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【新潟市中央区新潟駅の歯医者】銀歯をセラミックと交換するメリットとは?

セラミック治療と一口にいっても、選択できるセラミック治療の種類は多種多様です。

またセラミック治療は、新たに虫歯治療を受けた方だけでなく、今まで銀歯を装着していた方がセラミックに交換するために受けることもできます。

今回は、銀歯をセラミックに交換するメリットを解説します。

 

〇審美性がアップする

 

銀歯をセラミックに交換することで、歯の審美性は確実に向上します。

セラミックは、それ以外に含まれている素材などによって種類が変わってきますが、いずれも透明感やツヤを持っています。

こちらは陶材であるセラミックが持つ特徴です。

また隣り合う歯の色に合わせて色を選ぶことも可能であり、パッと見ただけでは口に補綴物が入っていることがわかりにくいです。

さらに金属を使用するケースも少ないため、とにかく見た目を良くしたいという方には交換がおすすめです。

 

〇二次虫歯、歯周病のリスクが低下する

 

銀歯をセラミックに交換することにより、治療した歯の内部で二次虫歯が起こったり、歯周状を発症したりするリスクが低下します。

なぜなら、歯にフィットしやすく、なおかつ汚れが付きにくいからです。

銀歯は歯の汚れを吸着しやすいという性質があり、どうしても虫歯治療後には二次虫歯のリスクが高まります。

また、汚れを取り除くのが難しいことから、歯周病も発症しやすくなります。

一方、セラミックは非常に精度が高く、補綴物と歯の間の段差や隙間が少ないです。

そのため、細菌が歯の内部や歯茎などに影響を与えにくく、トラブルのリスクを抑えながら使用できます。

 

〇頭痛や肩こりが治る

 

これまで頭痛や肩こりに悩んできた方は、銀歯を外してセラミックと入れ替えることにより、症状が治る可能性があります。

なぜなら、銀歯を装着している方は、ガルバニー電流によって頭痛や肩こりを発症している可能性があるからです。

ガルバニー電流は、口内の補綴物の異なる金属が触れ合い、微弱の電流が走る現象です。

こちらはピリッとした口内の痛みにつながるだけでなく、自律神経を乱す原因にもなります。

また自律神経が乱れると、頭痛や肩こり、耳鳴りやめまいなどを引き起こしますが、銀歯をセラミックに交換すれば改善することが考えられます。

 

〇この記事のおさらい

 

今回の記事のポイントは以下になります。

・銀歯をセラミックに交換することで、歯の審美性は確実に向上する

・セラミックは歯にフィットしやすく、なおかつ汚れが付きにくいため、二次虫歯や歯周病のリスクが低下する

・銀歯からセラミックに交換することで、ガルバニー電流による頭痛や肩こりが治る可能性がある

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

【新潟市中央区新潟駅の歯医者】審美治療で使用されるゴールドとは?

審美治療で用いられる詰め物や被せ物と言えば、代表的なのはセラミック素材です。

こちらは審美性が高く、なおかつ虫歯のリスクを減らすことができるという優れものです。

また他にも自由診療の補綴物は存在し、その一つがゴールドです。

今回は、審美治療で使用されるゴールドのメリット・デメリットを中心に解説します。

 

〇ゴールドとは?

 

ゴールドは、金合金やプラチナ合金などの貴金属を使用した補綴物です。

金歯とも呼ばれ、名前の通り金色に光輝く見た目が特徴です。

金合金は、菌に銀もしくは白金を加えたものであり、プラチナ合金は白金と呼ばれるプラチナに別の金属をあわせてつくられます。

これらの金素材は、いずれも歯科治療ではよく使用されます。

 

〇ゴールドのメリット

 

ゴールドの大きなメリットは、適合の精度が高いという点です。

金属の一種でありながら、そこまで硬すぎるわけではなく、歯と補綴物の間にほとんど隙間ができません。

そのため、二次虫歯のリスクは軽減されます。

またゴールドの硬さは天然歯と同程度であるため、噛み合う歯ばかりを摩耗させてしまう心配も少ないです。

硬すぎる素材の場合、噛み合う天然歯ばかりが擦り減って噛み合わせのバランスが悪くなる可能性がありますが、ゴールドは噛み合う歯と同じくらいの速度で摩耗します。

さらに、ゴールドは金属の中でも金属アレルギーを起こしにくい素材です。

ゴールドには、金属アレルギーのリスクが高いとされるパラジウム、アマルガムなどが含まれていません。

 

