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【新潟市中央区新潟駅の歯医者・小児歯科】フッ素は安全な成分なのか?

代表的な小児歯科メニューの一つに、フッ素塗布があります。

こちらは歯にフッ素を塗布することで歯質を強化し、虫歯に強い歯をつくり上げるというものです。

では、このとき使用するフッ素は果たして安全な成分なのでしょうか?

今回はフッ素の安全性に関することを解説します。

 

〇フッ素は安全なのか?

 

小児歯科で用いられるフッ素の安全性は極めて高いです。

そのため、親御さんは安心してフッ素塗布の処置を受けさせることができます。

なぜならフッ素塗布で用いられるのは、正確にはフッ素ではなくフッ化物だからです。

フッ素は、単体の場合極めて酸化作用が高いです。

どれくらいかというと、ガラスやプラスチックといった素材を溶かしてしまうほどです。

このような成分を子どもの歯に塗布すれば、当然害を及ぼすことになります。

しかし、歯科クリニックではフッ化物を用いていて、こちらは単体のフッ素とは全くの別物です。

単体で身体に吸収されることはなく、危険性は一切ありません。

 

〇フッ化物が危険なのは大量に摂取した場合のみ

 

小児歯科のフッ化物は安全性が高い上に、なおかつ大量に摂取しません。

危険性が高まるのは、単体もしくは大量に摂取した場合のみですので、このことからも歯科クリニックでは安全性が保障されています。

またフッ化物は、小児歯科での施術だけでなく、歯磨き粉などのデンタルケアグッズでも用いられています。

こちらも同じように、危険なのは大量に摂取したときだけです。

ちなみに歯磨き粉の場合、子どもが1本丸々飲み切るなどしない限り、フッ素中毒になることはありません。

つまり中毒のリスクは限りなく低いということです。

 

〇フッ素とガンの関係性は?

 

その昔、“水道水フロリデーションをされていた地域では、ガンによって亡くなった方が多い”という報告がされました。

水道水フロリデーションとは、飲料水中に存在するフッ化物の量を適正な濃度に調整し、その飲料水を摂取することで虫歯を予防する方法をいいます。

しかしこちらは海外のデータの解釈が間違っていたものであり、実際フッ素とガンはまったくの無関係であるため、子供の将来を心配する必要はありません。

 

〇この記事のおさらい

 

今回の記事のポイントは以下になります。

・歯科クリニックのフッ素塗布で用いられるはフッ化物であり、危険性は一切ない

・フッ化物が危険なのは大量に摂取した場合のみ

・歯磨き粉の場合、丸々1本飲み込むなどしない限り、フッ素中毒が起こる心配はない

・フッ素でガンのリスクが高まるというのは完全に間違った情報

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

【新潟市中央区新潟駅の歯医者・矯正歯科】正中の不一致とはどのようなものか?

不正咬合は簡単に言うと歯並び、噛み合わせの異常です。

よく知られているものとしては出っ歯や受け口、すきっ歯などが挙げられます。

またその他に正中の不一致というものがあり、こちらは歯列を正面から見たとき、違和感のある状態になっています。

今回は、正中の不一致における概要やリスク、治療法などを解説します。

 

〇正中の不一致とは?

 

上下の歯の真ん中の線が真っ直ぐになっておらず、ずれている状態を正中の不一致といいます。

本来、正中は歯の上下の中心が一致しているものです。

これにより、正しい噛み合わせを実現できます。

しかし正中の不一致が見られる場合、見た目だけでなく噛み合わせや口内の健康にも良くない影響を及ぼします。

 

〇正中の不一致におけるリスク

 

正中が左右非対称になっている場合、顎のずれが起こる可能性があります。

こちらは噛み合わせが左右にずれていることから、下顎が上顎の真下に来ず、顎がずれてしまうという仕組みです。

また正中の不一致が見られる方は、消化不良を引き起こすことも考えられます。

正中がずれていると、食べ物をうまく噛み砕くことができず、細かくならないまま胃に送られてしまいます。

その結果、胃の負担が大きくなって消化不良につながります。

さらに、正中の不一致は頭痛や肩こりなどの原因にもなります。

咀嚼時に使用される筋肉の一つに側頭筋がありますが、正中が真っ直ぐではない場合、側頭筋が無駄に使用されて頭痛を引き起こします。

肩こりに関しては、顎がずれて頭が斜めになり、首の両側にある広頸筋が均等に使用されなくなることで生じます。

 

〇正中の不一致は矯正治療で治せる?

 

歯科クリニックで矯正治療を受ければ、正中の不一致は改善できる可能性があります。

歯の生え方もしくは歯並びの悪さが原因でズレが生じている場合、ワイヤー矯正やマウスピース矯正で歯を移動させれば、自然とずれは解消されます。

ただし、顎の骨が歪んでいたり曲がっていたりする場合、矯正治療だけでは治らないことも考えられます。

このようなケースでは、矯正治療を行う前に外科治療を受けなければいけないこともあります。

 

〇この記事のおさらい

 

今回の記事のポイントは以下になります。

・上下の歯の真ん中の線がずれている状態を正中の不一致という

・正中の不一致は顎のずれや消化不良、頭痛や肩こりなどを引き起こす原因になる

・歯の生え方や歯並びが原因で正中がずれている場合、矯正治療で治せる可能性が高い

・顎の骨に問題がある場合、矯正治療とあわせて外科治療を受けなければいけないことがある

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

【新潟市中央区新潟駅の歯医者でインプラント】インプラント治療で用いられる骨誘導再生法(GBR法)とは?

インプラント治療は、失った歯をカバーする治療として非常に人気ですが、現状のままでは治療が受けられないケースが存在します。

具体的には、顎の骨の量が足りない場合、骨造成手術で骨の量を増やす必要があります。

今回は、骨造成手術の一つであり骨誘導再生法(GBR法)について解説します。

 

〇骨誘導再生法(GBR法)の概要

 

インプラントの人工歯根を支える骨の量が不足している場合、骨誘導再生法(GBR法)が用いられることがあります。

こちらは骨が不足している箇所を骨補填剤、細かく粉砕した自身の歯骨(自家骨)で補うというものです。

歯茎などのやわらかい組織細胞は骨よりも再生が早いため、メンブレンと呼ばれる人工の膜で侵入を防ぎ、骨の再生を促進します。

これにより顎の骨が再生するためのスペースを確保でき、少しずつ骨が増加して、インプラント治療ができるようになるまで骨を増やせるという仕組みです。

 

〇骨誘導再生法(GBR法)のメリット

 

GBR法におけるもっとも大きなメリットは、やはり顎の骨が少なくてもインプラント治療を受けられるようになるという点です。

インプラントと比較すると、入れ歯やブリッジなどの治療は咀嚼機能、審美性などが劣ります。

GBR法を行い、インプラントを装着すれば、天然歯と同じような感覚で快適に過ごせるようになるでしょう。

またインプラントの安定性や安全性を高め、長持ちしやすくなるのもメリットです。

こちらはGBR法により、人工歯根を適切な部分に埋入できることが理由です。

人工歯根は正しい位置に埋め込む必要がありますが、顎の骨の量が少ないと埋め込む場所が限定されてしまいます。

 

〇骨誘導再生法(GBR法)のデメリット

 

患者さんの負担が大きいという点は、GBR法のデメリットだと言えます。

こちらは患者さんの骨を骨補填剤で再生させる場合、骨を採取するための手術や歯茎の切開などが必要になるからです。

また骨組織が再生するまで待たなければいけないため、治療期間が長くなりやすいというのもデメリットです。

ちなみにGBR法によって再生した骨も、いずれは少しずつ吸収されていきますし、治療後には合併症を発症するリスクがあります。

そのため、治療後のメンテナンスは欠かせません。

 

〇この記事のおさらい

 

今回の記事のポイントは以下になります。

・骨誘導再生法(GBR法)は、骨が不足している箇所を骨補填剤、細かく粉砕した自身の歯骨(自家骨)で補う治療

・GBR法により、顎の骨が少なくてもインプラント治療を受けることができ、インプラントの安定性や安全性も高まる

・GBR法は患者さんの負担が大きく、治療期間が長くなりやすいのがデメリット

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

【新潟市中央区新潟駅の歯医者で虫歯治療】虫歯治療が遅れると歯科医師に怒られる?

