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【新潟市中央区新潟駅の歯医者・矯正歯科】開咬で前歯を使用できないことのデメリット

良くない歯並びを表す不正咬合の一つに、開咬というものがあります。
開咬は、奥歯で噛み合っていても上下の前歯に隙間ができ、前歯が噛み合わない状態です。
このような状態になると、前歯が思うように使えず、日常生活に支障をきたします。
今回は、開咬で前歯が使用できないことのデメリットを解説します。

食事への影響

開咬で前歯がうまく使えない場合、食事への影響は大きくなります。

まず前歯で食べ物を噛み切ることができないため、ものを細かく砕くのに時間がかかり、食事の時間が長くなってしまいます。
また食べ物が大きいままの状態に胃に送られることで、消化不良を引き起こすリスクも高まります。

さらに、前歯を使えないということは、奥歯にかかる負担が大きくなるということでもあります。
そのため、奥歯が削れたり、虫歯ができたりするリスクも高くなりやすいです。

発音への影響

開咬で前歯がうまく使えないと、発音にも悪影響を及ぼします。

発音をするにあたって、前歯は重要な役割を果たします。
そのため、しっかり噛み合っていない場合、隙間から空気が抜けてうまく発音できないことがあります。

例えばサ行など、前歯を舌で支えて発音する言葉が不明瞭になり、話しづらさを感じることがあります。

また発音がしにくいということは、周りの方にうまく言葉を伝えられないということでもあります。
このことから、何度も聞き返されてしまったり、違った意味に捉えられて誤解を招いてしまったりすることも考えられます。

このような状況が続くと、次第に周囲とのコミュニケーションを避けてしまうことにもつながります。

見た目の問題

開咬で前歯が使えない場合、顔の歪みにつながることも考えられます。

具体的には、前歯の使用頻度が減り噛み合わせのバランスが崩れることで、顔の左右の筋肉の歪み、下顎がずれるなどの顔貌の変化につながることがあります。

またこのような顔の歪みは、当然コンプレックスを生み出します。
歯並びの悪さが気になることで、人前で笑ったり話したりすることがつらく感じ、自信を持てなくなることがあります。

この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・開咬は、奥歯で噛み合っていても上下の前歯に隙間ができ、前歯が噛み合わない状態
・開咬で前歯が使えない場合、食事時間が長くなったり、消化不良を起こしやすくなったりする
・開咬は発音にも悪影響を及ぼし、特にサ行など前歯で舌を支えて発音する音が出しにくくなる
・開咬は顔の歪みやコンプレックスにもつながる

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!