歯周病を予防するために、ブラッシングを徹底している方は多いかと思います。
プラークや歯石から歯周病は発症するため、予防するためにはブラッシングが欠かせません。
またその他にも歯周病の予防法は存在し、中でも注目なのがひまし油を使用した方法です。
今回は、歯周病予防効果が期待できるひまし油について解説します。
ひまし油の概要
ひまし油は、トウゴマという植物の種子から抽出される植物油で、キャスターオイルとも呼ばれています。
淡黄色で粘度が高く、ハチミツのようなとろみのあるのが特徴です。
保湿性が高く、肌や紙の乾燥を防ぐ効果が期待でき、さらには便秘改善効果もあるとされています。
そのためスキンケアやヘアケア、マッサージオイルや便秘薬など、さまざまな用途で活用されています。
ひまし油の歯周病予防効果
ひまし油には抗菌作用や抗炎症作用があります。
そのため、歯周病の症状を緩和するのに役立ちます。
また毒素の排出をサポートする効果もあるため、歯周病の進行を抑えてくれる可能性があります。
実際、歯科クリニックでは歯周病の治療を補助することを目的に、ひまし油が使用されることもあります。
特に口腔粘膜炎や歯周病の治療、プロフェッショナルクリーニングの後のケアなどによく使用されます。
ひまし油の使い方や注意点
ひまし油はドラッグストアなどで購入できるため、自宅で歯周病予防を行う際に使用することができます。
方法としては、直接塗布する方法が一般的です。
まず清潔な指や綿棒で、ひまし油を歯茎に優しく塗り込みます。
このとき、歯茎をマッサージするような強さで、歯周ポケットにも浸透させることが大切です。
塗布が終わったら数回うがいをし、油分を洗い流して完了です。
その他、布にひまし油を浸し、患部を覆うように湿布する方法もあります。
ひまし油を温めて使用すれば、歯茎の血行促進効果も期待できます。
ただし、ひまし油はあくまでも補助的なケアであり、歯周病の治療は歯科医師の指示に従って行う必要があります。
さらに、アレルギー体質の方は、ひまし油を使用する前にパッチテストを受けることをおすすめします。
この記事のおさらい
今回の記事のポイントは以下になります。
・ひまし油は、トウゴマという植物の種子から抽出される植物油
・ひまし油には抗菌作用や抗炎症作用、毒素の排出を促す作用があるため、歯周病予防に効果的
・ドラッグストアなどでひまし油を購入すれば、自宅で歯周病予防として活用できる
・歯周病が重度の場合は、ひまし油の使用だけでは改善できない
以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!