歯科クリニックでの虫歯治療はなるべく早く行わなければいけません。

もっと言えば、定期検診を受けた上で虫歯を早期発見し、初期段階で治療することが望ましいです。

では、歯科クリニックに通うのが億劫で虫歯治療が遅れると、歯科医師に怒られてしまうのでしょうか?

今回はこのようなことが不安な方に向けて解説します。

 

〇虫歯治療が遅れると歯科医師に怒られるのか?

 

虫歯が悪化しているものの、「歯科医師に怒られるのが怖くて歯科クリニックに行けない」という方は少なくないでしょう。

結論からいうと、虫歯を放置してある程度進行していたからといって、歯科医師に怒られることはありません。

むしろ、不安な気持ちを抱えながらも勇気を出して来院したことに対し、感謝する気持ちでカウンセリングを行ってくれます。

歯科医師は、これまで虫歯の痛みに悩んできた患者さんに対し、「一日でも早く良くなってもらいたい」と思うものです。

そのため、症状がひどいという自覚がある方も、思い切って歯科クリニックを訪れてみましょう。

 

〇「怒られた」と感じる可能性はゼロではない

 

虫歯治療が遅れたことにより、歯科医師が患者さんに対して怒ることはありませんが、「怒られた」と感じる可能性はあります。

なぜなら、これまで虫歯を放置していた患者さんについて、歯科医師は「少し厳しく言わなければ今後のためにならない」と考えるからです。

つまり、歯科医師の口調が厳しく、怒られたような気分になることはあるということです。

しかし、前述の通り歯科医師が患者さんに対し、心の底から本気で怒ることはありません。

あくまで指導として、厳しい言葉を使うケースがあるということです。

 

〇勇気を出して虫歯を治療しよう!

 

虫歯があるという自覚がある方は、勇気を出して歯科クリニックを訪れましょう。

虫歯が進行したまま放置していると、次第に歯が動揺し、最終的には歯が脱落してしまう危険性があります。

また普段の生活にも悪影響を及ぼし、全身疾患のリスクも高まります。

さらに虫歯が重症化するほど治療期間は長くなり、治療費も高額になるため、放置していて良いことはありません。

 

〇この記事のおさらい

 

今回の記事のポイントは以下になります。

・虫歯治療が遅れても歯科医師に怒られることはない

・歯科医師は勇気を出して来院した患者さんに対し、感謝の気持ちを持ってカウンセリングを行ってくれる

・指導としての言葉が厳しく、「怒られた」と感じることはある

・虫歯治療を早めに受ければ、歯を失うことや全身疾患、治療費の高額化などを防止できる

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

【新潟市中央区新潟駅の歯医者・矯正歯科】矯正治療で受け口を治すことのメリット

受け口は、正式には下顎前突と呼ばれるもので、歯の噛み合わせの異常を表す不正咬合の一種です。

具体的には、口を閉じたときの上下の歯の噛み合わせが悪く、下の歯が上の歯よりも前に出ている状態を指します。

今回は、矯正治療で受け口を治すことの主なメリットについて解説します。

 

〇疾患のリスクが低下する

 

受け口は単純な噛み合わせの問題だけでなく、さまざまな疾患にもつながります。

そのため、矯正治療で受け口を治せば、必然的に合併症のリスクが低下します。

例えば、噛み合わせが良くないとブラッシングがしにくくなり、プラークが溜まって虫歯や歯周病を引き起こしやすくなります。

また受け口は、顎関節症を引き起こす原因にもなります。

顎関節症になると、口を大きく開けられなかったり、口を開けたときに異音がしたりするようになります。

これらの疾患につながる前に、矯正治療を受けることが大切です。

 

