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【新潟市中央区新潟駅の歯医者】インプラント治療の費用に関するあれこれ

インプラント治療を受ける方の多くは、費用に関する不安を抱えていることでしょう。

インプラント治療に対し、優れた治療というイメージを持っているものの、同時に高額なイメージがあり、なかなか治療に踏み切れない方も多いと思います。

今回は、インプラント治療の費用に関することを解説します。

 

〇インプラント治療の費用相場は?

 

インプラント治療は原則自由診療であり、治療にかかる費用の相場は1本につき30~40万円程度です。

こちらの金額には、手術費用の他にも検査費用、上部構造の作製費用などが含まれています。

また、上記の費用はあくまで相場です。

歯科クリニックによってはもっと高くなることもありますし、逆に格安で提供されることもあります。

ただし、インプラント治療を受けるのであれば、なるべく相場に近い価格で施術を行っている歯科クリニックを選びましょう。

高すぎると費用負担が大きくなりますし、安すぎるとインプラント治療の技術や素材に問題がある可能性があります。

 

〇インプラント治療費が歯科クリニックによって違うのはなぜ?

 

インプラント治療費が歯科クリニックによって異なる理由には、使用するインプラントメーカーや治療の技術が各院で異なることが挙げられます。

多くの歯科クリニックで採用されるような有名ブランドのインプラントは、信頼性が高いため費用が高額になる可能性が高いです。

またインプラント治療は外科治療を伴うため、歯科医師には高い技術や経験、知識が求められます。

インプラント認定医や専門医、指導医などは非常に技術が高いことから、このような資格を持つ歯科医師が在籍する歯科クリニックは、おのずと治療費も高くなりやすいです。

 

〇インプラント治療費が支払えない場合は?

 

インプラント治療を受けたいものの、治療費を支払う余裕がないという方は、デンタルローンや医療費控除の活用を検討しましょう。

デンタルローンは歯科治療専門のローン商品であり、対応している歯科クリニックであれば、インプラント治療費をローンで賄うことができます。

また医療費控除は、年間で支払った医療費が10万円を超えたとき、その支払い分の一部について所得税や住民税から控除を受けられるというものです。

ただし、医療費控除は治療費の支払いを立て替えられるわけではないため、注意してください。

 

〇この記事のおさらい

 

今回の記事のポイントは以下になります。

・インプラント治療は原則自由診療で、治療費の相場は1本につき30~40万円程度

・治療費が歯科クリニックによって異なるのは、使用するインプラントメーカーや歯科医師の技術が異なるから

・治療費の支払いが難しい場合はデンタルローンや医療費控除を活用すべき

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

【新潟市中央区新潟駅の歯医者】インプラント治療と喫煙の関係とは?

喫煙にはリラックス効果があり、日頃の疲れを癒すために嗜好品として喫煙をしている方も多いでしょう。

しかし、多くの方がご存知の通り、喫煙には身体へのデメリットが多く存在します。

また、インプラント治療との相性も良くありません。

今回は、インプラント治療と喫煙の関係を中心に解説します。

 

〇喫煙によって人工歯根が定着しにくくなる

 

インプラント治療中は、原則禁煙をしなければいけません。

なぜなら、喫煙によって人工歯根が顎の骨に定着しにくくなる可能性があるからです。

タバコには、ニコチンという成分が含まれていて、こちらには血管を収縮させる作用があります。

血管が収縮すると、血流が阻害され、人工歯根を支えている歯茎に酸素や栄養がきちんと行き渡らなくなります。

その結果、人工歯根がなかなか定着せず、治療期間が長引くおそれがあります。

また治療後の傷口が塞がりにくくなることにもつながります。

 

〇喫煙による唾液の減少はさまざまなデメリットにつながる

 

喫煙をしている方は、非喫煙者の方に比べて唾液の分泌量が減少しやすいです。

こちらはインプラント治療における細菌感染のリスクを高めます。

インプラント治療は外科治療を伴うため、埋入した人工歯根の周辺で細菌感染が起こる可能性があります。

通常こういったケースはそれほど多くありませんが、喫煙によって唾液の分泌量が減少していると、菌が洗い流されず細菌感染は起こりやすくなります。

また細菌感染により、インプラント周辺の歯茎が炎症を起こしやすくなります。

炎症が生じると当然痛みが出ますし、さらに進行すると骨が痩せたり、人工歯根が脱落したりすることも考えられます。

 

〇インプラント治療前後はどれくらい禁煙すべき?

 

喫煙によるインプラント治療のリスクを軽減させるためには、治療期間中だけでなく、治療前後も禁煙するべきです。

禁煙の期間ですが、術前に関しては3週間程度、術後は2~3週間程度が目安です。

また喫煙はそもそもがんやその他の全身疾患のリスクを高めるため、インプラント治療後は指定された期間を過ぎたとしても、そのまま禁煙し続けるのをおすすめします。

 

〇この記事のおさらい

 

今回の記事のポイントは以下になります。

・インプラント期間中に喫煙すると、人工歯根が顎の骨に定着しにくくなる可能性がある

・喫煙によってインプラント治療の傷口が塞がりにくくなることもある

・喫煙による唾液の減少は細菌感染、インプラント周囲炎などのリスクを高める

・インプラントの治療期間中だけでなく、術前や術後も一定期間禁煙すべき

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

【新潟市中央区新潟駅の歯医者】インプラント治療における注意点

インプラント治療は、自分の歯で噛む感覚を得られることや審美性の高さ、他の歯を傷付けないなどのメリットがあります。

しかし決して完璧な治療ではなく、実際治療を受けるにあたっては、いくつか注意すべき点があります。

今回は、インプラント治療の主な注意点について解説します。

 

〇保険が適用されない

 

インプラント治療は優れた治療法ではありますが、残念ながら保険の適用外です。

そのため、他の歯を補う治療と比べると費用は高額になります。

具体的には、インプラント1本につき30~40万円ほどの費用がかかります。

もちろん埋入する本数が増えれば、100万円以上かかることも考えられます。

保険適用の入れ歯は安ければ5,000円程度、ブリッジは1,1000円程度で受けられることを考えると、インプラント治療がいかに高額かわかります。

ただしインプラントは他の治療法よりも費用が高い分、寿命は長くなります。

 

〇治療期間が長い

 

インプラント治療の注意点としては、治療期間が長いということも挙げられます。

骨が十分にある場合で4~5ヶ月、骨が少ない場合で7~13ヶ月ほどかかるため、時間に余裕がない方にとってはデメリットです。

またインプラント治療が長引きやすい理由としては、人工歯根と顎の骨が結合するまで待たなければいけないことが挙げられます。

通院についても、手術の日以外に抜歯や経過の診察で訪れる必要があるため、回数は4~7回ほどと多くなります。

ブリッジは約2週間、入れ歯は1~2ヶ月程度で治療が完了するため、とにかく早く歯を補いたい場合はこちらを受けることも検討しましょう。

 

〇外科治療を行う

 

外科治療を行うという点も、インプラント治療を受ける際には把握しておきたいポイントです。

インプラント治療では、顎の骨に穴を開ける際、メスやドリルなどを使用した外科治療を行います。

そのため、特に歯科治療が苦手な方は、心身ともに負担が大きくなります。

また治療中は麻酔を使用するため、そこまで痛みは感じませんが、治療後に麻酔が切れたときに痛みを生じる可能性があります。

さらに、出血や歯茎の腫れといった症状が出ることも考えられます。

 

〇この記事のおさらい

 

