ホワイトニングは、一度施術を受けるだけではなく、何度か行うことで白い歯をキープできるという仕組みになっています。
しかしホワイトニングの効果がまだ十分残っているにもかかわらず、すぐ不安になって施術を受けるとデメリットが生まれます。
今回は、ホワイトニングをやりすぎるとどうなるのかについて解説します。
知覚過敏のリスクが高まる
まだ色戻りが起こっていないにもかかわらず、ホワイトニングの施術を受けてしまうと、知覚過敏のリスクが高まります。
こちらはホワイトニング剤によって歯の表面がダメージを受けてしまい、象牙質が露出することが原因です。
象牙質は、その外側にあるエナメル質よりも敏感な部分です。
そのため、熱いものや冷たいものなどがしみると痛みが生じます。
また知覚過敏は、食事はもちろんブラッシングにも影響を与えるため、極力避けるべき症状です。
歯の表面が荒れる
まだホワイトニングの効果が十分にもかかわらず、すぐにホワイトニングを受けてしまうと、歯の表面が荒れてしまいます。
歯の表面にはペリクルという薄い膜がありますが、ホワイトニングをやりすぎるとこちらが剥がれ、荒れている状態が続きます。
また歯の表面が荒れていると、色素が沈着しやすくなり、かえって歯が黄ばむリスクは高まります。
さらに、歯の表面が荒れているということは、以前よりも表面がデコボコになっているということでもあります。
そのため、細かい溝に汚れが入りやすくなり、プラークが蓄積します。
こちらは、虫歯や歯周病のリスクを高める原因になります。
費用がかかる
ホワイトニングをやりすぎてしまった場合、単純に費用も高額になります。
ホワイトニングの費用は、歯科クリニックによって異なりますが、オフィスホワイトニングであれば相場は1回30,000~70,000円です。
自宅で行うホームホワイトニングの場合、もう少し金額は下がりますが、それでも25,000~50,000円程度かかります。
こちらは当然、各ホワイトニングを受け直すたびにかかる費用であるため、まだ色戻りが見られない場合は非常にコストパフォーマンスが悪くなります。
この記事のおさらい
今回の記事のポイントは以下になります。
・ホワイトニングの効果が残っているにもかかわらずすぐに再施術を受けると、知覚過敏のリスクが高まる
・ホワイトニングをやりすぎることにより、歯の表面が荒れて色素沈着や虫歯、歯周病のリスクが高まる
・過度なホワイトニングは、コストパフォーマンスの低下にもつながる
以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!