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【新潟市中央区新潟駅の歯医者・予防歯科】虫歯の平均本数を年齢別に見てみよう

虫歯は年齢に関係なく、誰しもが発症する疾患です。
そのため、老若男女問わず、日々虫歯予防を徹底する必要があります。
しかし、虫歯の平均本数は年齢によって異なります。
今回は、どの世代の虫歯が多く、逆にどの世代が少ないのかを中心に解説したいと思います。

年齢別・平均虫歯本数

厚生労働省が行っている歯科疾患実態調査を中心に算出したデータによると、年齢別の虫歯の平均本数は以下のようになっています。

・12歳児:0.3本
・15~24歳:2~3本
・25~34歳:5~6本
・35~44歳:9.7本
・45~64歳:13.4~15.8本
・65~74歳:18.4本
・75歳以上:22.1本

12歳児、つまり子どもの虫歯の平均本数は過去最低を更新していて、若年層の虫歯は減少傾向にあります。

ちなみに上記の平均本数には現在治療が必要な歯だけでなく、すでに治療済みの歯、つまり詰め物や被せ物がある歯や虫歯が原因で失われた歯も含まれています。

年齢で見る虫歯の傾向について

前述の通り、近年の予防歯科の普及により、特に子どもの虫歯の本数は大幅に減少しています。
子どもの頃から予防歯科を行わなければいけないという考えは、多くの親御さんの間で浸透しています。

また年齢を重ねるにつれて、それまでの食生活やオーラルケアの習慣が影響し、虫歯の累積本数は増加していきます。

ちなみに、厚生労働省や日本歯科医師会は、“80歳までに20本以上自身の歯を残そう”という8020運動を推進していて、達成率は年々向上しています。

世代を問わず必要なセルフケアとプロフェッショナルケア

世代を問わず虫歯を予防するにあたって大事なことは、やはりセルフケアとプロフェッショナルケアです。

セルフケアには、フッ素入り歯磨き粉や歯間ブラシ、デンタルフロスなどを使用した適切なブラッシング、食生活の改善などが挙げられます。

またプロフェッショナルには、歯科クリニックでの定期検診や歯科衛生士によるクリーニングであるPMTCなどが該当します。

子どもの場合は、フッ素塗布やシーラントといった予防歯科の取り組みも重視されます。
ちなみにフッ素塗布については、大人でも同じように施術を受けることが可能です。

まとめ

虫歯は誰もが発症する疾患ですが、年齢を重ねるにつれて発症率や治療の機会が多くなることは事実です。
また虫歯で歯を失ったとしても、入れ歯やインプラントでカバーすれば良いと考えている方もいるかもしれませんが、その考えは正しくありません。
確かに人工物で失った歯をカバーすることはできますが、審美性や機能性が天然歯に勝る人工物はありません。
そのため、いかに天然歯を多く残すかが大事になってきます。