〇ゴールドのデメリット

 

ゴールドの補綴物のデメリットは、なんといっても目立つ見た目であることです。

オールセラミックなどの素材は審美性をとことん追求しているため、装着しても天然歯と見分けがつきません。

一方ゴールドは金色に輝いているため、特に前歯などに装着する場合は、審美治療を受けたことがすぐにわかってしまいます。

またゴールドには、他の素材よりも熱伝導率が高いという特徴があります。

そのため個人差はありますが、患者さんによっては熱いものや冷たいものがしみるなど、知覚過敏と似たような症状が出ることも考えられます。

 

〇この記事のおさらい

 

今回の記事のポイントは以下になります。

・ゴールドは、金合金やプラチナ合金などの貴金属を使用した補綴物

・ゴールドは適合の精度が高く、噛み合う歯ばかりを摩耗させる可能性も低い

・ゴールドは見た目が目立つため、治療したことがばれたくない方には向いていない

・ゴールドは装着後、知覚過敏のような症状が出ることがある

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

【新潟市中央区新潟駅の歯医者】セラミック治療で使用するファイバーコアとは?

セラミック治療は、ホワイトニングと並ぶ代表的な審美歯科治療であり、さまざまな質の高い素材が使用されます。

また高品質の素材は土台にも使用されることがあり、中でも人気の土台にファイバーコアというものがあります。

今回は、ファイバーコアの概要とメリット・デメリットを解説します。

 

〇ファイバーコアとは?

 

そもそもコアとは、歯根の強度を高くするために、歯根を削って土台として芯棒を入れるものをいいます。

これまでの芯棒には金属が使用されていましたが、2003年にはグラスファイバー、コンポレットレジンを原料とするものが認可されました。

こちらがファイバーコアです。

ちなみに、グラスファイバーは人体に安全な人工の繊維であり、ファイバーコアはそれを束ねた隙間にレジンを含ませます。

 

〇ファイバーコアのメリット

 

ファイバーコアのメリットは、なんといっても強度が高いという点です。

強度だけでなくしなやかさも持ち合わせているため、歯と一体化して割れたり欠けたりすることを防いでくれます。

またセラミックを被せたとき、金属製の土台を使用していると黒っぽくなることがありますが、ファイバーコアは白い見た目のため、審美性も高いです。

その他、身体への負担が少ないのも、ファイバーコアのメリットです。

ファイバーコアは金属不使用のため、金属アレルギーや歯茎が黒くなるメタルタトゥーの心配はありませんし、残っている歯根を削る量についても最小限に抑えられます。

 

〇ファイバーコアのデメリット

 

ファイバーコアは優れた土台ですが、すべての症例に適用できるわけではありません。

例えば、重症度の高い虫歯を治療した後など、残っている歯根の量が少ない場合は適用外になることがあります。

またメタルコアやレジンコアなど、他の土台に比べるとコストが高くなりやすい点もデメリットです。

ファイバーコアの中には、保険診療による治療が可能なものもありますが、現在保険が適用されるメーカーは1種類のみです。

すべての歯科クリニックにおいて、こちらが採用されているとは限りません。

ちなみに保険診療の規定上、保険診療のファイバーコアを使用する場合、セラミックなど自由診療の素材は使用できなくなります。

 

〇この記事のおさらい

 

今回の記事のポイントは以下になります。

・ファイバーコアは、グラスファイバーやコンポレットレジンを使用した歯の土台

・歯の破折を防いだり、審美性を維持できたりする点がメリット

・身体への負担が少ないのもファイバーコアのメリットの1つ

・ファイバーコアはコストが高く、歯根の残存量が少ない場合は適用できない

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

【新潟市中央区新潟駅の歯医者】硬質レジンジャケットとは?

歯科クリニックで取り扱う保険診療の被せ物と言えば、皆さんもよくご存知の銀歯が代表的です。

また保険診療の被せ物には他にも種類があり、その一つに硬質レジンジャケットというものがあります。

今回は、硬質レジンジャケットの概要やメリット・デメリットを解説します。

 

〇硬質レジンジャケットとは?