今回の記事のポイントは以下になります。

・インプラント治療は保険適用外の治療で、1本につき30~40万円ほどの費用がかかる

・インプラント治療は、骨が十分にある場合でも完了までに4~5ヶ月かかる

・顎の骨が少ない場合は、さらに治療期間が長くなる

・インプラント治療では外科治療を行うため、歯科治療が苦手な方は負担が大きい

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

【新潟市中央区新潟駅の歯医者】インプラント治療の主なメリット

インプラント治療は、歯を失った部分に人工の歯根を埋め込み、その上に上部構造と呼ばれる人工歯を被せる治療です。

従来は、入れ歯やブリッジなどが失った歯をカバーする治療の代表格でしたが、近年はインプラント治療も一般的になっています。

今回は、インプラント治療の主なメリットについて解説します。

 

〇天然歯で噛むような感覚を得られる

 

インプラント治療を受けることにより、天然歯で噛むような感覚が得られます。

こちらは、インプラントが顎の骨に直接埋め込まれる補綴物であるからです。

入れ歯やブリッジなども、歯がない部分を補うためのものですが、こちらは直接顎に埋め込んでいるわけではありません。

そのため、どうしても安定感や咀嚼力の問題は出やすくなります。

一方インプラントは人工歯根を顎の骨に埋め込み、それを土台として人工歯を取り付けるため、まるで自身の歯で噛んでいるような自然な使い心地を実現できます。

 

〇審美性が高い

 

審美性が高いというところも、インプラント治療のメリットです。

入れ歯やブリッジの場合、色味が天然歯や歯茎と比べて不自然だったり、外から金具が見えてしまったりすることもあります。

そのため、治療を受けていることを周りに気付かれたくない方にとってはリスクが大きいです。

対するインプラント治療では、機能性だけでなく見た目も天然歯に近い歯を手に入れることができます。

食事の際に口元が見えたり、会話をするときに口を開いたりすることにも、ほとんど抵抗がありません。

 

〇他の健康な歯への影響が少ない

 

インプラント治療は、顎の骨に人工歯根を埋め込むという大掛かりな治療であるものの、他の健康な歯に与える影響は少ないです。

部分入れ歯の場合、周りの天然歯にクラスプと呼ばれるバネをひっかけたり、場合によっては自身の健康な歯を削ったりすることがあります。

またブリッジも、装着する際には両隣の健康な歯を切削しなければいけません。

一方、インプラント治療は、歯を失った部分のみピンポイントで実施することができます。

そのため、周りの歯が治療の影響を受けることはありません。

 

〇この記事のおさらい

 

今回の記事のポイントは以下になります。

・インプラント治療は歯を失った部分に人工歯根を埋め込み、その上に人工歯を被せる治療

・インプラントは顎の骨に直接人工歯根を埋め込むため、天然歯のような噛み心地が得られる

・インプラントは見た目も天然歯に近く、治療したことに気付かれにくい

・インプラント治療は、他の健康な歯に影響を与えることがない

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

【新潟市中央区新潟駅の歯医者】乳酸菌の歯周病予防効果とは?

歯周病は子どもからお年寄りまで、誰しもが発症するリスクのあるものです。

そのためブラッシングなどのセルフケアについては、なるべく早いうちから行うべきですが、セルフケアの一つに乳酸菌の摂取が挙げられます。

今回は、乳酸菌の主な歯周病予防効果について解説します。

 

〇乳酸菌はプラークを減らし、唾液を増やす

 

ヨーグルトやチーズなどに多く含まれる乳酸菌には、歯周病の原因となるプラークを減らし、唾液を増やす役割があります。

歯周病はさまざまなリスクファクターが重なって発症するものですが、直接的な原因はやはり口内に付着したプラークです。

乳酸菌はこちらの形成を抑制し、歯周病になりにくい口内環境をつくります。

また唾液には自浄作用や抗菌作用、口内のpHを一定に保つ作用などがあり、口内の健康を維持するには欠かせません。

乳酸菌を摂取すれば唾液の分泌量が増加し、歯周病菌に対抗しやすくなります。

 

〇炎症性物質の生成を抑える効果も

 

乳酸菌を摂取することで、炎症性物質の生成もある程度抑えられます。

免疫細胞は、身体の中で異物を認識したとき、炎症性物質を生成して免疫反応を活性化させます。

しかし炎症性物質の分泌が過剰になると、次々と炎症反応が起こり、歯周病の症状は悪化してしまいます。

乳酸菌には免疫細胞のバランスを整える働きがあるため、歯周病による歯茎の炎症や腫れについても重症化させないことが期待できます。

 

〇乳酸菌が豊富な食材

 

乳酸菌が多く含まれるのは、ヨーグルトやチーズ、キムチや漬物などの食材です。

ヨーグルトの発酵には乳酸菌が用いられていて、こちらは手軽に摂取できるため、毎日歯周病予防として食べる食材としてはピッタリです。

チーズについては、生きた乳酸菌が多く含まれるナチュラルチーズを選びましょう。

ナチュラルチーズは、乳酸菌などの微生物の働きで乳を固め、発酵熟成させたチーズです。

有名なものとしては、モッツァレラやカマンベール、ゴーダやチェダーなどの種類があります。

またキムチや漬物などの発酵食品にも乳酸菌が含まれていますが、摂取する際には加熱してはいけません。

加熱すると、乳酸菌が死滅します。

 

〇この記事のおさらい

 

今回の記事のポイントは以下になります。

・乳酸菌には歯周病の原因であるプラークを減らし、唾液を増やす効果がある

・乳酸菌は免疫細胞のバランスを整え、炎症性物質の生成を抑えてくれる

・乳酸菌はヨーグルトやチーズ、キムチや漬物などに多く含まれる

・毎日継続して食べる食材としては手軽なヨーグルトがおすすめ

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

【新潟市中央区新潟駅の歯医者】歯周病予防にガムが効果的な理由

歯周病の予防法としてよく知られているのは、やはり毎日のブラッシングや、定期的な歯科クリニックでの検診です。

また自宅でもできる予防法としては、ガムを噛むという方法も挙げられます。

今回は、歯周病予防にガムが効果的な理由や、ガムを噛むときのポイントなどについて解説します。

 

〇歯周病予防にガムが効果的な理由

 

ガムを噛むことが歯周病予防になる理由は、唾液の分泌量が増えるからです。

唾液には口内を潤して食べ物から粘膜を守ったり、抗菌作用によって細菌やウイルスから身体を守ったりする効果があります。

ここでいう細菌には、当然歯周病菌も含まれます。

またガムは他の食べ物に比べて、咀嚼している時間が長いです。

そのため、適度に摂取することで効率的に唾液の分泌量を増加させられます。

 

〇キシリトールやラクトフェリンが入ったガムがおすすめ

 

歯周病予防の一環としてガムを噛む場合、キシリトールやラクトフェリンといった成分が含まれているものがおすすめです。

キシリトールは、虫歯を予防する糖アルコールとして有名ですが、実は歯周病予防にも効果を発揮します。

具体的には、歯周病の原因となるプラークを除去しやすくしたり、プラークがつくられるのを防いだりしてくれます。

またラクトフェリンは、唾液の抗菌作用に関する物質です。

歯周病菌から生み出される毒素の働きを抑え、免疫力を高める効果があります。

これらの成分が含まれているかどうかは商品の裏面に記載されているため、ガムを購入する際は必ずチェックしましょう。

糖類についても、限りなく0gに近いものが望ましいです。

 

〇効果的なガムの噛み方

 

歯周病を予防するための効果的なガムの噛み方としては、まず食後のタイミングで噛むのがポイントです。

食後に15分以上噛み続けることにより、キシリトールやラクトフェリンが口内で十分な効果を発揮し、歯周病の予防効果を高めてくれます。

またガムを噛むことで分泌された唾液は、なるべく口内にとどまらせるようにしましょう。

こうすることで、有効成分をより長く口内に停滞させられます。

ただし、ガムの噛みすぎには注意しましょう。

歯周病予防としてガムを噛む場合は、1日1~3粒が目安です。

それ以上噛むとエナメル質が擦り減ったり、噛み合わせが深まったりする可能性があります。

 

〇この記事のおさらい

 

今回の記事のポイントは以下になります。

・ガムを噛むと唾液の分泌量が増え、歯周病菌などの細菌への抵抗力が上がる

・歯周病予防としてガムを噛む場合は、キシリトールやラクトフェリンが入ったものがおすすめ

・食後のタイミングで15分以上噛み続けると、歯周病予防の効果がアップする

・噛みすぎるとエナメル質が擦り減ったり、噛み合わせが深くなったりするため注意が必要

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

【新潟市中央区新潟駅の歯医者】歯周病が市販薬では治らない理由

風邪の症状が出ているときなどは、病院やクリニックに通わず、ドラッグストアなどで市販薬を購入して治そうと考える方もいるでしょう。

また歯周病についても、同じような治療ができれば便利ですが、残念ながら市販薬で歯周病を治すことはできません。

今回はこちらの理由について解説します。

 

〇歯石を除去できないから

 

歯周病が市販薬では治らない理由としては、まず歯石を除去できないことが挙げられます。

歯石はプラークが蓄積して石化したものであり、その多くは歯周病菌で構成されています。

こちらはブラッシングでは落とすことができず、除去するには歯科クリニックで歯周基本治療を受ける必要があります。

またブラッシングで落とせない歯石は、当然市販薬の服用でも落とせません。

歯石が口内に残存する限り、歯周病は発症・進行するため、完治させるのは難しくなります。

ドラッグストアなどでは、歯周病による炎症などをやわらげる市販薬が販売されていますが、こちらはあくまで対症療法です。

歯周病を根本的に治療するものではありません。

 

〇体質が関係しているから

 

歯周病が市販薬では治らない理由としては、その方の体質が発症に関係していることも挙げられます。

具体的には、歯周病菌に対する免疫力が低い方ほど、歯周病のリスクが上昇します。

近年の研究では、歯周病菌そのものよりも、身体が菌に対してどう反応するかの方が大きな原因になると報告されているほどです。

そのためもし歯周病を治療する市販薬があったとしても、体質の問題までカバーできないのであれば、すぐに歯周病は再発します。

 

〇生活習慣が関係しているから

 

生活習慣が発症や悪化に関係していることも、歯周病を市販薬では治せない理由です。

歯周病は感染症の一種ですが、見方を変えれば生活習慣病でもあります。

例えばブラッシングや食生活などが乱れていると、必然的に歯周病のリスクも高くなります。

そのため、生活そのものを改善しなければ、完治させるのは困難です。

また代表的な生活習慣病の一つに糖尿病がありますが、こちらは口内の乾燥や細菌への抵抗力低下を招き、歯周病を発症させることがあります。

 

〇この記事のおさらい

 

今回の記事のポイントは以下になります。

・市販薬を服用しても、歯周病の原因である歯石を除去することはできない

・市販薬ではその方の体質までカバーできないため、歯周病を治すのは難しい

・ブラッシングや食生活などの習慣を改善しなければ、市販薬を服用しても歯周病は治らない

・糖尿病が歯周病の発症や悪化につながることもある

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

【新潟市中央区新潟駅の歯医者】中高年の方は歯周病のリスクが高いって本当?