〇食事や発音に良い影響をもたらす

 

矯正治療で受け口を治療すれば、咀嚼がしやすくなる上に、消化不良も改善されます。

噛み合わせが悪いと、食べ物を細かく噛み砕くことができなくなり、胃腸の負担が増大します。

一方、矯正治療を受けて正しく咀嚼できるようになれば、消化不良の改善や腹痛の予防などにつながります。

また受け口を治療することは、発音にも良い影響をもたらします。

受け口の場合は舌が前に出ているため、サ行やタ行などの発音が難しくなるケースがあります。

こちらはいわゆる舌足らずという状態ですが、矯正治療を受ければ舌が正しい位置に戻り、キレイに発音できるようになります。

 

〇見た目を気にする必要がなくなる

 

受け口はさまざまな不正咬合の中でも、その方のコンプレックスになりやすいです。

一方、矯正治療によって改善できれば、見た目を気にする必要がなくなります。

またコンプレックスを解消できれば、自然に笑えるようになったり、表情が明るくなって性格がポジティブになったりとさまざまな相乗効果が期待できます。

見た目の自信は精神的な安定をもたらす重要な要素であるため、早めに改善することが望ましいです。

 

〇この記事のおさらい

 

今回の記事のポイントは以下になります。

・受け口は口を閉じたときの上下の歯の噛み合わせが悪く、下の歯が上の歯よりも前に出ている状態

・矯正治療で受け口を治療すれば合併症のリスクが低下する

・受け口の改善は食事や発音にも良い影響をもたらす

・受け口の治療によってコンプレックスが解消されると、さまざまな相乗効果が期待できる

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

【新潟市中央区新潟駅の歯医者でセラミック治療】セラミック治療に向いている人の特徴は?

セラミック治療は、見た目が美しいだけでなく、汚れが付きにくいなど機能性にも優れた素材を補綴物として装着する治療です。

主に虫歯治療後に行われ、これまで数多くの方がセラミック治療で自然な白さの歯を手に入れてきました。

今回は、セラミック治療に向いている方の特徴をいくつか紹介したいと思います。

 

〇自己管理ができる

 

冒頭で、セラミックは汚れが付きにくいという話をしました。

しかし、ブラッシングなどを怠っていれば、当然汚れが蓄積されて虫歯のリスクは高まります。

そのため、機能性が高いからといって油断せず、しっかり自己管理できる方がセラミック治療に向いていると言えます。

もちろん、自宅でのブラッシングだけでなく、歯科クリニックでのメンテナンスも定期的に受けなければいけません。

 

〇歯周病や歯ぎしり、食いしばりがない

 

セラミック治療を行う場合、歯周病や歯ぎしり、食いしばりなどの症状がある方は、治療に悪影響を及ぼす可能性があります。

そのため、これらの症状が一切ない方がセラミック治療を受けるべきです。

セラミック治療では、補綴物に厚みを出すために、どうしても歯を多く削る必要が出てきます。

もし歯周病を発症していたら、歯を削るときに激しく動いてしまい、治療が継続できなくなるおそれがあります。

またセラミックは機能性に優れていますが、そこまで頑丈な素材ではありません。

このような理由から、毎日歯ぎしりや食いしばりをしている方は、負担に耐え切れずセラミックが割れてしまうことが考えられます。

 

〇治療費が気にならない

 

多少治療費が高くなっても気にならないという方は、セラミック治療が向いていると言えます。

セラミック治療の金額が高くなるのは、保険が適用されない自由診療であるからです。

詰め物の場合は4~8万円程度、被せ物の場合は8~18万円程度を患者さんが全額負担しなければいけません。

もちろん、治療する歯が多ければ多いほど金額は高くなり、一度に数十万円程度を支払わなければいけないことも十分考えられます。

もし費用の負担が難しいというのであれば、保険診療のものを含む別の治療も検討しなければいけません。

 