 

硬質レジンジャケットは、すべてがレジンという歯科用プラスチックで構成されている被せ物です。

保険診療の白い被せ物と言えば、ほとんどはこちらのことを指しています。

具体的には、金属の裏打ちが存在しない冠全体が硬質レジンでできているものです。

硬質レジンは、特殊な加工によって強度を高めたプラスチックです。

ちなみに、硬質レジンジャケットは前から5番目の歯まで保険診療で装着可能です。

それより後ろの歯については、保険診療で対応することができません。

 

〇硬質レジンジャケットのメリット

 

硬質レジンジャケットは、保険診療でありながらある程度の審美性があります。

天然歯ほどの透明感はありませんが、少し見たくらいでは、被せ物を装着していることがわかりません。

また硬質レジンジャケットは、金属アレルギーを発症するリスクがありません。

こちらはすべてがプラスチックでできているからです。

ちなみに、治療回数が少ないという点も、硬質レジンジャケットのメリットだと言えます。

作製時には型取りを行う必要がありますが、次回にはもう装着を行うため、最短2回で白い歯を手に入れることができます。

そのため、頻繁に歯科クリニックに通えないという方にはおすすめです。

 

〇硬質レジンジャケットのデメリット

 

硬質レジンジャケットは、ある程度の審美性を持ち合わせていますが、こちらはあくまで保険診療の被せ物の中でのみ言えることです。

オールセラミックやジルコニアセラミックなど、自由診療の被せ物と比べると、やはり白さや透明感は劣ります。

また、あまり耐久性が高くないという点もデメリットです。

硬質レジンは、通常のレジンの耐久性を強化したものですが、大部分がプラスチックであることに変わりはありません。

そのため、歯ぎしりや食いしばりなどで破損するリスクがあります。

さらに長期間使用すると、着色や変色も目立つようになります。

 

〇この記事のおさらい

 

今回の記事のポイントは以下になります。

・硬質レジンジャケットは、すべてが歯科用プラスチックで構成されている被せ物

・硬質レジンは、特殊な加工によって強度を高めたプラスチック

・ある程度の審美性がある点、金属アレルギーのリスクがない点などがメリット

・自由診療の被せ物と比べると、審美性や耐久性は劣る

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

【新潟市中央区新潟駅の歯医者】ハイブリッドセラミックのメリット・デメリット

歯科クリニックで行われる審美歯科治療の一つに、セラミック治療があります。

こちらは虫歯などを治療した後、セラミックの補綴物を装着して審美性をアップさせるものですが、このとき使用されるセラミック素材にはいくつかの種類があります。

今回は、ハイブリッドセラミックのメリット・デメリットを解説します。

 

〇ハイブリッドセラミックとは?

 

ハイブリッドセラミックは、歯科用プラスチックのレジンと、陶器素材であるセラミックを混ぜ合わせたものです。

セラミック素材の中には、すべてがセラミックでできているオールセラミックや、人工ダイヤモンドとも呼ばれるジルコニアセラミックなどがあります。

またこれらは自由診療のセラミック素材ですが、レジン単体の場合は保険が適用されます。

つまり、ハイブリッドセラミックは自由診療、保険診療の素材を混ぜてつくられているということです。

 

〇ハイブリッドセラミックのメリット

 

ハイブリッドセラミックのメリットは、何と言っても他のセラミック素材よりコストが低いという点です。

そのため、他のセラミック素材は高く、なかなか手を出せないという方にはおすすめです。

またハイブリッドセラミックは、セラミックの粉末が配合されている分、レジン単体よりも審美性が高いです。

さらに、配合されたセラミックのおかけで変色しづらく、比較的色が長持ちするというメリットもあります。

ちなみに、ハイブリッドセラミックには金属が一切含まれていないため、金属アレルギーを発症することはありません。

 

〇ハイブリッドセラミックのデメリット

 

ハイブリッドセラミックは、ある程度の審美性を持っていますが、オールセラミックやジルコニアセラミックなどと比べると審美性は劣ります。

そのため、できる限りキレイな歯を手に入れたいという方は、オールセラミックやジルコニアセラミックを選ぶべきだと言えます。

またハイブリッドセラミックは金属が含まれていないという話をしましたが、場合によっては、強度を高めるために金属を使用することも考えられます。

この場合、当然金属アレルギーのリスクはあるため、アレルギーがある方は前もって医師に伝えておくことをおすすめします。

 

〇この記事のおさらい

 

今回の記事のポイントは以下になります。

・ハイブリッドセラミックは歯科用プラスチックのレジンとセラミックを混ぜ合わせたもの

・ハイブリッドセラミックはコストが安く、ある程度の審美性も持ち合わせている

・ハイブリッドセラミックは、他のセラミック素材に比べて審美性が劣る

・補強のために金属を使用する場合、金属アレルギーを発症する可能性がある

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

【新潟市中央区新潟駅の歯医者】セラミック治療後に痛みが出る原因

セラミック治療は、虫歯菌に侵食された部分を取り除いた歯、欠損した歯などをカバーする審美治療です。

一般的な補綴物より、審美性や耐久性が高いのが特徴です。

しかし、セラミック治療後にはこれまでになかった痛みが出ることがあります。

今回はこのような痛みの主な原因について解説します。

 

〇神経が過敏になっている

 

セラミック治療を受けた直後に歯が痛む場合、神経が過敏になっている可能性があります。

セラミック治療では、歯を削るためにドリルを使用しますが、こちらの振動や熱の影響により、一時的に神経が過敏になるケースが多いです。

そのため、治療直後の痛みはごく自然なことだと言えます。

またこのような痛みは、少し時間が経てば治まる可能性が高いです。

一方、何日経っても痛みが続くという場合は、一度歯科クリニックに相談することをおすすめします。

 

〇噛み合わせが合っていない

 

セラミック治療を受けた後の痛みは、噛み合わせが原因の可能性もあります。

具体的には、セラミックを装着した歯とその対向歯との噛み合わせです。

セラミックは耐久性の高い素材であるため、適切なメンテナンスを行っていれば、そこまで大きく摩耗することはありません。

一方、天然歯は加齢とともに摩耗していきます。

そのため、天然歯ばかりが低くなっていき、噛み合わせが合わなくなるということが起こり得ます。

また噛み合わせが合っていない場合、セラミックの歯ばかりに負担がかかり、ダメージが蓄積された痛みが出るおそれがあります。

 

〇二次カリエスを発症している

 

セラミック治療後に痛みが生じる場合、二次カリエスを発症していることも考えられます。

二次カリエスは二次虫歯とも呼ばれるもので、一度治療した歯の内側で発症する虫歯です。

最初の治療を行ったとき、虫歯菌やプラークが十分に除去されていなかったり、セラミックの接着が不十分だったりしたときに起こります。

また二次カリエスの症状は虫歯とほぼ同じであるため、主に咀嚼したときなどに痛みが出ます。

二次カリエスは通常の虫歯と違って視認することができないため、定期的なメンテナンスとセルフケアによって予防しなければいけません。

 

〇この記事のおさらい

 

今回の記事のポイントは以下になります。

・セラミック治療を受けた直後に歯が痛む場合、神経が過敏になっている可能性がある

・セラミック治療後はセラミックの対向歯が摩耗し、噛み合わせが悪化して痛みにつながることがある

・セラミック治療を施した歯の内側で二次カリエスが起こると痛みを生じる

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

【新潟市中央区新潟駅の歯医者】セラミック治療をやり直さなければいけないケース

セラミック治療は、虫歯治療などを行った後、天然歯に近い見た目の人工歯を装着する治療です。

審美歯科治療の一つとしてとても人気がありますが、場合によっては治療をやり直さなければいけないことも考えられます。

今回は、セラミック治療をやり直さなければいけないケースを解説します。

 

〇二次カリエスが発生したとき

 

二次カリエスが発生したときは、残念ですがセラミック治療をやり直さなければいけないことがあります。

二次カリエスとは、セラミック治療を受けた歯の内部で再び虫歯が発生することをいいます。

こちらはセラミックの装着に伴う虫歯治療において、虫歯菌やプラークを取り残したことが主な原因です。

また二次カリエスはセラミックの内部で起こっているため、一度セラミックの被せ物を取り外し、汚れを除去しなければいけません。

 

〇歯周病になったとき

 

セラミック治療後、歯周病を発症したときも、セラミック治療をやり直さなければいけない可能性があります。

セラミックの被せ物は、歯科医師によって丁寧に装着されます。

しかし、稀に被せ物の形状がプラークの除去に適していない状態になることがあります。

つまりプラークが溜まりやすい形になるということです。

またセラミックの周りにプラークが溜まりやすくなっている場合、被せ物と歯の境目を中心に歯周病を発症することがあります。

こちらを治療するためには、二次カリエスと同じように、一度装着したセラミックを取り外さなければいけません。

 

