ホワイトニングで歯を白くしたい方の中には、「なるべく手軽に済ませたい」と考える方もいます。
またこのような方が手を出してしまいがちなのが、ネットなどで販売されている海外製のホワイトニング製品です。
今回は、海外製のホワイトニング製品が危険な理由を中心に解説します。
高濃度の過酸化水素による健康被害
海外製のホワイトニング製品には、高濃度の過酸化水素を摂取することによる健康被害のリスクがあります。
海外製の商品には、日本で規制されている濃度を超える高濃度の過酸化水素が配合されていることがあります。
これにより、歯がしみるような強い知覚過敏や、歯茎・口内粘膜の炎症、ただれなどを引き起こす危険性があります。
また重篤なケースでは、高濃度の薬剤によって歯の神経が死んでしまったり、口腔壊死につながったりするおそれも指摘されています。
粗悪品、偽造品のリスク
個人輸入などで海外製のホワイトニング製品を購入する場合、粗悪品や偽造品などを手に入れてしまう可能性もあります。
ここでいう粗悪品とは、成分の表示が不正確であったり、危険な成分が含まれていたりする製品を指しています。
このようなホワイトニング製品は、安全性が保証されていません。
また海外のECサイトでは、偽造品が流通していることもあります。
これらの製品は、日本の正規ルートで販売される製品のような品質管理を受けていません。
さらに個人輸入した製品でのトラブルは、日本の消費者保護簿の対象外になります。
何かトラブルが発生したとしても、国内でのサポートを受けることはできません。
安全にホワイトニングを行うには?
安全にホワイトニングを行うには、やはり歯科クリニックで施術を受けることをおすすめします。
確かに歯科クリニックでの施術には通院が必要であり、面倒に感じる方もいるかもしれません。
しかし、ホームホワイトニングであれば施術は自宅でできるため、通院の手間はかなり軽減できます。
また市販の製品を購入する場合でも、日本国内で販売されている、安全性が確認された成分と濃度で製造された歯磨き粉などを選ぶことが大切です。
この記事のおさらい
今回の記事のポイントは以下になります。
・海外製のホワイトニング製品には、高濃度の過酸化水素を摂取することによる健康被害のリスクがある
・個人輸入などで海外製のホワイトニング製品を購入する場合、粗悪品や偽造品など購入してしまう可能性がある
・もっとも安全なのは歯科クリニックでのホワイトニング
以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!