バリアフリーは、高齢の方や障害を持つ方など、さまざまな方が社会生活において障壁(バリア)を感じることなく生活できる取り組みです。
歯科クリニックの中には、患者さんのことを考慮し、バリアフリー設計が採用されているところもあります。
今回は、バリアフリーの歯科クリニックにおけるメリットについて解説します。
〇スムーズに移動できる
バリアフリーの歯科クリニックであれば、身体が不自由な患者さんでもスムーズに移動できます。
車椅子や松葉杖の方にとって屋内を移動するのは大変ですし、段差の上り下りなど小さな動作一つをとっても、思うように体が動かない方にとっては危険です。
しかし段差が少なく、スムーズな動線で間取りを組んだ歯科クリニックであれば、家族などの補助がなくても自由に移動できますし、ストレスも軽減されます。
〇転倒防止につながる
バリアフリーの歯科クリニックは、患者さんの転倒も防止しやすくなります。
高齢になればなるほど筋力が衰えるため、転倒事故は発生しやすくなります。
そのため、通常であれば気にならない程度の段差や揺れた床であっても、細心の注意をはらって移動しなければいけません。
一方玄関や待合室、診察室やトイレなどがバリアフリー化されている歯科クリニックであれば、転倒を未然に防ぐことができます。
こちらは患者さんだけでなく、歯科クリニックにとってのメリットでもあります。
〇治療を継続しやすい
虫歯治療を継続しやすくなるというのも、バリアフリーの歯科クリニックにおけるメリットです。
なぜなら、院内での身体への負担が小さく、通院が億劫になりにくいからです。
身体が不自由な方は、歯科クリニックに通院するだけでも一苦労です。
そのため、近所の歯科クリニックを選ぶなど、なるべく身体に負担がかからないような工夫を行います。
その工夫の一環としてバリアフリーの歯科クリニックを選ぶことで、虫歯などの治療を継続して行いやすくなります。
虫歯治療を中断してしまうと、また一から治療し直さなければいけない可能性があるため、最後までやり遂げることが大切です。
〇この記事のおさらい
今回の記事のポイントは以下になります。
・バリアフリーの歯科クリニックであれば、身体が不自由な患者さんでもスムーズに移動できる
・バリアフリーの歯科クリニックは段差が少ないため、患者さんの転倒も防止しやすくなる
・院内での身体への負担が小さく、通院が億劫になりにくいのもバリアフリーの歯科クリニックのメリット
以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!