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【新潟市中央区新潟駅の歯医者・小児歯科】子どもの歯茎から出血する原因

子どものデンタルケアを行い、清潔な口内環境を維持することは、親御さんにおける重要な役割の一つです。
また毎日ケアを行っているにもかかわらず、稀に子どもの歯茎から出血が見られることがあります。
今回子どもの歯茎から血が出る主な原因と、出血が見られる場合の対策について解説します。

子どもの歯茎から出血する主な原因

子どもの歯から血が出ている場合、歯肉炎や萌出性歯肉炎、生え変わりなどが原因になっていることが考えられます。

歯肉炎は簡単にいうと軽度の歯周病であり、プラークが溜まることで歯茎が炎症を起こし、出血しやすくなるというものです。

また萌出性歯肉炎は、子どもの奥歯が生えるとき、歯と歯茎の間に汚れが溜まりやすくなり、炎症や出血のリスクを高めます。

さらに乳歯から永久歯に生え変わる際も、歯茎が刺激されて一時的に出血が見られることがあります。

ブラッシングの問題が出血につながることも

親御さんは子どもの歯をブラッシングしますが、こちらの内容に問題があり、歯茎から出血しやすくなることも考えられます。

例えばブラッシングの力が強すぎる場合、歯茎を傷つけてしまい、出血のリスクは高まります。
特に嫌がる子どもを無理やり押さえつけるように磨く場合、力が強くなりがちですし、子どもがブラッシングを嫌いになる原因をつくってしまいます。

また歯ブラシの選び方に問題があることも、歯茎からの出血を引き起こします。

子ども用の歯ブラシは、子どもの口の大きさに合ったもので、なおかつ毛先がやわらかいものでなければいけません。
しかし、子どもに合っていない硬めのもので磨いてしまうと、出血が起こりやすくなります。

子どもの歯茎から出血が見られる場合の対処法

歯茎から出血している場合、親御さんはまず子どもにぶくぶくうがいをさせ、汚れを洗い流すようにしましょう。

もし出血に伴う歯茎の腫れがひどいのであれば、氷でタオルを包み、頬に当てて冷やすことをおすすめします。
口の中に氷を入れるなど、患部に直接触れる方法は刺激が強いためNGです。

また出血量が多い場合は、清潔なガーゼやティッシュで出血部分を軽く押さえて止血し、早めに歯科クリニックを受診します。

この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・子どもの歯から血が出ている場合、歯肉炎や萌出性歯肉炎、生え変わりなどが原因になっていることが考えられる
・強いブラッシングや硬い歯ブラシの使用も、歯茎からの出血につながる
・出血が見られる場合はうがいや冷却、止血などを行う

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょ