虫歯を予防するには、とにかくブラッシングを徹底しなければいけないというイメージがあるかと思います。
もちろんブラッシングも虫歯を予防するには欠かせない行動ですが、それだけでリスクが確実に下がるとは言い切れません。
今回は、虫歯予防のために重要な免疫力向上の効果とその方法について解説します。
〇虫歯予防と免疫力向上の関係
免疫力が下がると、口内に存在する虫歯菌が増殖し、虫歯の発症や進行につながります。
毎日ブラッシングをしていても、口内のプラークや虫歯菌をゼロにすることは難しいため、虫歯予防ではなるべく虫歯菌を増やさないことが大切です。
また免疫力が下がっている方は、虫歯による痛みも感じやすいですし、口内の粘膜も弱くなるため、歯茎などの炎症も重症化しやすいです。
こちらは虫歯を発症したときだけでなく、歯周病の発症時にも言えることです。
〇免疫力を向上させるために摂取すべき食材
虫歯予防の一環として免疫力を向上させるためには、根菜がおすすめです。
例えば、ニンジンは免疫力を向上させるビタミンAの宝庫と言われていて、体内の粘膜を正常に働かせる効果があります。
またレンコンやジャガイモ、ブロッコリーなどに多く含まれるビタミンCは、白血球の働きを強化して免疫力を高めます。
さらに、ブロッコリーに多く含まれるビタミンEは、ビタミンCと一緒に摂ることで抗酸化作用が高まります。
ちなみにゴボウやレンコン、ブロッコリーの食物繊維には、感染症などに対する抵抗力をつける成分が含まれています。
〇免疫力を向上させるには運動や睡眠も大切
食事だけでなく、適度な運動や質の良い睡眠を心掛けることも、虫歯予防のための免疫力向上につながります。
ここで言う適度な運動とは、日常生活で毎日1時間以上身体を動かすことや、週2回以上1回30分以上息が少しはずむくらいの運動をすることを指しています。
また十分な運動は、免疫力向上だけでなく心地良い睡眠にもつながります。
ちなみに睡眠効率が高い方ほど、風邪の発症率は低下するといわれていて、こちらは暗に虫歯の発症率にも影響することを表していると言えます。
〇この記事のおさらい
今回の記事のポイントは以下になります。
・免疫力が下がると、口内に存在する虫歯菌が増殖し、虫歯の発症や進行につながる
・免疫力が下がっている方は、虫歯による痛みも感じやすく、口内の粘膜も弱くなる
・虫歯予防の一環として免疫力を向上させるためには根菜がおすすめ
・適度な運動や質の良い睡眠を心掛けることも、虫歯予防のための免疫力向上につながる
以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!