すきっ歯は正式には空隙歯列と呼ばれるもので、主にもっとも中心にある前歯2本の間に隙間ができてしまう不正咬合の一種です。
こちらは虫歯や歯周病のリスクが高まるだけでなく、人とのコミュニケーションを阻害する要因にもなりかねません。
今回は、すきっ歯がコミュニケーションに及ぼす悪影響について解説します。
〇相手に良くない印象を与える
すきっ歯の場合、コミュニケーションを取る相手に良くない印象を与えてしまう可能性があります。
具体的には「だらしない」「外見を気にしていなさそう」といったイメージです。
もちろん実際にそうとは限りませんが、上記のような印象を持たれてしまうと、相手にコミュニケーションを取るのを避けられがちになることも考えられます。
またコミュニケーションを取る機会が減少した方は、徐々にふさぎ込んでしまい、会話や笑顔に自信がなくなっていきます。
〇発音がしづらくなる
すきっ歯の場合、発音時に歯と歯の隙間から空気が漏れるため、滑舌が悪く舌っ足らずのしゃべり方になってしまいます。
こちらがコミュニケーションに悪影響を及ぼすことも考えられます。
滑舌が悪いと、何度も相手に聞き返されてしまい、徐々にコミュニケーションを取るのが億劫になることが考えられます。
またすきっ歯の方は、英語の発音にも影響が出ることがあります。
日本語はさまざまな言語が混ざっているため、英語の発音が難しいことも、コミュニケーションを阻害する原因になりかねません。
〇口臭が出やすい
口臭が出やすくなることも、すきっ歯がコミュニケーションを阻害する原因の一つです。
歯と歯の間に隙間があると、その部分に食べカスが詰まりやすくなります。
こちらは歯ブラシやデンタルフロスでしっかり清掃を行わない限り、いつまでも溜まり続けます。
また汚れが溜まることで雑菌が繁殖しやすくなりますし、歯と歯の隙間から空気が入ると口内の乾燥もひどくなり、唾液の分泌量が減少します。
最終的にはこれらが口臭を引き起こし、コミュニケーションを取る相手に不快な思いをさせてしまう可能性があります。
〇この記事のおさらい
今回の記事のポイントは以下になります。
・すきっ歯は相手に「だらしない」「外見を気にしていなさそう」というイメージを与えがち
・良くないイメージを与えてコミュニケーションを避けられると、自分に自信がなくなる
・すきっ歯の方は発音が悪く、相手に何度も聞き返されることがある
・すきっ歯は歯と歯の間に汚れが溜まりやすく、口臭も出やすい
以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!