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【新潟市中央区新潟駅の歯医者・小児歯科】子どもが自宅で歯をぶつけないようにするための対処法

ある程度成長した子どもは、室内外問わず活発に動き回り、時に親御さんが予測できないような行動を取ります。
また子どもは頭が重く、大人と比べてバランス感覚が劣っているため、すぐに転んでしまいます。
今回は、子どもが転んで歯をぶつけてしまわないよう、自宅でできる対処法を中心に解説します。

子どもが自宅で歯をぶつけないための対処法

子どもが自宅で歯をぶつけないようにするには、まず危険な角に対策を講じることが大切です。
例えばテーブルや棚など、家具の角にコーナーガードなどの緩衝材を取り付け、ぶつかった際の衝撃を和らげましょう。

またフローリングなど滑りやすい場所については、滑り止めマットを敷いたり、子どもに滑り止め付きの靴下を履かせたりして転倒リスクを減少させます。

さらにタンスなどの大型家具は、転倒防止ベルトやネジなどで壁に固定し、倒れてくる事故を予防します。

引き出しに関しても、子どもが開けて転倒の原因にならないよう、ロックや安全ガードを設置するのが望ましいです。

室内に関しては、できるだけ段差をなくし、つまずきやすい場所には注意を促すサインを出すなどの対策を行います。

日頃の習慣と指導も大切

子どもが自宅で歯をぶつけないためには、日頃の習慣と親御さんによる指導も大切です。

子どもが走り回ったり飛び跳ねたりする場合は、家の中の危険な場所を意識させ、マナーやルールを教えることが求められます。
ここでいう危険な場所とは、階段付近や家具の周りなどを指しています。

またブラッシング中の転倒による歯の破折や口内のケガを防ぐため、1~3歳頃の歯ブラシ使用時には、親御さんがすぐ側で見守りましょう。
このとき、安全対策が施されたやわらかい素材の歯ブラシを使用させることも検討します。

ちなみにブラッシング中の転倒は、歯や口内を傷つけるだけでなく、喉に歯ブラシが刺さってしまうリスクもあります。

喉の奥には、脳の主要な血管など重要な組織が近接しています。
歯ブラシが刺さると、もし抜けた後であっても深頸部感染症や血管損傷、気道閉塞など命に関わる合併症を引き起こす可能性があります。

この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・子どもが自宅で歯をぶつけないようにするには、危険な角に対策を講じることが大切
・滑りやすい場所については、滑り止めマットを敷くなどの対策が必要
・子どもが走り回ったり飛び跳ねたりする場合は、マナーやルールを教えることも求められる
・ブラッシング中の転倒は歯の破折や口内のケガだけでなく、喉に歯ブラシが刺さるリスクもある

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!