〇この記事のおさらい

 

今回の記事のポイントは以下になります。

・セラミック治療は見た目が美しく、汚れが付きにくいセラミック素材を補綴物として装着する治療

・ブラッシングや定期検診などの自己管理ができる方にはセラミック治療がおすすめ

・歯周病や歯ぎしり、食いしばりがない方はセラミック治療のトラブルが起こりにくい

・高額な治療が気にならない方にもセラミック治療はおすすめ

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

【新潟市中央区新潟駅の歯医者でホワイトニング】虫歯を治療せずにホワイトニングをするとどうなる?

ホワイトニングで歯を白くしようとしたのは良いものの、事前の検査で虫歯ができていることが発覚するというのはよくあるケースです。

またこのときには、先に虫歯を治療しなければいけません。

では虫歯を治療せずにホワイトニングを行うと、どのようなリスクが生じるのでしょうか?

 

〇ホワイトニング期間中に症状が悪化する

 

当然のことですが、虫歯があるにもかかわらずそのままにしてホワイトニングを受けると、ホワイトニング期間中に少しずつ症状が悪化します。

特にホワイトニングを開始した時点である程度虫歯が進行している場合、ホワイトニング期間中に重度にまで達する可能性があるため、非常に危険です。

重度の虫歯は、通常の虫歯治療では治療することが難しく、神経を除去したり歯を抜いたりしなければいけない可能性があります。

そのため、なるべく早い段階で治療しなければいけません。

 

〇薬剤の刺激で痛みが出る

 

ホワイトニングを行う際は専用の薬剤を使用しますが、虫歯を放置したままホワイトニングを行うと、こちらの刺激で痛みが出ることがあります。

中でもオフィスホワイトニングで使用する薬剤は、ホームホワイトニングの薬剤と比べて濃度が高いため、その分刺激も強くなりやすいです。

またホームホワイトニングでは、痛みを回避するために虫歯の部分への薬剤の塗布を少なくしたり、ホワイトニングの時間を短くしたりする方もいます。

しかし、これでは本来の漂白効果は得られませんし、仕上がりにもバラつきが出てしまいます。

 

〇違和感のある見た目になる

 

虫歯治療の後はインレーやクラウンを患部に装着しますが、ホワイトニングの前にこれらを装着しなければ、歯列の違和感が大きくなってしまいます。

なぜなら、インレーやクラウンの色を歯に合わせて調整するのは難しいからです。

ホワイトニングで歯をキレイにした後にインレーやクラウンを装着すると、その部分だけが他の歯と違う色になってしまい、違和感が生まれやすいです。

一方、先に虫歯を治療してからホワイトニングを行えば、全体が均一に近い白さになります。

 

〇この記事のおさらい

 

今回の記事のポイントは以下になります。

・虫歯を治療せずにホワイトニングを受けると、ホワイトニング期間中に症状が悪化する

・ホワイトニング期間中に神経まで達した虫歯は、通常の虫歯治療では対応できない

・虫歯を放置したままホワイトニングを受けると、薬剤がしみて痛みが出やすい

・先にインレーやクラウンを装着しなければ、歯列の白さに違和感が生まれやすい

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

【新潟市中央区新潟駅の歯医者で矯正治療】矯正治療を受ければ乗り物酔いがしにくくなる?

