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【新潟市中央区新潟駅の歯医者で歯周病治療】歯周ポケットの深さと歯周病の進行度について

口内には、歯周ポケットというものが存在します。
歯周ポケットは、歯と歯茎の境目にある溝であり、こちらが大きくなればなるほど歯周病が進行していることを表しています。
名前ぐらいは聞いたことがある方もいるかもしれません。
今回は、歯周ポケットの深さと歯周病の進行度について解説します。

歯周ポケットの深さが1~3mmの場合

歯周ポケットが1~2mmに収まっている方は、全く問題のない健康な歯茎ということになります。
つまり、一切歯周病の症状は出ていないということです。
このような方は、歯茎がキレイなピンク色をしています。

一方、歯周ポケットの深さが3mm程度ある方は、歯周病の進行具合でいうと要注意の部類に入ります。

ただし3mm程度であれば、まだブラッシングなどのセルフケアにより、数値が変化する可能性があります。
そのため、決して危険というわけではありません。

歯周ポケットの深さが4~5mmの場合

歯周ポケットの深さが4~5mm程度にまで広がると、軽度もしくは中程度の歯周病と判断されます。

歯周ポケットが健康な状態の2倍程度にまで広がるということは、歯茎の炎症が進行し、骨が溶け始めている可能性があります。
そのため、なるべく早く歯科クリニックを訪れ、スケーリングやルートプレーニングなどの基本歯周治療を受けることが推奨されます。

もちろんブラッシングの仕方についても、これまで通りでなくより歯周病の改善を意識したものにしなければいけません。

歯周ポケットの深さが6~8mmの場合

歯周ポケットの深さが6~7mmにまで広がっている場合、限りなく重度に近い歯周病もしくは重度の歯周病という扱いになります。

歯周病がかなり進行していることから、歯茎の腫れや出血はひどくなり、食事やブラッシングなどのわずかな刺激でも出血します。
また歯茎に膿が形成され、そこからニオイが出ることもあります。

ちなみに歯周ポケットの深さが8mm以上の場合、重度もしくは末期の歯周病と診断されます。
このようなケースでは、歯を支える歯槽骨が大きく破壊され、歯が動揺することがあり、最悪の場合歯が自然に抜け落ちます。

この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・歯周ポケットが1~2mmに収まっている場合、全く問題のない健康な歯茎と判断できる
・3mm程度の方は、歯周病を発症する直前の状態である可能性が高い
・歯周ポケットの深さが4~5mmの方は、歯周病を発症しているため、早急な治療が必要
・歯周ポケットの深さが6~7mmの場合は重度、8mm以上の場合は末期の歯周病

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!