重要性を提唱しています。

毎日のブラッシングでプラークを除去し、歯周ポケットの深さを歯科医院で測定してもらうことで、早期発見・早期治療が可能になります。

また口腔機能の維持は、しっかり噛んで食べることを通じて全身の筋力や免疫力の維持に直結します。

この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・体力が低下し免疫力が落ちると細菌が活発化し、歯周病が急速に悪化しやすくなる
・重度の歯周病を発症している場合、身体のエネルギー代謝や筋力を維持する機能が阻害される
・歯周病から来る全身疾患は、活動量の低下や体力の著しい消耗を招く
・体力の低下を防ぎ健康な身体を維持するためには、徹底した口腔ケアと定期検診が不可欠

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!