虫歯と言えば、冷たいものや熱いもの、甘いものなどを食べたときに痛みが出るというイメージがあるかと思います。
しかし、実際は食事を摂ったときだけでなく、何もしていないときに強い痛みに襲われることも考えられます。
今回は、このように常に歯が痛む場合に試していただきたい対処法について解説します。
詰まった食べカスを優しく取り除く
痛む歯の周辺や、歯と歯の隙間に食べカスが詰まっていると、それが歯や歯茎を圧迫して持続的な痛みを引き起こすことがあります。 この場合は、デンタルフロスや歯間ブラシを使って、患部を刺激しないよう細心の注意を払いながら優しく異物を取り除いてください。
爪楊枝などの尖った固いものを使うと、誤って歯茎を傷つけて傷口から細菌が侵入し、炎症をさらに悪化させる危険性があります。
また、痛いからといって歯ブラシでゴシゴシと強く擦るのも逆効果です。
食べカスが原因の圧迫痛であれば、異物が取れることで劇的に痛みが軽くなるケースもあります。
ただし食べカスを取り除いた後も痛みが続くようであれば、内部で虫歯が進行して神経に達している可能性が高いため、自己判断で放置せず歯科クリニックを受診してください。
入浴を避ける
激しい歯痛があるときは、入浴を避けて軽いシャワー程度にとどめることが鉄則です。
湯船に浸かって体を温めると、全身の血液循環が良くなります。
血流が促進されると、歯の内部にある歯髄という組織の血管が急激に拡張し、周囲の神経を強く圧迫するため、ズキズキとした拍動性の激痛が著しく悪化してしまいます。
同様の理由から、激しい運動やサウナ、岩盤浴なども血流を増加させるため絶対に厳禁です。
体が温まることで一時的に痛みが引くように錯覚することもありますが、その後に猛烈な痛みに襲われるケースがほとんどです。
お風呂に入りたい場合は、ぬるめのシャワーで素早く済ませ、体を必要以上に温めないよう心掛けてください。
入浴後は水分を十分に補給し、涼しい部屋で心身ともにリラックスして過ごすことが大切です。
アルコールの摂取を完全に断つ
歯が痛むときのアルコール摂取は、絶対に避けてください。
お酒を飲むと、アルコールの作用によって一時的に中枢神経が麻痺し、痛みが紛れるように感じることがあります。
しかし、アルコールには強い血管拡張作用があるため、時間が経つにつれて血流が急激に増加します。
その結果、歯の内部の圧力が上昇して神経が激しく圧迫され、かえって耐え難いほどの激痛を招くことになります。
さらに、市販の痛み止めを服用している場合、アルコールと薬を併用することは極めて危険です。
肝臓への負担が著しく増大するだけでなく、胃粘膜が荒れて潰瘍を起こしたり、薬の効果が異常に強く出たりする副作用のおそれがあります。
お酒で痛みを誤魔化そうとする行為は事態を悪化させるだけですので、絶対にやめましょう。
この記事のおさらい
今回の記事のポイントは以下になります。
・歯が常に痛む場合は、デンタルフロスや歯間ブラシを使って食べカスを優しく取り除く
・激しい歯痛があるときは、入浴を避けて軽いシャワー程度にとどめることが鉄則
・アルコールには強い血管拡張作用があるため、時間が経つにつれて血流が急激に増加し、激痛につながる
以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!








