エナジードリンクは、肉体労働時など体力や持久力が気になる際、リフレッシュを目的として飲まれる飲料の通称です。
近年は日常的に摂取されることも多いですが、こちらはホワイトニング後の歯とはあまり相性が良くありません。
今回は、ホワイトニング後にエナジードリンクを飲むデメリットについて解説します。
〇着色のリスクが上がる
ホワイトニングの直後は、歯の表面を保護するペリクルという膜が剥がれるため、一時的に着色しやすくなります。
そのため、食事内容には気を付けなければいけませんが、エナジードリンクを飲むとさらに着色のリスクは高くなります。
こちらは、炭酸が歯の表面を傷つけてしまうからです。
エナジードリンクには強炭酸の商品も数多く存在し、こちらが歯の表面を傷つけると、そのキズに着色汚れが入り込みやすくなります。
〇着色しやすい栄養素を含んでいる
冒頭でも触れたように、エナジードリンクは体力が気になる際のリフレッシュを主な目的としているため、さまざまな栄養素が含まれています。
代表的な栄養素としては、現代の食生活では不足しがちなビタミンが挙げられますが、こちらはホワイトニング後の歯を着色させる可能性があります。
具体的には酸性のビタミンCの他、ビタミンB2やビタミンB12などが気を付けたい栄養素です。
ビタミンB2やB12はエネルギー代謝の補酵素として、疲労回復や皮膚の健康維持、脳の働きなどに関わる効果があります。
しかし、黄色もしくはピンク色の着色が起こる可能性があり、エナジードリンクから摂取るとホワイトニング直後の歯はこれらの色に染まってしまうおそれがあります。
〇依存性が高い
依存性が高いということも、ホワイトニング後にエナジードリンクを飲むことのデメリットです。
エナジードリンクには、大量のカフェインが含まれています。
カフェインを多く摂取すると、依存症の症状が現れ、頻繁に摂取してしまうようになります。
もちろん、その分着色のリスクは高くなります。
ちなみにカフェイン依存症に陥ると、カフェインを摂取していない状態のときに頭痛や倦怠感、眠気や集中力の低下といった症状が出ます。
〇この記事のおさらい
今回の記事のポイントは以下になります。
・エナジードリンクを飲むと炭酸が歯の表面を傷つけ、ホワイトニング後の着色リスクがさらに上昇する
・エナジードリンクにはビタミンC、B2、B12など着色につながりやすい栄養素が含まれている
・エナジードリンクの過剰摂取でカフェイン依存症になると、頻繁に摂取してしまい歯の色戻りが起こりやすくなる
以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!