歯周病は世界一感染者数が多い疾患として、ギネスにも認定されています。

つまり、世代を問わず発症のリスクがあるということです。

また中でも中高年の年代にあたる方は、特に発症する可能性が高いとされています。

今回は、中高年の方が歯周病を発症しやすい理由を解説します。

 

〇老化

 

主に55~64歳を指す中高年の方は、身体のさまざまな部分に老化が見られます。

具体的には、歯茎や血管が老化し、こちらが歯周病のリスクを高めます。

中高年に差し掛かると、これまで引き締まっていた歯茎が痩せ、プラークが蓄積しやすくなります。

同時に歯茎の免疫力も下がるため、歯周病を発症しやすくなります。

また年齢を重ねると、歯茎に栄養などを運搬する血管も老化します。

そのため、免疫細胞に十分な栄養が行き届かず、歯周病菌に抵抗できなくなってしまいます。

 

〇全身疾患

 

中高年の方は、すでに患っている全身疾患が歯周病のリスクを高めることもあります。

特に注意すべきなのが、糖尿病と高血圧症です。

糖尿病になると、口内の乾燥や細菌に対する抵抗力低下、組織の修復力低下などの症状が出ます。

これらの症状が歯周病を引き起こしたり、悪化させたりする可能性があります。

また高血圧症の方は、降圧剤を服用しているケースが多いですが、降圧剤は歯周病の症状を助長させるリスクを持っています。

具体的には歯茎がひどく腫れてしまう症状であり、発現率は低いものの、降圧剤を服用している方すべてに発症するリスクがあります。

 

〇ストレス

 

中高年の方は更年期障害などの影響もあり、ストレスが溜まりやすい傾向にあります。

ストレスは、歯周病のリスクを高める一因となります。

人はストレスにさらされると交感神経が優位になり、唾液の分泌量が減少します。

唾液の中には、ラクトフェリンやリゾチウムなど、歯周病菌に対抗できる物質がいくつも含まれているため、減少すると歯周病を発症しやすくなります。

また強いストレスを抱える方は、眠りが浅くなり、歯ぎしりや食いしばりが助長されることも考えられます。

歯ぎしりや食いしばりは、歯や歯を支える組織に異常な力を加えるため、歯周病予防の観点から良くない習慣だと言えます。

 

〇この記事のおさらい

 

今回の記事のポイントは以下になります。

・中高年の方は歯茎や血管などに老化が見られるため、歯周病にかかりやすくなる

・糖尿病や高血圧症を患っている中高年の方は、歯周病を併発するリスクが高い

・中高年の方はストレスを抱えやすく、ストレスが歯周病のリスクを高めることもある

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

【新潟市中央区新潟駅の歯医者】代表的な歯周病治療であるスケーリングとは?

歯周病は症状が出にくい疾患であり、発症していることになかなか気付かないケースも多いです。

また気付いたときには重症化していることもあり、こちらは歯の脱落や全身疾患などにつながる可能性があります。

今回は、そんなおそろしい歯周病の代表的な治療法であるスケーリングについて解説します。

 

〇スケーリングとは?

 

スケーリングは、皆さんも聞いたことがある言葉でいうと、歯石取りのことを指します。

歯面に沈着したプラークや歯石、その他の沈着物を機械的に除去する治療です。

一般的に、歯石の除去はスケーラーや超音波スケーラーで行われます。

これらの器具で歯石に衝撃や振動を与え、歯から剥がすように除去していきます。

プラークはブラッシングでも落とすことができますが、石化した歯石は自宅で落とすことができません。

またプラークや歯石は歯周病菌の温床であるため、蓄積する前にスケーリングで除去することが望ましいです。

 

〇スケーリングのメリット

 

スケーリングのメリットは、やはり物理的に歯石を取り除くことができるという点です。

歯石を除去すれば、口臭が改善されますし、その後のセルフケアも行いやすくなります。

もちろんスケーリングを行うことで、歯周病予防にもつながります。

歯周病菌は、プラークや歯石が口内に存在する限り、歯に定着します。

言い換えると、プラークや歯石がなければ口内にとどまることができません。

そのため、スケーリングによって極力口内から排除することが大切です。

またスケーリングによって歯石を取り除くことで、噛み合わせが改善されることもあります。

 

