日本は世界的に見ても治安の良い国ですが、自然災害が発生する頻度は極めて高いです。
今年の元日に発生した能登半島地震でも、北陸地方を中心に甚大な被害が出ています。
また、このような災害が発生した場合でも、可能な限り虫歯予防は行わなければいけません。
今回は、災害時の虫歯予防のポイントについて解説します。
〇災害時のために用意しておくべき虫歯予防グッズ
虫歯予防を徹底するには、日頃から災害時を想定し、以下のような関連グッズを用意しておくことが望ましいです。
・歯ブラシ
・マウスウォッシュ
・デンタルリンス
・ティッシュ
・ウェットティッシュ
・ハンカチ など
歯ブラシは、基本的に歯磨き粉とセットで使用するものですが、災害時は満足に水が使えない可能性があります。
そのため、口をゆすぐ必要がある歯磨き粉は使いにくいと言えます。
一方、マウスウォッシュやデンタルリンスは、水がなくても使用できる可能性が高いです。
また、ブラッシング後の歯ブラシのケア、口周りのケアにはウェットティッシュが便利です。
〇歯ブラシやマウスウォッシュがない場合の虫歯予防方法
災害時に歯ブラシやマウスウォッシュ、デンタルリンスなどを用意できない場合は、食後にお茶などでうがいをすることをおすすめします。
うがいだけでも、食後の口内をそのままにするよりは、虫歯のリスクが軽減されます。
またティッシュやウェットティッシュ、ハンカチなどがあれば、歯ブラシの代わりに使用することが可能です。
具体的には、少し濡らした状態で指に巻き付け、歯ブラシと同じように歯を磨きます。
〇災害時はガムを噛むのもおすすめ
災害時に虫歯予防グッズや水が一切使用できない場合でも、ガムがあればある程度虫歯のリスクは下がります。
ガムを噛むことで唾液の分泌量が増え、口内環境が良くなるからです。
ただしこのとき噛むのは、砂糖が含まれていないシュガーレスのものにしなければいけません。
砂糖が入っていると、かえって虫歯を発症しやすくなります。
もちろん、ガムが用意できないケースもありますが、そのような場合は手元にある食べ物の咀嚼回数を増やすことを意識しましょう。
〇この記事のおさらい
今回の記事のポイントは以下になります。
・虫歯予防を徹底するには、災害時に備えてあらかじめ関連グッズを用意しておくべき
・満足に水が使えない可能性のある災害時には、歯磨き粉の使用が不向き
・歯ブラシがなくてもウェットティッシュやハンカチで代用できる
・ガムを噛んで唾液の分泌量を増やす方法もおすすめ
以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!