虫歯治療を行うのは歯科医師や歯科衛生士ですが、実際は患者さんとの共同作業と言っても過言ではありません。
なぜなら、患者さんの要望などについて歯科医師が把握していなければ、有意義な治療は実現できないからです。
今回は、虫歯治療をスムーズに進めるために必要な会話について解説します。
妊娠の可能性や全身疾患について伝える
現在妊娠している可能性のある方や、すでに妊娠中の方、また高血圧・糖尿病・心臓疾患・骨粗鬆症などの持病がある場合は、必ず治療を開始する前に伝えてください。
また、現在病院から処方されて日常的に服用している薬がある場合も同様に伝えなければいけません。
お薬手帳を持参して提示しながら「現在〜の病気で内科に通院しています」「妊娠〜ヶ月目です」と明確に話します。
歯科医師これらの情報により、全身の健康を最優先にした安全な治療プランを立てることができます。
治療内容や手順の疑問に対する質問
歯科医師からの説明の中で、分からない専門用語があったり、なぜその歯を削らなければならないのか疑問に思ったりしたことは、遠慮せずにその場で質問してください。
「今から行う処置は、具体的に何のためのものですか?」などと尋ねることは、納得して治療を受けるために大切です。
医療ミスや思い違いを防ぎ、医師との信頼関係を築くためにも疑問の解消は欠かせません。
インフォームドコンセント(説明と同意)は患者さんの権利であるため、十分な説明を受け、納得できないまま治療が進んでしまうことのないよう、積極的な対話を意識しましょう。
治療中の合図を決める
いざ実際の治療が始まってしまうと、口を大きく開けたままで、器具が入っている状態になるため、言葉を発して不快感を伝えることができなくなります。
そのため、治療が始まる前の段階で「もし治療中に痛かったり苦しかったりしたときは、どちらの手を挙げれば良いですか?」と確認しておきましょう。
一般的には左手を上に挙げることが多いですが、事前にこの合図をお互いに決めておくことで、治療中に痛みの限界を迎える前に、治療を一時中断してもらうことができます。
またいつでも治療を止めてもらえるという明確な約束があるだけでも、治療中の精神的な緊張や恐怖心を大きく和らげる効果があり、心理的に非常に楽になります。
この記事のおさらい
今回の記事のポイントは以下になります。
・妊娠の可能性がある場合や全身疾患、それに伴う薬の服用がある場合、必ず歯科医師に伝える
・歯科医師からの説明で分からない部分があった場合、遠慮せずにその場で質問する
・事前に合図をお互いに決めておくことで、治療中に痛みの限界を迎える前に、治療を一時中断してもらえる
以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!