矯正治療を受けることにより、口元の審美性はアップしますし、虫歯や歯周病などの疾患も予防しやすくなります。

その他、全身の健康にもつながる可能性もあり、乗り物酔いをしやすい方は症状が軽減されると言われています。

今回は、矯正治療が乗り物酔いの改善につながる仕組みを中心に解説します。

 

〇噛み合わせの悪さが乗り物酔いにつながる仕組み

 

乗り物酔いは、耳の中にある平衡感覚をつかさどる神経である、前庭器官の中にある耳石と三半規管が関係して起こるものです。

耳石と三半規管が乗り物の加速度や揺れを感知し、こちらの情報と目から入ってくる情報に差が出ると、乗り物酔いが発生します。

また過蓋咬合の方は、より乗り物酔いのリスクが高くなります。

こちらは下顎の動きが妨げられ、常に後ろに押されているような形になるからです。

あまりピンと来ない方は、顎と舌を少し後ろに引いてみましょう。

ずっとその状態をキープしていると、徐々に気持ち悪くなってくるかと思います。

さらにその状態で車や電車に乗ることを考えると、ほぼ間違いなく乗り物酔いになることが想像できるでしょう。

そのため、過蓋咬合の方は乗り物酔いのリスクを減らすために、矯正治療を受けて歯並びや噛み合わせを改善する必要があります。

 

〇過蓋咬合には他のデメリットも

 

過蓋咬合は噛み合わせが深いため、奥歯への負担が強くなり、擦り減りが激しくなってしまうおそれがあります。

また下の前歯が上の前歯に食い込むようになっているため、上の前歯が押し出されて出っ歯になっていくことも考えられます。

さらに顎関節症を発症するリスクや、装着している詰め物や被せ物が外れるリスクも高いです。

 

〇矯正治療を受けても乗り物酔いが治らない場合

 

過蓋咬合の矯正治療を受けたにもかかわらず、頻繁に嘔吐するほどひどい乗り物酔いを繰り返す場合は、歯科ではなく耳鼻科やめまい外来を受診しましょう。

乗り物酔いには内耳と脳が深く関わっていて、これらの器官に異常があると、めまいやふらつきが起こって乗り物酔いにつながります。

また低血圧の方やぜんそく、アレルギーを持っている方も、乗り物酔いを引き起こしやすいと言われています。

 

〇この記事のおさらい

 

今回の記事のポイントは以下になります。

・耳石と三半規管が乗り物の加速度や揺れを感知し、こちらの情報と目から入ってくる情報に差が出ると、乗り物酔いが発生する

・過蓋咬合の方は下顎の動きが妨げられ、常に後ろに押されているような形になるため、乗り物酔いをしやすい

・矯正治療を受けても乗り物酔いが治らない場合、耳鼻科やめまい外来を受診すべき

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

【新潟市中央区新潟駅の歯医者で虫歯治療】初期虫歯の主な特徴について

虫歯は子どもからお年寄りまで、誰しもに発症の可能性がある疾患です。

また虫歯はC0~C4という5つの段階に分かれていて、このうちC0は初期虫歯に該当します。

言い換えると虫歯になる一歩手間であり、他の段階とはかなり異なった特徴を持っています。

今回は、初期虫歯の主な特徴について解説します。

 

〇歯が茶色く、歯と歯茎の間が白い

 

初期虫歯の場合、歯が黒ではなく茶色くなっているケースが多いです。

歯が茶色いのは、少しずつ歯が虫歯菌に侵食され始めている証拠です。

また歯の表面には、エナメル質という硬い組織が存在しますが、初期虫歯の場合はこちらが溶けて白濁するようになります。

特に歯と歯茎の間が白くなるケースが多く、初期虫歯の目安の一つとなっています。

ちなみに、奥歯の溝に黒い点のようなものが見られるのも、初期虫歯の特徴です。

 

〇歯に穴はなく、痛みもない

 

虫歯と聞くと、歯にポッカリと穴が開いているイメージが強いですが、初期虫歯の場合は穴が見られません。

そのため、舌で触ったときの感覚は健康な歯とほとんど同じです。

また穴が開いていないことから、虫歯の大きな特徴である痛みも存在しません。

虫歯を発症して痛みが生じるのは、歯の神経が外部からの刺激を受けるからです。

神経は歯の内部にあり、歯に穴が開いた状態でしか刺激を受けないため、初期虫歯の場合は痛みが出ないという仕組みです。

痛みがある場合はC2以降の虫歯である可能性が高く、最初は冷たいものを食べたときにしみるケースが多いです。

 

