ワイヤー矯正は、数ある矯正治療の中でももっとも一般的なものです。
歯の表面にワイヤーとブラケットを装着し、歯を理想の位置まで動かします。
ただしこちらは接客業などの職業に就く方にとっては、目立ちやすいため少しデメリットがあります。
今回は、その他の意外なデメリットについて解説します。
特定の音が発音しにくい
ワイヤー矯正の場合、ワイヤーや装置の厚みによって口の中の容積が変わるため、滑舌に影響が出ます。
特にサ行やタ行、ラ行が鬼門です。
そのため「いらっしゃいませ」「〜でございます」「失礼いたしました」といった、接客で一日に何度も使う定番フレーズが驚くほど言いづらくなります。
また自分でははっきり話しているつもりでも、装置に舌が当たったり空気が漏れたりして、顧客に聞き返されることが増えるのがストレスになります。
さらに忙しい時間帯に焦って早口になるとさらに噛みやすくなり、プロとしての言葉遣いに自信が持てなくなるという精神的なデメリットがあります。
笑顔のバリエーションが減る
「装置を見せたくない」という意識が働くと、無意識に口元を隠したり、唇を固く閉じたりする癖がつきます。
接客において自然な笑顔は最大の武器ですが、ワイヤーがあると唇が装置に引っかかりやすく、口角が左右非対称になったり、引きつったような表情になったりすることがあります。
また、装置の摩擦を避けるために口の動きを最小限に抑えようとすると、顧客からは「冷たい」「元気がない」という印象を持たれてしまうリスクがあります。
本来親しみやすさを売りにしていたスタッフほど、この表情の不自由さによるホスピタリティの低下に悩まされます。
急な味見や差し入れへの対応が困難になる
ワイヤー矯正を行う場合、飲食店のホールや試食販売、あるいはバックヤードでのコミュニケーションにおいて、食事に関するハードルが激変します。
接客業では、顧客に説明するために新メニューや商品の味見を急に求められることがあります。
しかし、ワイヤーがあると詰まりやすい食材を避けることが難しく、その後の接客に支障が出ます。
また顧客や同僚からの差し入れをその場でいただく際も、装置に挟まる恐怖や、食後のブラッシングに時間がかかることを考えると、素直に喜べず躊躇してしまいます。
さらに接客の合間のわずか数分の休憩時間では、丁寧なブラッシングが間に合わないことも多く、歯に何かついたまま接客に戻ってしまうリスクを常に抱えることになります。
この記事のおさらい
今回の記事のポイントは以下になります。
・ワイヤー矯正中はサ行やタ行、ラ行が言いにくく、接客業で使用するフレーズに支障が出やすい
・ワイヤー矯正をしているときは口を隠したり、不自然な表情になったりして、笑顔のバリエーションが減る
・ワイヤー矯正中は急な味見や差し入れへの対応が難しくなる
以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!








