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【新潟市中央区新潟駅の歯医者】歯周病の原因や種類について

歯周病という病名ついて、一切聞いたことがないという方はほぼいないでしょう。

しかし、歯周病に関する詳しいことがあまり知られていないというのも事実です。

歯周病は誰もが感染する可能性のあるおそろしい病気であるため、原因や種類などについては最低限知っておきましょう。

今回はこちらの内容について解説します。

 

〇歯周病の原因

 

歯周病の原因は、プラーク・歯石が歯や歯茎に付着することです。

プラークが溜まると石化して歯石になり、そこから歯周病菌が増殖して、歯を支えている骨が徐々になくなっていきます。

他にも歯並びの悪さ、噛み合わせの負担などにより、局所的に負担がかかることも影響しています。

また一度発症した歯周病は、自然に治ることがありません。

放置していると、糖尿病などの病気を併発し、さらに症状が悪化することが考えられます。

 

〇歯周病の種類

 

歯周病は進行具合によって、歯肉炎、歯周炎と名称が変わります。

これらの症状を総称して歯周病と呼んでいます。

歯肉炎は、プラークが蓄積した状態を放置することで発症し、歯茎の軽い炎症や2~3mm程度の歯周ポケットが見られるのが特徴です。

さらに進行すると歯周炎となり、軽度の場合は歯茎の炎症程度で収まりますが、中度にまで進行すると炎症がさらに広がり、歯槽骨の破壊が進んで歯が動揺します。

それでも治療せずにいると、歯槽骨が半分以上破壊され、歯は今にも抜け落ちそうなくらいグラグラになります。

ここまで進行すると重度という扱いになり、基本的な歯周病治療で対処するのは難しいため、抜歯で対応しなければいけません。

 

〇歯周病を予防するには?

 

歯周病を予防するには、自宅で行うセルフケアを徹底しなければいけません。

具体的には、食後のブラッシングの際、しっかりプラークを除去することを意識する必要があります。

ブラッシングの際は、力を入れすぎず歯ブラシの毛先を歯面に直角に当て、全体を磨くようにします。

このとき表面だけでなく、歯と歯茎の間をケアすることも大切です。

またセルフケアでは、歯ブラシ以外のデンタルケアグッズも使用しましょう。

例えば歯間ブラシやデンタルフロスを併用すれば、歯ブラシだけでは除去しにくいプラークもしっかりと落とすことができます。

 

〇この記事のおさらい

 

今回の記事のポイントは以下になります。

・歯周病の原因は、プラーク・歯石が歯や歯茎に付着すること

・歯周病は症状の進行具合により、歯肉炎と歯周炎に分けられる

・重度の歯周炎は基本歯周治療で改善させるのが難しい

・歯周病を予防するには、自宅でのセルフケアを徹底する必要がある

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

【新潟市中央区新潟駅の歯医者】歯周病の主な感染経路について

歯周病は、歯周病菌というウイルスに感染することによって起こる病気です。

またこちらのウイルスは、人から人にうつるというケースも多いです。

そのため、ブラッシングなどのセルフケアだけでは、歯周病を防ぎきれません。

今回は、歯周病の主な感染経路について解説します。

 

〇子どもへの食べ与えや食器の共有

 

歯周病の垂直感染における主な原因は、子どもへの食べ与えや食器の共有です。

垂直感染とは、親から子どもへの感染のことを指しています。

赤ちゃんに食事を食べ与えるとき、親御さんは一度自身で咀嚼をし、やわらかい状態にして食べさせることがあります。

しかし親御さんが歯周病を発症している場合、歯周病菌が含まれた唾液が子どもの口内に入り、感染してしまう可能性があります。

また家族ではコップやお皿、赤ちゃんと親御さんではお箸やスプーンも共有することが多いかと思います。

こちらも歯周病の感染経路となるため、なるべく控えるようにしましょう。

 

〇キス

 

歯周病の垂直感染における原因としては、親御さんから子どもへのキスも挙げられます。

スキンシップの一つとして子どもにキスをする親御さんもいるかと思いますが、こちらも食べ与えや食器の共有と同様、少なからず歯周病菌がうつる原因になります。

もちろん、キスによる歯周病感染のリスクは、夫婦やカップルなどのパートナー同士にも存在します。

そのため、歯周病予防の観点から見ると決して良い行為ではありません。

このような夫婦間、カップル間などのウイルス感染は水平感染と呼ばれます。

ちなみに妊娠中の女性はホルモンバランスの変化により、歯周病感染のリスクが高まるため、この時期のキスは控えることをおすすめします。

 

〇歯ブラシの接触

 

家族やカップル同士の歯ブラシの接触することも、歯周病の感染経路の一つです。

歯ブラシについては、食器のように共有するケースはほとんどありませんが、同じ場所に保管している場合は毛先が接触する可能性があります。

またこのとき、いずれかの歯ブラシに歯周病菌が付着していると、接触した別の歯ブラシに歯周病菌がうつることが考えられます。

そのため、保管時はなるべく離れた場所に置いたり、毛先にカバーをつけたりすることが望ましいです。

 

〇この記事のおさらい

 

今回の記事のポイントは以下になります。

・親御さんが一度咀嚼したものを子どもに食べさせると、歯周病感染のリスクが高まる

・お箸やお皿、コップなどの共有も歯周病の感染経路の一つ

・親子間、カップル間のキスでも歯周病感染が起こる可能性がある

・歯ブラシの毛先が接触すると歯周病菌が移動することがある

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!