夏は虫歯になりやすい季節です。
なぜなら、冷たいジュースを飲む機会が増えたり、暑さで汗をかいて唾液の分泌量が減少したりするからです。
では、夏に虫歯治療を受けることには、一体どのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか?
今回はこちらの点について解説します。
夏に虫歯治療を受けることのメリット
夏の虫歯治療には、夏休みや長期休暇を利用し、集中して治療を受けられるというメリットがあります。
特に根管治療など、何度も通院しなければいけない大掛かりな治療を行う方にとって、夏休みはとても有効な期間です。
また虫歯治療を受けた後は、ある程度患者さんの身体に負担がかかりますが、夏休みはその場合の休息時間としても活用できます。
例えば抜歯を伴う治療などに関しては、治療後に強い痛みが出るだけでなく、頬が腫れるなど顔貌も変化することがあります。
このような状況になっても、夏休みの間には回復する可能性が高いです。
さらに、夏場は虫歯のリスクが高まりやすいという話をしましたが、人によっては虫歯になりにくい季節でもあります。
夏は暑さで食欲が落ち、その場合は甘いものを食べる機会が減少します。
甘いものの摂取量が減少すれば、虫歯の原因となる糖分の摂取も減り、虫歯の再発を抑えられる可能性があります。
夏に虫歯治療を受けることのデメリット
夏に虫歯治療を受ける場合のデメリットとしては、予定に影響が出やすいことが挙げられます。
夏はレジャーやイベントが多く、歯科クリニックへの通院が億劫になることがあります。
また治療後の食事制限や口内の安静が求められる場合、レジャーやイベントへの参加を制限されることも考えられます。
さらに、夏は暑さで体調を崩しやすく、歯科クリニックへの通院が負担になることがあります。
特に小さな子どもの場合、親御さんの負担も大きくなることがあります。
ちなみに、夏休みは多くの方が時間を確保しやすいため、このタイミングで虫歯治療を受けようと考える方は多いです。
そのため、なかなか歯科クリニックの予約が取れず、希望の曜日に治療を受けられないことも考えられます。
この記事のおさらい
今回の記事のポイントは以下になります。
・夏休みや長期休暇を利用すれば、複数回通わなければいけない治療でも効率的に終わらせることができる
・夏休みは、虫歯治療後の休息時間としても活用できる
・虫歯治療後の食事制限や口内の安静は、夏ならではのレジャーやイベントの制限につながる
・夏は暑さで体調を崩しやすく、歯科クリニックへの通院が負担になることがある
以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!