〇歯を削る必要がない

 

見た目以外の大きな特徴で言うと、初期虫歯は歯を削る必要がありません。

虫歯は侵食された部分を削って治療するのが一般的ですが、初期虫歯は再石灰化を促すことにより、自然に治る可能性があります。

再石灰化は、虫歯菌によって溶け出したカルシウムやリンを歯の表面に戻す働きです。

初期虫歯の場合、きちんとブラッシングをして再石灰化を促すことができれば、特に治療をしなくても健康な歯に戻せます。

また再石灰化を促進するにあたって特におすすめなのが、フッ素入りの歯磨き粉を使用したブラッシングです。

 

〇この記事のおさらい

 

今回の記事のポイントは以下になります。

・初期虫歯(C0)は虫歯になる一歩手前の状態

・初期虫歯は歯が茶色く、歯と歯の間が白いのが特徴

・奥歯の溝に黒い点のようなものが見られるのも初期虫歯の特徴

・初期虫歯は歯に穴が開いておらず、痛みが出ることもない

・初期虫歯は歯を削る必要がなく、再石灰化を促せば自然に治ることがある

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

【新潟市中央区新潟駅の歯医者で予防歯科】清掃性食品と停滞性食品について

日頃どれだけきちんとブラッシングや定期検診などを行っているかによって、虫歯を発症するリスクは変わってきます。

また毎日の食事で摂取する食品についても、虫歯を予防するにあたって良いものと悪いものがあります。

今回は、清掃性食品と停滞性食品についてそれぞれ解説します。

 

〇食べるだけで歯の清掃効果がある清掃性食品

 

食品の中には、食べるだけである程度口内を清掃してくれる効果のあるものが存在し、こちらが清掃性食品です。

キャベツやセロリ、ニンジンといった食品は食物繊維が豊富で、糖質や油分などを含まず、なおかつある程度咀嚼しなければ食べることができません。

こういった食品は、歯の表面や粘膜に付着した汚れを除去するため、直接清掃性食品と呼ばれています。

また酢のものやレモン、梅干しなどの酸味がある食べ物は、唾液の分泌を促進して口内を洗い流してくれます。

食品が歯に触れることで汚れを落とすわけではありませんが、唾液が予防歯科につながることから、このような食品は間接清掃食品といいます。

 

〇歯に良い成分が含まれた食品と組み合わせるとなお良い

 

清掃性食品を採り入れる際は、歯に良い成分が含まれる食品とあわせて摂取することで、より予防歯科効果が高まります。

例えばチーズやヨーグルトなどの乳製品、さくらえびやしらすなどの魚介類、小松菜やひじきなどの野菜類はおすすめです。

また食べ物だけでなく、牛乳や日本茶などの飲み物についても、清掃性食品と一緒に採り入れたい食品の一種です。

ちなみに、清掃性食品は歯をキレイにする作用がありますが、当然これだけで虫歯が予防できるわけではありません。

あくまで丁寧なブラッシングを行うことは前提です。

 

〇停滞性食品は予防歯科における大きな敵

 

停滞性食品は、名前の通り口内に停滞する食品です。

具体的には歯に付いた汚れが取れにくく、なおかつ唾液の影響を受けにくい、虫歯のリスクが高い食品を指します。

例えばキャラメルやビスケット、チョコレートなどの菓子類は、砂糖を多く含んでいます。

その上歯にベッタリとまとわりつくため、食後はできる限り早くブラッシングをしなければいけません。

 

〇この記事のおさらい

 

今回の記事のポイントは以下になります。

・歯の表面や粘膜に付着した汚れを除去する食品は、直接清掃性食品と呼ばれる

・摂取することで唾液の分泌を促し、口内を洗い流してくれる食品は間接清掃性食品という

・清掃性食品は、歯に良い成分とあわせて摂取するのがおすすめ

・歯に残りやすく虫歯のリスクが高まりやすい食品は停滞性食品という

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!