〇スケーリングの注意点

 

スケーリングを実施すれば、確かに歯石は除去されますが、一方で知覚過敏のリスクが高まります。

こちらは、今まで歯石で覆われていた部分が露出するようになるからです。

またスケーリングを実施する際は、ある程度の痛みや出血が予想されます。

歯茎が腫れている場合、出血するのは決して異常なことではありませんが、治療時の痛みについては注意してください。

ちなみに歯石を除去した後は、一時的に歯と歯茎の隙間が増え、見た目が悪くなります。

しかし、時間が経つと歯茎が引き締まり、少しずつ改善されます。

 

〇この記事のおさらい

 

今回の記事のポイントは以下になります。

・スケーリングは歯面に沈着したプラークや歯石、その他の沈着物を機械的に除去する治療

・スケーリングには歯周病予防、口臭の改善などの効果がある

・スケーリングを行った後は、知覚過敏の症状が出る可能性がある

・治療中はある程度の痛みと出血が予想される

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

【新潟市中央区新潟駅の歯医者】歯周病と噛み合わせの関係とは?

歯周病を発症する主な原因は、プラークや歯石に含まれる歯周病菌に感染することです。

また歯周病を進行させる原因には、他にも数々のリスクファクター(危険因子)が関わっていて、そのうちの一つが噛み合わせの問題です。

今回は、歯周病と噛み合わせの関係について解説します。

 

〇一部の歯に力が集中すると歯周病が悪化する

 

噛み合わせが良くない方は、上下の歯がしっかりと噛み合っていないため、力がかかる歯とかからない歯が出てきます。

そのため、力が集中している歯はどうしても負担が大きくなり、歯周病を悪化させる原因になります。

また歯は垂直方向の力には強いですが、水平方向の力には弱いです。

噛み合わせが悪い場合、奥歯に水平方向、つまり横揺れの力が加わる機会が多くなり、その歯周辺の骨のみがなくなることがあります。

こちらも、歯周病を悪化させる原因の一つです。

 

〇噛み合わせが悪いとブラッシングにも影響が出る

 

噛み合わせが悪い方はブラッシングがしにくく、こちらも歯周病の発症や悪化につながります。

歯並びがキレイな方は、しっかりと歯全体に歯ブラシの毛先が届くため、磨き残しや歯石が形成される可能性が低いです。

しかし噛み合わせが悪く、特に隣り合う歯が重なっているような方は、磨き残しが多くなります。

そのため、歯周病だけでなく虫歯のリスクも高くなります。

ブラッシングはどれだけ頻繁に行うか、長時間行うかではなく、どれだけ多くのプラークを除去できるかが重要です。

 

〇口呼吸が歯周病を悪化させることもある

 

噛み合わせが悪い方は、上下の歯がうまく噛み合わないことから、口が常に開いたままになってしまうケースも多いです。

また口が開いたままだと、慢性的な口呼吸につながり、こちらが歯周病を悪化させることもあります。

なぜなら口呼吸を行うと、唾液の分泌量が減少し、口内で歯周病菌をはじめとする細菌が繁殖しやすくなるからです。

ちなみに、中には口呼吸が噛み合わせの悪化を招くという逆のパターンもあります。

口呼吸の方は必然的に口を開けている時間が長くなるため、口周りの筋肉が衰え、前歯が舌側に引き寄せられる力が弱まります。

これにより、徐々に前歯が前方に突出することがあります。

 

〇この記事のおさらい

 

今回の記事のポイントは以下になります。

・噛み合わせが悪く一部の歯にのみ力がかかると、歯周病が悪化しやすくなる

・噛み合わせが悪いと磨き残しが多くなり、歯周病や虫歯のリスクが高まる

・噛み合わせが悪い方は口がうまく閉じられず口呼吸が多くなり、口内で歯周病菌が繁殖しやすくなる

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!