カフェインは、さまざまな飲料に含まれています。
例えばコーヒーや紅茶、緑茶やエナジードリンクなどにはカフェインが含有されていて、いつの間にか摂取しているというケースも珍しくありません。
しかし、カフェインは歯に悪影響を与える成分です。
今回はどのような悪影響を及ぼすのかについて解説します。
ステインと黄ばみ
カフェインそのものよりも、カフェインを含む飲料に含まれるポリフェノールが歯の表面にあるタンパク質の膜と結合することで、茶褐色のステインになります。
コーヒーや紅茶を日常的に摂取すると、この汚れが層のように積み重なり、通常のブラッシングでは落としにくい頑固な黄ばみに変化します。
また歯の表面にある目に見えない微細な傷に色素が入り込むと、さらに着色が深刻化します。
見た目の清潔感が損なわれるだけでなく、表面がザラつくことで汚れや細菌が付着しやすくなるデメリットもあります。
酸蝕症と知覚過敏
多くのカフェイン飲料、特にエナジードリンクや加糖コーヒーは酸性度が高く、歯の表面を保護しているエナメル質を溶かす酸蝕症のリスクを高めます。
エナメル質は酸に弱く、pH5.5以下で溶け始めるとされていますが、頻繁な摂取により脱灰が進むと、歯が薄く脆くなります。
その結果、歯の内部にある象牙質が露出してしまい、冷たいものや熱いものがしみる知覚過敏を引き起こす原因となります。
特に、少しずつ時間をかけて飲み続けるダラダラ飲みは、口内が常に酸性に保たれてしまい、再石灰化の機会を奪うため、歯へのダメージが非常に大きくなります。
虫歯、口臭リスクの増加
カフェインには強い利尿作用があるため、過剰に摂取すると体内の水分が排出され、唾液の分泌量が減少して口の中が乾きやすくなります。
唾液には食べカスを洗い流す自浄作用、酸を中和する緩衝能、そして歯を修復する再石灰化作用という重要な役割があります。
カフェインによって唾液が減ると、これら防御機能が低下し、虫歯菌が増殖しやすい環境が作られてしまいます。
また加糖のコーヒーなどの場合は、糖分が細菌の餌となり、さらに酸が作られやすくなる悪循環に陥ります。
さらに口内の乾燥は細菌の活動を活発にするため、特有の不快な口臭の原因にもなります。
この記事のおさらい
今回の記事のポイントは以下になります。
・カフェインは歯にステインやブラッシングでは落としにくい黄ばみを付着させるリスクがある
・カフェイン含有の飲み物は酸性度が高いことが多く、酸蝕症や知覚過敏につながりやすい
・カフェインは唾液の量を減少させ、虫歯や口臭のリスクを高める
以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!