〇仕上がりに不満があったとき

 

患者さんがセラミックの色や形など、仕上がりに不満を抱いた場合も、セラミック治療をやり直す必要があります。

セラミックは高い審美性が特徴の素材ですが、必ずしも患者さんのイメージ通りに仕上がるとは限りません。

そのため、治療後には「もっと白くしたかった」「もう少しツヤがあると思っていた」など、不満が出ることも考えられます。

しかし、セラミックの見た目に関しては、治療箇所に装着した状態で修正することができません。

理想の見た目に近づけたいという場合には、一度被せ物を除去する必要があります。

 

〇この記事のおさらい

 

今回の記事のポイントは以下になります。

・セラミック治療を受けた歯で二次カリエスが発生した場合、治療をやり直さなければいけない

・セラミックの形状に問題があり、プラークが溜まりやすくなると、歯周病を発症することがある

・歯周病を発症した場合、被せ物を取り外してから歯周病治療を行う

・セラミックがイメージ通りの仕上がりにならなかった場合も再治療が必要

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

【新潟市中央区新潟駅の歯医者】なぜインプラント治療は自由診療なのか?

歯科クリニックで行われる治療には、保険が適用される保険診療のものと、適用されない自由診療のものがあります。

インプラント治療は、非常に優れた治療法ではありますが、残念ながら保険診療がない自由診療に該当します。

今回は、インプラント治療が自由診療であることの理由について解説します。

 

〇自由診療の概要とインプラント治療の費用相場

 

自由診療では保険が適用されないため、患者さんが治療をすべて負担しなければいけません。

保険診療の場合、患者さんの自己負担額は基本的に3割であり、数万円単位の治療でも数千円程度で受けられます。

例えば虫歯治療や銀歯の補綴、根管治療などは、原則保険診療に該当します。

一方、自由診療であるインプラント治療は10割負担となり、治療費が数十万円に上ることも珍しくありません。

 

〇インプラント治療が自由診療である理由

 

インプラント治療が自由診療である理由には、治療内容や治療を行うのにかかるコストが大きく関係しています。

歯科クリニックで保険が適用される治療は、基本的に機能を回復するための治療に限られます。

例えば虫歯治療などは、本来の歯の機能を回復させるために行うため、保険診療になります。

一方インプラント治療は、機能回復も目的のうちの一つですが、審美性を追求する治療という側面もあります。

審美目的の治療は、インプラント治療に限らず保険が適用されません。

またインプラント治療では、人工歯根やアバットメント、上部構造などのパーツを使用します。

これらは虫歯治療などで用いられるパーツよりも高額であるため、どうしても保険の範囲内で施術を行うのは難しくなります。

 

〇インプラント治療に保険が適用されるケース

 

インプラント治療は原則自由診療ですが、中には例外もあります。

例えば病気や事故により、顎が広範囲にわたって欠損した場合や、生まれつき1/3以上顎の骨が欠損している場合などは、保険診療として受けることができます。

ただし、保険診療でインプラント治療を受けるためには、人員や設備など厳しい条件をクリアした歯科クリニックを受診しなければいけません。

 

〇この記事のおさらい

 

今回の記事のポイントは以下になります。

・インプラント治療は自由診療であり、治療費が数十万円に上ることもある

・インプラント治療は審美目的の治療でもあり、原則保険が適用されない

・インプラント治療のパーツは高額であり、保険の範囲内で治療するのが難しい

・生まれつきの顎骨の欠損などがある場合、特定の歯科クリニックであれば保険診療でインプラント治療を受けられる

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

【新潟市中央区新潟駅の歯医者】歯周病でもインプラント治療は受けられる?

歯周病が悪化すると、歯茎の腫れや出血だけでなく、歯が脱落してしまうこともあります。

また、このとき抜け落ちた歯をインプラント治療で補いたいという方もいるかと思いますが、歯周病でもインプラント治療は受けられるのでしょうか?

今回はこちらの点について解説します。

 

〇歯周病でもインプラント治療を受けることは可能?

