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【新潟市中央区新潟駅の歯医者・予防歯科】ゴボウの虫歯予防効果について

ゴボウはキク科ゴボウ属に属する多年草で、日本では根菜として栽培され、長く肥大した根の部分を食用とします。
こちらは腸内環境を整えたり、動脈硬化を予防したりする効果がありますが、実は虫歯予防効果も期待できる食材です。
今回は、ゴボウが持つ虫歯予防効果を中心に解説します。

ゴボウの虫歯予防効果

ゴボウは食物繊維が豊富であり、なおかつよく噛んで食べる必要があります。
そのため、唾液の分泌量が増加し、口内を酸性から中性に戻してくれます。
こちらは虫歯菌の活動を抑制することにつながります。

また唾液の分泌量は、口内の食べカスや細菌を洗い流すことにもつながります。
口内が清潔に保たれていれば、簡単には虫歯を発症しません。

さらにゴボウに含まれる食物繊維は、歯の表面を物理的にこすり、プラークを除去してくれます。
プラークの中には、虫歯菌が大量に潜んでいるため、除去できるのは大きなメリットです。

ポリフェノールの効果も期待できる

ゴボウにはポリフェノールが多く含まれていて、こちらも虫歯予防に効く成分の一つです。

特に、ポリフェノールの一種であるクロロゲン酸は、抗酸化作用が強く虫歯菌の増殖を抑えてくれます。
またクロロゲンの抗酸化作用は、虫歯菌だけでなく歯周病菌に対しても効果を発揮します。

ただし、ポリフェノールはゴボウのアク成分です。
そのため、水で煮込むと流れ出てしまう可能性があります。

ゴボウのアク抜きをする場合は、電子レンジで加熱してポリフェノールが逃げないようにするか、短時間で済ませることをおすすめします。

ゴボウを摂取する際の注意点

ゴボウに含まれる食物繊維は、確かに虫歯予防効果がありますが、摂取のし過ぎは禁物です。
食べすぎると消化不良や下痢、腹痛の原因になることがあります。

またゴボウを選ぶ際は、なるべくひげ根が少ないものにしましょう。
ひげ根が多い場合、調理の手間がかかるだけでなく、食感が悪くなることがあります。

ちなみにゴボウを切ったとき、ピンク色に変色することがありますが、これはポリフェノールが酸化したものです。
そのため、食べても問題はありません。

この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・ゴボウは食物繊維が豊富であり、虫歯菌の活動を抑えたり口内を清潔にしたりする効果がある
・ゴボウに含まれるポリフェノールの一種であるクロロゲン酸は、抗酸化作用が強く虫歯菌の増殖を抑えてくれる
・ゴボウを摂取する際は、食べすぎやアク抜きでポリフェノールが流れ出ることに注意

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!