 

結論から言うと、歯周病の方がそのままの状態でインプラント治療を受けるのは難しいです。

なぜなら、人工歯根が定着しなかったり、再度脱落したりするおそれがあるからです。

歯周病によって顎の骨が吸収されている場合、人工歯根を埋めるために十分な骨の量を確保できません。

このような状態で治療を行っても、失敗するのは目に見えています。

また歯周病を患っている場合、口内には数多くの歯周病菌が存在します。

細菌の数が多い状態でインプラント治療を行うと、人工歯根が細菌感染を起こす可能性も高くなります。

細菌感染はインプラント周囲炎を引き起こし、炎症が強くなった場合は、一度埋入した人工歯根を除去しなければいけないことも考えられます。

 

〇先に歯周病を治療してからインプラント治療を行うべき

 

前述したような理由から、インプラント治療を受ける場合は、先に歯周病を治療して症状を改善させておかなければいけません。

歯周病の治療の内容としては、歯科クリニックで行われるクリーニングや口腔ケア指導、自宅で行うブラッシングやフロスなどのセルフケアが挙げられます。

こちらを実践することにより、ある程度口内の歯周病菌が減少し、歯茎の腫れや出血などは改善する可能性があります。

また歯周病が重度にまで進行し、顎の骨が大量に溶けてしまっている場合は、骨再生手術を行ってからインプラント治療に移ることも考えられます。

ちなみに、インプラント治療の前に改善しておかなければいけないのは、歯周病だけでなく虫歯も同じです。

重度の虫歯は、歯周病と同じように歯茎の炎症を引き起こします。

インプラント治療には、歯茎を切開して人工歯根を埋入するという作業があるため、歯茎が腫れている状態ではなかなか治療が進められません。

 

〇この記事のおさらい

 

今回の記事のポイントは以下になります。

・歯周病の方がそのままの状態でインプラント治療を受けるのは難しい

・歯周病のまま治療を受けると、人工歯根の脱落や細菌感染のリスクが高まる

・歯科クリニックでのクリーニングやセルフケアなどにより、先に歯周病を改善しておくべき

・重度の虫歯がある場合も、先に治療しなければインプラント治療は受けられない

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

【新潟市中央区新潟駅の歯医者】インプラント治療後によくあるトラブル

インプラント治療は、顎の骨に人工歯根を埋め込み、上部構造を被せたら一旦は終了します。

しかし、その後問題なく使用できるようにならなければ、治療は完全に終了したとは言えません。

また、場合によっては治療後に問題が発生することもあります。

今回は、インプラント治療後によくあるトラブルについて解説します。

 

〇痛み、腫れが引かない

 

インプラントの治療後には、なかなか治療箇所の痛みや腫れが引かないことがあります。

人工歯根の埋入は外科治療であるため、ある程度このような症状が出ることは致し方ありません。

しかし数週間、数ヶ月痛みや腫れが継続する場合は注意が必要です。

治療後の痛みや腫れは、通常数日程度で治まるものであり、長期間続いている場合は何かしらのトラブルが発生していると考えられます。

例えば人工歯根の埋入位置が不適切でない場合、神経に傷がついたり、他の歯の歯根に触れて痛みが生じたりすることがあります。

 

〇上部構造が破損する、外れる

 

インプラント治療後には、上部構造が破損したり、外れたりといったトラブルも起こり得ます。

こちらは主に、噛み合わせの調整がうまくいっていないことが理由です。

インプラントの対向歯とうまく噛み合っていない場合、上部構造への負担が大きくなり、割れたり外れたりすることがあります。

またインプラントと上部構造の間には、これらをつなぐアバットメントという部分がありますが、こちらが緩んでいることも破損などにつながります。

 

〇インプラント周囲炎

 

インプラント治療後のトラブルとしては、インプラント周囲炎も挙げられます。

インプラント周囲炎は、名前の通りインプラントの周りで起こる細菌感染や歯茎の炎症です。

こちらは天然歯で起こる歯周病よりも進行スピードが早く、重症化すると人工歯根が抜け落ちるおそれがあります。

またインプラント周囲炎の原因には、セルフケアが不足であることや、定期検診に通っていないことなどが挙げられます。

ちなみに極めて稀なケースではありますが、衛生管理が不十分な歯科クリニックでインプラント治療を受けることも、細菌感染やインプラント周囲炎のリスクを増大させます。

 

〇この記事のおさらい

 

今回の記事のポイントは以下になります。

・人工歯根の埋入位置が不適切でない場合などには、インプラント治療後の痛みや腫れが引きにくくなる

・嚙み合わせの調整がうまくいっていない場合、上部構造が割れる可能性がある

・インプラント周囲炎は、主にセルフケアや定期検診が不十分なことによって発症する

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!